「仮面の忍者 赤影」佐藤大樹&木村慧人が“信長”EXILE TAKAHIROをヒーローだと感じた瞬間とは?2025/11/02 12:00

「三国志」など数多くの名作で知られる漫画家・横山光輝さんが手がけた同名忍者漫画を実写ドラマ化した「仮面の忍者 赤影」(日曜深夜0:10)が、テレビ朝日ほかにて放送中。スーパー戦隊をはじめとするヒーロー番組の“元祖”となった、伝説の特撮時代劇忍者ドラマ「仮面の忍者 赤影」(1967年)が、巨匠・三池崇史監督×主演・佐藤大樹という夢のコラボによって、装い新たに復活した。
放送を記念し、主人公・赤影役の佐藤、青影役の木村慧人、そして2人が白影(加藤諒)と共に忍びとして仕える織田信長役のEXILE TAKAHIROにインタビューを敢行。同じ事務所の先輩後輩関係でもある3人が、本作の魅力やビジュアル面のこだわり、京都での撮影秘話や互いの“ヒーロー”だと思う部分などを語ってくれた。
――横山さんの名作が原作であり、三池さんが監督を務める本作。どこか懐かしいのに新しい、前代未聞の“特撮時代劇忍者ドラマ”が描かれます。
佐藤 「“赤影”は約60年前に原作が発売されて以降、ドラマや映画、アニメ化もされていて、さまざまな世代の方に愛されている作品です。そして、今回のドラマでは原作を再現したシーンのみならず、令和の今だからこそ表現できることもたくさん詰め込んでいます。しかも、それぞれのキャラクターにオリジナル要素や、三池監督が織り成すユーモアが脚色されていてたっぷりで。全員が主役に見えると思いますし、どのシーンを見ても飽きない。それがこのドラマの最大の魅力だと思っています」

木村 「三池監督をはじめ、共演者の皆さんもすごく豪華で。皆さんと力を合わせて挑んだアクションシーンやお芝居がより多くの方に届けられたらいいなと思います。大樹くんも言っていましたが、以前の“赤影”とはひと味違う、今だからこそお見せできる部分もたくさんありますし、日本の方のみならず、海外の方にも届けていきたいです」

TAKAHIRO 「このご時世、時代劇を地上波で放送できるということで、スタジオの多くのスタッフの方が“久しぶりでテンションが上がる”と言ってくださって。そんな状況の今、こうして僕たちが“赤影”に挑戦させていただけたことをうれしく思っています。内容としても、オリジナルの良さを尊重しながらアップデートし、カジュアルでありながらきちんと時代に沿った物語になっているので、どの世代の方が見ても没入していただけるのではないかなと。放送時間は少し遅いですが、子どもたちも楽しめる作品になっているので、ぜひご家族皆さんでご覧いただけるとうれしいです」
――今回の“赤影”はビジュアル面も特徴的ですが、それぞれ気に入っているポイントを教えてください。
佐藤 「赤影としては仮面の面積が今までよりも小さくなったので、より表情が伝わりやすくなったと思います。また、仮面をしている時としていない時のどちらのシーンもしっかり描かれるので、そこでどういうふうに表情の変化をつけるか、というのは役作りをする上でも考えながら臨んでいました。そして、衣装に関しては、僕ら三影(赤・青・白)は1から採寸して特注で作っていただいたんです! 海外の方もまねしたくなるようなカッコいいデザインですし、戦った時にもすごく映える仕上がりになっています。あと、僕で言うと髪の毛をくくっている布の縫い目が赤だったり、そういう細かい部分までそれぞれのカラーが使われているのもお気に入りポイントです」

TAKAHIRO 「あっ、それ私服じゃないんだ?」
佐藤 「私服じゃないですよ! これが私服だったらキツいです(笑)」
木村 「(笑)。僕は髪の毛のグラデーションですかね。青一色だけではなく、ハイライトが入っていて、濃淡があるのも現代っぽいなと思って。そして、腕の飾りの部分だったり、皆さんから見えないところにも実は青が使われているんです」
佐藤 「しかも、毎日青いパンツを履いていたよね」
木村 「履いていますね(笑)」
TAKAHIRO 「そういえば、大樹もスタジオ入りした時になぜか真っ青の服を着ていて…」
佐藤 「着てました。青影より青かったです(笑)」
TAKAHIRO 「ローソンのスタッフさんより青かったのでびっくりしました」
佐藤 「役作りを間違えました、はい(笑)」
TAKAHIRO 「ちなみに僕は赤影を、主演を立てようと、毎日赤い下着を履いて…」
佐藤 「それ、いつもじゃないですか!(笑)」
TAKAHIRO 「あと、これから話が進むにつれてお分かりになると思うのですが、信長は衣装の数が一番多くて、毎回変わっているんじゃないかなと。本当に豪華絢爛(けんらん)で、かぶいているといいますか。大うつけにぴったりの、柄に柄を合わせたような、これまで見たことがない着物がたくさん準備されていたんです。でも、そこで衣装さんとお話しして、“いくところまでいきましょう!”と。衣装合わせの時に三池監督とも細かくご相談させていただいたのですが、皆さん信長像をいろいろと考えてくださって…。とにかくすてきな衣装がたくさん登場するので、そこにも注目していただきたいです」

――赤影、青影、信長とそれぞれ個性あふれるキャラクターですが、演じる上でこだわった点などがあれば教えてください。
佐藤 「赤影はとにかく口数が少なく、前半はモノローグ(心の声)が多くて、目だけのお芝居をしなくてはいけないシーンもあって。でも僕、以前から目でお芝居をすることが好きで…」
TAKAHIRO 「台本を読まなくても良かったので楽でした(佐藤さんの声まね)」
佐藤 「はい。もう後から声を当てるだけで…というのは冗談で!(笑)。いろいろと考えながらお芝居をさせていただいて、すごく楽しかったです。慧人は?」
木村 「青影は赤影と違って、おしゃべりで天真らんまんなキャラクターです。僕自身、普段から明るい方ですが、青影らしさを表現するべく、よりギアを上げて演じています。あとこだわったのは…やっぱりアクションシーンですね」

TAKAHIRO 「確かに、2人のキャラクターはもう180度違っているよね」
木村 「はい。なので、赤影にはモノローグで“うっとうしい”と言われることも(笑)。でも、青影はそれを気にせず突き進むようなキャラクターで、そんな2人の掛け合いも楽しんでいただきたいです」
TAKAHIRO 「でも、普段の2人の関係性は逆だよね? どちらかというと大樹の方が口数多くて、慧人がそれを心の中で“うざっ”と思っているような…」
木村 「はい!」
佐藤 「“はい!”じゃないから!(笑)」
TAKAHIRO 「(笑)。信長は物語を運ぶ中心人物なので、まずはしっかり演じられたらいいなと。ただ、以前にも信長を演じたことがあるのですが、非道でうつけな部分、それでいて戦略家で冷静な部分と、いろいろな顔を持っている上に、実は誰よりも平和を願っているというなかなか難しい役どころなんです。しかも、今回は忍びが嫌いな信長が赤影たちを頼ることになり、次第に絆が深まっていくものの、どこまで行っても近づききれない距離感みたいなものがあって。でも、誰よりも彼らと深い信頼関係を築いていくさまをきちんと描けたらいいなと思いながら、おそらく大樹よりは台本を読んで臨みました」
佐藤 「(爆笑)」

――赤影は新時代のヒーローともいえる存在ですが、皆さんがお互いに“ヒーローだな”と感じる部分を教えてください。
TAKAHIRO 「大樹は彼がデビューしたての頃にドラマで共演したことがあるのですが、もうあっという間に頼りがいのある立派な座長になったなと思って。裏表のない人間ですし、僕も含めて、出演者やスタッフの皆さんが居心地良くいられる雰囲気を作ってくれるんです。しかも、今回はみんなにTシャツを作ってくれたりもして…。これは慧人もですが、京都(のスタジオ)に行きっぱなしでなかなか東京に戻ってこられない状況の中、FANTASTICSのライブやEXILEのリハーサル、ほかにもいろいろイベントごとをこなしていて、その姿はまさにヒーローだなと思いました」
佐藤 「ありがとうございます! 僕は、慧人はもう青影そのままだなと思っていて。本人もどこの現場に行ってもムードメーカーで、現場を明るくしてくれる存在なんです。なので、今回共演者として慧人の名前があった時はすごくうれしかったですし、京都での生活が寂しくなくなりました。撮影が終わっても一緒にご飯を食べ、サウナやジムにも行ったりして、本当に心地のいい相方だなと。僕個人として、慧人が今までやってきたどの役も好きですが、青影は特にハマっていると思っています」

木村 「本当ですか? TAKAHIROさんは頼もしいですし、現場にいらっしゃるだけで気が引き締まります。僕は普段一緒にお仕事させていただく機会があまりないので、今回一緒にお芝居ができてすごくうれしかったです」
TAKAHIRO 「案外同じシーンがないんだよね。信長は赤影たちを動かしている立場なので、あまり一緒にいることがないといいますか。しかも、赤影たちはもう目配せするだけで動いてくれるので、会話劇がないんですよ。僕も京都に行って、2人との撮影を楽しみにしていたんですけど、今のところたぶん1回ご飯を食べに行ったその時間の方が長いかも…?(笑)」
佐藤 「そうなんですよね、入れ違いになることも多くて」
――佐藤さんから見た先輩・TAKAHIROさんはいかがですか?
佐藤 「TAKAHIROさんは、僕は今まで経験したドラマの現場で一番 座長という言葉が似合う方。TAKAHIROさんがいる現場は常に明るくて、出演者もスタッフの方々も全員が“この人について行きたい”と思うような方です。僕はそれを20歳の時に、一番近くにいて肌で感じていて…。俳優として、“自分もいつかそうなりたい”と最初に思い描いたヒーロー像でもあります」

――最後に、序盤における皆さんそれぞれの“推し”シーンを教えてください。
佐藤 「僕は三影の中で信長と一緒にいるシーンが一番多いんですけど、信長が赤影を信頼していくまでの過程がすごく好きで。出会いは最悪で、だまされて信長に会いに行き、お互い良く思ってないところから、やがて親子のような関係を築いていく…。その展開を皆さんにも楽しんでいただきたいです」
木村 「僕は三影が織田家の忍びになるための試験に受かり、信長に会いに行くシーン。青影が絶対にあってはいけないところから登場するので、どこから現れるのかぜひご注目いただきたいです!」
TAKAHIRO 「僕は放送前に1話の完パケをいただいて見たんですけど、想像していた以上に絵画作りがきれいで。赤影と青影の出会いのシーンもすごく面白かったですね。台本で読んでいた時は、(ト書きの)“石を投げてぶつけるって、どういうふうになるんだろう?”と思っていたのですが、思った以上にぶつかっていて吹き出しました(笑)。序盤で赤影と青影の人となりが分かりやすく描かれるので、それも見やすくて良かったです。でも、やっぱり僕の一番の推しシーンは、滝からターミネーターのように登場する赤影です!(笑)」

【プロフィール】
佐藤大樹(さとう たいき)
1995年1月25日生まれ。埼玉県出身。A型。EXILE、FANTASTICSのメンバー。近作はドラマ「恋愛禁止」(日本テレビ系)など。
木村慧人(きむら けいと)
1999年8月16日生まれ。東京都出身。A型。FANTASTICSのメンバー。現在、ドラマ「君がトクベツ」(TBSほか)にも出演中。
EXILE TAKAHIRO(えぐざいる たかひろ)
1984年12月8日生まれ。長崎県出身。O型。EXILEのメンバー。「EXILE LIVE TOUR 2025 “THE REASON”」を11月15日より開催。
【番組情報】
「仮面の忍者 赤影」
テレビ朝日ほか
日曜 深夜0:10~0:40 ※一部地域を除く
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【締め切り】2025年11月30日(日)正午
【注意事項】
※ご当選者様の住所、転居先不明・長期不在などにより賞品をお届けできない場合には、当選を無効とさせていただきます。
※当選で獲得された権利・賞品を第三者へ譲渡、または換金することはできません。
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取材・文/TVガイドWeb編集部
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