「高見沢俊彦の美味しい音楽 美しいメシ」初公開収録リポート! ゲストは20th Century‼2025/11/21 12:01

11月12日~18日まで東京・日本橋三越本店にて開催されていた「高見沢俊彦の美味しい音楽 美しいメシ」美食祭。初日の11月12日に同じく日本橋三越本店内にある三越劇場にて、ゲストに20th Century(坂本昌行、長野博、井ノ原快彦)を迎え、初の公開番組収録が行われた。
初の試みとあって、客席は収録が始まる前から期待に満ちていた。まずは、番組でナレーションを務めるロジャー(大自然)がステージに登場すると、観客の歓声と大きな拍手が。ロジャーは「お笑いの劇場よりあったかいですね」とあの低音のいい声でニコニコ。その後、われらがMC・高見沢俊彦が登場! この日は黒地に赤の柄のシャープな服装で、観客はより一層大きな歓声と拍手で出迎える。
10月で3年目を迎えた番組だが、この日が初対面という2人。高見沢は「いい声しているね!」とロジャーの声に太鼓判を。対するロジャーは初対面の感想として「目が吸い込まれる」と感激した様子。「掃除機みたいだな(笑)」と高見沢独特の返しで、客席は爆笑に。
番組の収録に入る際に高見沢がいつもやっている“動機”。パンパン、と「拍手を打つような気持ち」でやっているという動機を、この日会場でも実践するが、なんと客席も一緒のタイミングでパンパン‼ と大きな拍手を。これには高見沢も驚き、「ビックリした~~! みんなはやらないでいいんだよ(笑)」と思わず破顔。みんなでやった動機でこの日はOKに。収録前から一体感あふれる会場であった。
そしてゲストの20th Centuryがいよいよ登場。この日、観客にはゲストが明かされておらず、3人が現れると客席からは驚きの声も。収録では最初に高見沢が以前ゲストで訪れた長野博が紹介した料理について振り返り。韓国産のゴマ油はよく使っているそうで、今でも取り寄せしているとのこと。番組の名古屋ロケ中に長野が通りかかった話や、20th Centuryのコンサートを高見沢が見て刺激を受けた話など、4人での話は尽きないが、まず1品目の「トニセンメシ」の紹介となった。

最初は、井ノ原快彦オススメの岐阜・多治見「澤千」の特上うなぎ丼。井ノ原は「今まで美味しいうなぎをいただいてきたと思っていましたが、こちらのうなぎをいただいた時に思わず『うまっ!』という声が出たんです」と紹介。愛知県一色産のうなぎを使用し、身はふっくら、皮はパリパリという関西風に仕上げたうなぎだ。
実食した4人は口々に「うまい!」「香りがいい!」と美味しい感想を。中でも食の探究者の長野は「炭香(すみか)がすごい!」と通なコメントを。その通り、炭火でじっくり焼き上げたといううなぎは4人の口に幸せをもたらしたよう。
続いての「トニセンメシ」は坂本から。東京・三軒茶屋にある鉄板焼きのお店「べしゃり」の、お取り寄せ限定料理「水炊き」を紹介。白湯ではなく透明なスープが美しい一品だ。高見沢は水炊きを実食前に客席に「大丈夫? 飽きてない? こちらだけ食べてすみません」と気遣うコメントを。観客の皆さんはトークの面白さと普段は見られない4人がご飯を食べる様子が見られることに夢中だったので、高見沢の心配はまったくの杞憂だったと思うが、客席は一層ほっこりした空気に。そして水炊き実食。味付けはお店独自の昆布塩、ゆずこしょう、ポン酢の3種で。坂本提案のある味付けで高見沢はさらに絶賛!

最後は、長野が紹介する沖縄「たま青果」のミズレモン。レモンではなく、パッションフルーツの仲間で、半分に割って、内側をスプーンなどですくって食べる。パッションフルーツのような酸味はなく、甘味が強いそうだ。といっても、見た目はパッションフルーツ感が強く、長野以外は初めて食べるというフルーツに、皆興味津々の様子。そして実食すると…「何コレ!」「甘い!」と3人はビックリ、長野はニヤリ。
グループとしての話では、井ノ原が「アイドルとしては最年長になって。ALFEE兄さんの背中についていきたいと思っています」と語ると、高見沢も「ウマが合っていれば大丈夫。これからも3人組同士、頑張っていきましょう」と先輩としてエールを送った。
<高見沢俊彦 AFTER INTERVIEW>
初めての公開でどうなるのかなと思っていたんですが、お客さんのリアクションがあって逆にやりやすいですね! それにしてもみんなグルメだよね。この業界でも長くやってこられている方たちなので、美味しいものはよく知っているんだね。長野くんは別格ですが、坂本くん、井ノ原くんの紹介した料理も本当に美味しかったです。
最後の長野くん紹介のミズレモン、あれは今まで食べたことのない味でした。味の感想がうまく表現できないんだよね。似ているものがないというか…パッションフルーツにも似ていないし、他の似ているものを探すんだけど、ないんだよね。強烈な甘さではなくて、自然な甘さ。ヨーグルトとすごく合いますね。フルーツの一番美味しい感覚の甘さが脳髄を刺激する…ビックリした味だし「さすが長野くん!」と思いました。たまたま見つけたと言っていたけど、その美味しいものを見つける嗅覚があるんだよね。食の探究者としては本当にすごいですよ。

20th Centuryはコンサートを見に行って全体像も分かりましたし、本当にいいグループですね。テレビで見ているそれぞれの活躍もあるんですけど、トニセンとしてのステージは初めて見たので、アイドルアーティストというのか、うまく構成されているステージングでした。魅せるところと、聴かせるところとうまくバランスが取れていて面白かったです。稀有(けう)なグループだと思いました。いろいろ刺激も受けましたしね。バランスもそれぞれの持ち場があるのを分かっているというか、バンドも尊重して認め合わないといけないので、「俺が俺が」っていうのが必要なこともあるけど、やっぱり相手を認めないと、自分を発揮できないと思うんです。僕らの場合は学生の頃からずっとそういうふうにやってきたので、自然とできているのかもしれないです。まあ、僕たちはお互いに関心がないのかもしれないですけど(笑)。そういった意味では似たところがあるのかもしれません。
基本的にはバンドメシということで、この番組は各地の美味しいものを紹介する番組です。これまでいろんな土地のいろんなものを紹介してきましたが、まだまだこれから発掘していきたいと思っていますので、バンドメシだけでなく俳優メシ、作家メシ、監督メシなどなど高見沢メシの世界はワールドワイドに広がっていくと思います。また公開収録もしたいですね。ライブセッションつきとかもいいですね。(アリーナツアーをやりますか?)アリーナで食べるの? それはどうかなあ(笑)。まずはホールクラスから行きましょう!で、究極の目標は武道館で高見沢メシですか?(笑)

<20th Century AFTER INTERVIEW>
井ノ原快彦
いやもうめちゃくちゃ楽しかったです。憧れのALFEE兄さん、高見沢さんの番組でそれも僕たちの曲「旅立ちの鐘」を作っていただいたタイミングで先日もお会いしていて、今回も呼んでいただいたので、すごく僕らにシンパシーを感じてくれたのかなと。あと僕個人的に高校1年生の時にこの三越劇場で舞台に立ったことがあって。初めて自分で外部の舞台に出た時と同じ楽屋だったので感慨深かったです。うなぎもおにぎりにしてもらったのであとで楽しみです。

長野博
記念すべき第1回の公開収録に呼んでいただいてうれしかったです。前回スタジオだったんですけど、お客さんがいらっしゃるとまた雰囲気も全然違いますし、いいですね。また高見沢さんとこうやって関わらせていただくのがうれしいです。

坂本昌行
何回かお仕事をご一緒させていただいて、お話を聞かせていただく機会もあったんですけど、やっぱりものすごい存在の方なので、どこかしら緊張していました。でも今日すごくニュートラルな方で、優しくて誰に対しても壁のない方だったと感じられたので本当に楽しかったですし、やる前の緊張と今は真逆の気持ちです。また出るためにはメシの準備をしないとなので、メシをストックできてからまたお願いしたいと思います。
【番組情報】
「高見沢俊彦の美味しい音楽 美しいメシ」
BS朝日
金曜 午後10:30~11:00
※20th Centuryゲスト回は12月5日放送
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