白岩瑠姫(JO1)、地上波ドラマ初挑戦! ミステリアスな天才外科医役にワクワク2025/09/17 11:00

フジテレビ系では10月7日から、齊藤京子と水野美紀がダブル主演を務める火ドラ★イレブン「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(火曜午後11:00=カンテレ制作)がスタート。
本作は、幼稚園のママ友いじめが原因で娘を亡くした55歳の母・篠原玲子(水野)が、全身整形によって25歳の篠原レイコ(齊藤)として生まれ変わり、娘を死に追いやったママ友グループに“新米ママ”として潜入する、衝撃の復讐(ふくしゅう)エンターテインメント。
白岩瑠姫(JO1)は主人公に全身整形を施す謎の整形外科医・成瀬役で、地上波ドラマ初出演を果たす。
愛する人を失い絶望する55歳の女性に全身整形を施し、25歳の見た目に生まれ変わらせるミステリアスな整形外科医という役どころに、臆することなく挑む白岩に、地上波ドラマ初出演の感想や演じる成瀬の魅力などを聞いた。
――ドラマ出演が決まった感想を教えてください。
「僕自身、地上波のドラマが初めてだったので、率直にうれしかったのが1番です。その後すぐに原作を買って読ませていただいたのですが、ストーリーが面白くて、この世界に自分が入れるんだとワクワクしたのを覚えています。タイトルを聞いた時はちょっと怖いなと思ったけど、読んでみると全然そういうことはなくて、一人一人の個性によって復讐の仕方が違っていて、現実にはありえない話もあるのですが、そこがすごく面白かったです」
――今回、白岩さんの今までになかった面を見られそうですね。
「地上波の連ドラに初出演で、まずそこが新しい一面だと思います。そして、ミステリアスで謎の多い整形外科医役ということで、これまで見せたことのない姿を見てもらえるのは、僕自身も楽しみです」
――成瀬はどのようなキャラクターだと捉えていますか。
「ミステリアスで一見クールに思われがちかもしれませんが、彼にもそうなった理由があるんです。意外と人の感情や状況をよく観察していて、把握しているんです。ドラマ版の成瀬は、意外と何も考えていなさそうで冷たい人間に見えますが、実はいろいろな人のことを心配して、本当にその人を思って行動しているんじゃないかな。おそらく、後半になるにつれて、『成瀬のあの時の行動は、そういうことだったんだ』とひもとかれていきます。最初の方は謎が多くてミステリアスなキャラかもしれないですが、成瀬の過去がどんどん知りたくなるような展開になるので、最終回まで期待してください!」
――成瀬の魅力は?
「成瀬は良いやつなのか、悪いやつなのかも現時点では分からない。最初はそういう感じで描かれていくんですが、成瀬の優しい性格とか温かい部分が、回を重ねるごとに見えてくると思います。初めて登場するシーンがミステリアスなので共感するのがちょっと難しいかもしれませんが、僕は大好きです」
――成瀬は、原作とドラマでかなり違うのですね。
「全然違うんですよ。まず、登場頻度が違います。ビジュアルに関しては、原作がすごくかっこ良かったし、優しいお兄ちゃんという感じは一緒でした。原作でも成瀬のキャラクターは好きでしたが、ドラマではもっと出てくるので、より好きなキャラになりました。一人の整形外科医が、顔も声も含めて、全身整形することは難しいらしいのですが、成瀬はそれをやっちゃうと思います。『自分ならできる』と自信を持っているんですよ。現実世界ではいないような人物なので、演じるのが楽しみです」
――原作を読んで、演じる上でヒントや参考にしたところはありますか?
「原作では僕が演じる成瀬はほぼ出てこないんですが、台本をいただいた時には、大事なところでしっかり出てくるようになっていました(笑)。成瀬は、ドラマのカギを握っているキャラクターになっていてうれしかったですが、少し不安も感じました。責任感もありますが、今は演じる楽しみの方が大きいですね」
――ビジュアルはどこまで寄せるのでしょう。
「かなり似ていると思います。衣装合わせの時もたくさん試着させていただいたんですが、監督からも『成瀬っぽい』と言っていただけたので、自分でもかなり近づけていると感じています。髪形や髪色もこの感じでいかせていただきます! メークやアクセサリーなどは、まだ細かく決めていないですが、僕的には、今のこの感じが原作の成瀬っぽいかなと思ったので、徐々にできるだけ寄せていけたらいいかなと思いながら準備を進めています」
――成瀬は白衣や手術着などは着るのでしょうか?
「着るのですが、成瀬は普通の医療従事者というより、ブラックジャックのようなイメージなので、白ではなくて真っ黒でした。でも、それを着ただけでかなり成瀬に近づいて、医者っぽい雰囲気が出るなと。きちんと髪をセットして、メークをしてもらったら、より医者っぽく見えてくるんだろうなと思いました」
――ほかには、どのような準備をされているんですか。
「演技レッスンの先生と、整形外科医とは? 美容外科医とは? みたいなことを一緒に調べました。すごく親身に教えてくださったおかげで、成瀬を演じる上で解像度が高まったか気がします。いろいろな方に支えてもらったおかげで、今は割と不安なくいけているなと感じています」
――専門用語が多そうですが、不安に感じていることはありますか?
「今のところ、そんなに難しい専門用語がなくてホッとしています。医療系だと、難しい専門用語やオペの最中の難しいやりとりなどが結構大変なのかなと想像していたんですが、成瀬は1人でオペをしているので、掛け合いもないんですよ。昔から見ていた医療ドラマを見返して、イメージトレーニングをしています」
――成瀬はレイコに新しい人生を与えますが、共感できますか?
「レイコが生まれ変わるという部分にはすごく共感できます。何事もやってみないと成功はないですし、僕自身も結構同じ考えを持っているタイプです。全身整形まではいかないですが、何事も一回やってみないと分からないですよね。まずは挑戦してから判断するので、そういう意味でも共感できます。成瀬の『死ぬくらいなら、生まれ変わったらどうだ』というセリフが好きなので、もう一回自分の人生を改めてやり直したいという気持ちは、肯定したいです。もちろん、現実で全身整形をするのは、命の危険もあるでしょうし、お勧めはできませんが、“生まれ変わるため”に努力すること自体は、素晴らしいことだと思います」

――白岩さんは、変身願望はお持ちですか。
「普段ステージに立っている時とプライベートの時は全然違うんです。ステージに立っている時は、格好いい曲と振り付けがあって、ヘアメークをしてもらって衣装を着させていただいているので、常に変身させてもらっているような感覚です」
――王子様のスイッチが入る瞬間があるのでしょうか。
「ファンの皆さんの歓声や待ってくれている期待感を感じて皆さんの前に立つと、やはりスイッチが入りますね。普段は多分皆さんが想像しているのと違う普通の人間です」
――そんな中でもご自宅で王子様っぽい瞬間はどんな時でしょう?
「優雅にティーを飲む時ぐらいじゃないですか(笑)。お気に入りの茶葉にティーポットでお湯を注いで、お気に入りのカップでティーを飲むと気分がいいですよね。ちょっと高級なご飯を食べる時とか、ちょっとぜいたくする日は王子様っぽいなって。それ以外は特に何もなくて、至って普通です!」
――スカッとする場面が多い本作にちなんで、最近スカッとしたことは?
「普段から、自分で洗濯物を畳み、掃除をしていますが、最近、海外での生活が多くてなかなか自分の家に帰れなかったので、洗濯物などの家事がかなりたまっていたんです。やっと帰国して、それらを全部終わらせた時に、とてもスッキリしました。『あれもこれもやらなきゃと』ずっとモヤモヤしていた気持ちが一気になくなってスカッとしました。ただ、料理はあまり得意じゃないので食べに行くことが多いです。料理以外は全部こなしています!」
【プロフィール】
白岩瑠姫(しろいわ るき)
1997年11月19日生まれ。東京都出身。O型。グローバルボーイズグループ・JO1のメンバー。2022年、Amazonドラマ「ショート・プログラム」に出演。23年に、映画「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」で久間田琳加とダブル主演を務めた。ラジオでは22年から「JO1のオールナイトニッポンX(クロス)」のメインパーソナリティーを務めている。25年5月25日に、ソロ楽曲「ひまわり」を配信リリースしている。
【番組情報】
「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」
10月7日スタート
カンテレ・フジテレビ系
火曜 午後11:00~11:30
取材・文/松下光恵
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