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ラランド・ニシダが演技指導!? サーヤ、ドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」で怪演中2025/10/28 11:00

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ラランド・ニシダが演技指導!? サーヤ、ドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」で怪演中

 TBS系で、夏帆竹内涼真がダブル主演を務める「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(火曜午後10:00)を放送中。

 本作は、第26回手塚治虫文化賞・新生賞の受賞歴を持つ谷口菜津子さんによる同名漫画(ぶんか社)を原作にした、男女二人の再生ロマンスコメディー。献身的で料理上手な山岸鮎美(夏帆)と、「料理は女が作って当たり前!」という亭主関白思考な海老原勝男(竹内)が、「料理を作る」というきっかけを通じて“当たり前”と思っていたものを見つめ直し成長していく姿を描く。

 10月21日放送の第3話で、鮎美はミナト(青木柚)という新しい恋人を作ることができた。ここまで“自分らしさ”とは何かについて考えてきた鮎美が一歩を踏み出せるように背中を押してきたのが、ラランドサーヤが演じる個性爆発美容師・吉井渚だ。渚は、自分の好きなことに実直で、他人に左右されずに自由に生きている。そんな渚を演じるにあたって意識したことや、原作が生まれるきっかけとなった相方のニシダとの会話について、語ってもらった。

――脚本を読んでどんな印象を受けましたか?

「漫画家の谷口さんともお会いして、相方のニシダがラジオでしていた会話をきっかけに着想を得たと聞いていたので、『どんな内容なんだろう』と思いました。これを夏帆さん、竹内さんが演じているから見ることができるけれど、もし竹内さんが演じる勝男をニシダが演じたら…と思うと(笑)」

――ご自身が演じる渚はどんな役柄でしょうか?

「自分の欲に素直だけれど、人に迷惑はかけない。快活でとてもチャーミングな人だなと思いました。原作や脚本でも渚にはそういった魅力があるので、だからこそ鮎美を励ませるような人柄を前面に出せるように意識しています。また、仲良くしている友人たちの多くが渚のような人柄なので、その友人たちを自分に“降ろして”演じている感覚があります」

ラランド・ニシダが演技指導!? サーヤ、ドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」で怪演中

――ご自身が共感する部分はありますか?

「言葉の使い方が上手で、芯を食ったことをさらっと言えるところはうらやましいですね。渚ほど言葉にするのは得意ではないですが、『言いにくいことをどう伝えるか』という感覚は自分に近いと思います」

――渚を演じるにあたって、監督からのリクエストはありますか?

「最初の本読みの時に『どれくらい吹っ切るか』を監督と話して、『もっと相手の空気を自分のものにしてしまう感じでやろう』と決めました。しゃべっているだけでその人の空気になる人っているじゃないですか。例えば、小学校の昼休みに、真っ先にボールを持って『ドッジボールしに行くぞ!』と言うような(笑)。そんなリーダーシップを意識して作りました」

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――撮影現場の雰囲気や、共演者の皆さんの印象を教えてください。

「スタッフさんも含めて世代が近い方が多いので、すごく楽しい現場です。夫・太平役の楽駆さんは、初めは落ち着いていて年上かと思ったのですが、実は一つ下で。静かな人かと思いきや意外とファニーで、落ち着きつつ出る時は出る、まさに太平っぽい方だなと思いました。

 夏帆さんとは、最初にバーで渚が踊り狂うシーンを一緒に撮ったのですが、その瞬間の鮎美から“鮎メロ”への劇的な変化に衝撃を受けました。普段おしゃべりしていると繊細で優しく、人を喜ばせたい、見守りたいという雰囲気があって、鮎美にも通じる部分を感じます。

 竹内さんは『わりと勝男タイプかも』と話していたのが印象的です。ですが、頼もしさがあって撮影現場の空気を率先して作ってくれる。お芝居も自然に乗っかりたくなる感じで、とても面白い方です」

――本作には「あるよね、こういうこと」というような“あるある”エピソードが多く登場します。サーヤさんが特に共感したエピソードはありますか?

「ミナト(青木)の元カノがバーに大集結する場面は『こういう人いるよな』と思いました(笑)。元カノと縁を切らずに仲良くできてしまう人は、正直私は苦手ですけど、鮎美や勝男がモヤモヤする気持ちも分かるし、柚くんが演じる魅力的なミナトというキャラクターにひかれる気持ちも分かる。どちらも正解がないからこそモヤモヤしてしまいました」

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――渚のように“自分に素直”な役はこれまでも演じてこられました。そういう役が回ってくることについてどのように感じていますか?

「自由な感じに見えているのかなと思います。実際に、大手の芸能事務所に所属せず、個人事務所でやっていたり、音楽活動をしていることもあって、ざっくりと『好きに生きている人』と見られているのかもしれません(笑)。ですが、そういった役を演じるにあたって相違が少ないので、演じていて楽しいです。私には鮎美のように“人に合わせる”役はあまり合わないと思うので、近い部分を濃くして演じることができるのは心地良く感じます」

――最近「当たり前じゃないな」と感じたことはありますか?

「『YouTube』で料理企画をやった時に、ニシダがレンジで温めるご飯を前に『これ、水入れるんだっけ?』と聞いてきて(笑)。普段、彼女に全部やってもらっているんだなと分かって、『当たり前じゃないからな』と思いました。ご飯が出てくることを当然と思っているあたり、勝男をもっと粗悪にした感じなんですよ。だから世の中の“勝男み”のある人にはぜひ見ていただきたいですね。そんなニシダにこのドラマについて話をしたら、『俺なの!?』『演技指導に入ろうか(笑)』と言っていました(笑)」

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――最後に、視聴者へのメッセージをお願いします。

「勝男に共感する人もいれば、鮎美に共感する人もいると思います。自分の立場や状況によって見方が変わるドラマです。渚のように『いい意味で諦める』『切り替える』という感覚を取り入れてみると、生き方が少し楽になるかもしれません。毎話ぜひチェックしてほしいです」

【番組情報】
「じゃあ、あんたが作ってみろよ」

TBS系
火曜 午後10:00~10:57

文/TVガイドWeb編集部

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