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岸谷五朗「初恋DOGs」で甘党所長に共鳴! 清原果耶&成田凌&ナ・イヌは“同級生感”満載2025/08/25 11:00

岸谷五朗「初恋DOGs」で甘党所長に共鳴! 清原果耶&成田凌&ナ・イヌは“同級生感”満載

 TBS系では清原果耶主演の連続ドラマ「初恋DOGs」(火曜午後10:00)が放送中。本作は、愛を信じないクールな弁護士・花村愛子(清原)、動物しか愛せないこじらせ獣医・白崎快(成田凌)、訳アリの韓国人御曹司・ウ・ソハ(ナ・イヌ)という、国籍も価値観もバラバラな“大人のこじらせトリオ”が織り成す、ちょっと不器用で真っすぐなラブストーリーだ。本作は、TBSのドラマ制作チームと韓国の制作会社STUDIO DRAGONによる初の共同制作となる。

 そんな本作で、韓国財閥との関係づくりにも余念がないマッカーシー法律事務所の所長・本澤恵太を演じる岸谷五朗。常に“高み”を目指すやり手弁護士ながら、スイーツ好きという意外な一面も持つ本澤を演じる岸谷に、役との共通点や現場エピソード、さらには“犬との共演希望”まで、話を聞いた。

岸谷五朗「初恋DOGs」で甘党所長に共鳴! 清原果耶&成田凌&ナ・イヌは“同級生感”満載

――脚本を読んだ時、どんな印象を受けましたか?

「キュンキュンしましたね。犬の“一目ぼれ”から始まるような、偶然が重なる出会いなんて、まさにドラマ的だなと。しかも、日韓共同制作ということで、韓国のエッセンスも入っていて、ちょっとしたコメディタッチもありつつ。こういうラブストーリーの作り方もあるんだなと新鮮に感じました」

――役を演じるうえで意識していることはありますか?

「弁護士事務所の空間づくりが本当に凝っていて、普通じゃない設定なんですよ。装飾や美術が、この本澤という役を形作る大きなヒントになっています。今の時代、オフィスも多様化していますけど、本澤はその最先端を行きたい人。彼の価値観が空間にも表れているようで、すごく面白いなと思いました」

野心の裏にある、純粋な情熱

――本澤とご自身に共通点はありますか?

「彼は“満足しない男”なんですよね。常に「もっと上に行かなくては」と考えている。それって実は、僕自身の生き方にも通じるところがあるなと感じました。あと、彼が司法浪人時代に4畳半のアパートで暮らしていた過去が出てくるのですが、僕も若い頃、劇団時代にまさにそんな生活をしていて。貧しい時代を経て今があるからこそ、簡単には現状に満足できない。その思いが本澤にもある気がして、すごく共感しました」

――本澤の野心的な姿勢は、どこから来ていると思いますか?

「やっぱり苦労してきた分、チャンスを逃さないようにしているんだと思います。そして、同じ職場の仲間たちが幸せな顔をしているのが大事な人でもある。だから一見、野心が強く見えるけれど、それは『もっと事務所を良くしたい』という純粋な思いからなんですよね。本人は決してヒールではない。ただただ、アジアに進出したいとか、もっと上を目指したいという気持ちが前面に出ているだけなんです」

匂いで癒やされる、極上のオフィス空間

岸谷五朗「初恋DOGs」で甘党所長に共鳴! 清原果耶&成田凌&ナ・イヌは“同級生感”満載

――印象に残っている撮影エピソードはありますか?

「本澤が“スイーツ大好きおじさん”という設定なのですが、実は僕もスイーツが大好きなんですよ。そこはシンクロしています(笑)。撮影が終わると、いつも『これ持って帰っていいですか?』ってスタッフに聞いて、消え物(小道具の食べ物)を箱に入れて持ち帰っています。ワインと合わせて楽しんでいます」

――劇中にも、オシャレなスイーツがたくさん登場しますね。

「そうなんです。自分ではなかなか買いに行けないような最先端のスイーツがそろっていて。ちなみに彼のデスクにはGODIVAの箱が置いてあるんです。映っていないかもしれませんが(笑)、そういうところに彼の美意識や自分らしさが出ています。匂いの効果も大きいと思っていて。チョコレートフォンデュがあった回では、香りだけでホッとしました。弁護士って、人間の陰の部分に触れる時もある仕事でもあるからこそ、あの空間は癒やしとしてすごく意味があると思うし、皆さんに“わが事務所を見習ってほしい”くらいです(笑)」

犬とも共演したかった! 動物たちの魅力

――共演されている清原果耶さん、成田凌さん、ナ・イヌさんの印象は?

「イヌくんは本当に大変だと思います。日本語のセリフが多いし、発音もすごく頑張っていて。清原さんや成田くんが、自然にサポートしている様子も見ていて、ほほ笑ましいです。3人ともクラスメートみたいな雰囲気で仲が良くて、その関係性がドラマの中にもにじみ出ている。いいチームワークが画面にも映っているんじゃないかなと感じます」

――動物たちとの共演についてはいかがでしたか?

「実は僕、本編では犬との共演シーンがないんです。弁護士事務所でも飼っていればよかったのにと思いました(笑)。僕も昔、ゴールデン・レトリーバーを飼っていたんですけど、将軍(快の愛犬)は本当に天才的ですね。優しくて、かわいくて、言うこともちゃんと聞く。次は本澤も犬を飼う設定にしてもらいたいです(笑)」

――最後に、視聴者へのメッセージをお願いします。

「タイトル通り、本当に“初恋”のような爽やかでピュアなラブストーリーです。特に若い3人のロケはとても大変だったようで、海でのシーンなども本当に暑さとの闘いだと思います。この夏を全力で駆け抜ける彼らの姿を、ぜひ視聴者の皆さんにも温かく見守っていただけたらうれしいです」

岸谷五朗「初恋DOGs」で甘党所長に共鳴! 清原果耶&成田凌&ナ・イヌは“同級生感”満載

第9話あらすじ(8月26日放送)

 自分のせいで、相楽岳(森崎ウィン)たちによって白崎快(成田)の病院がおとしめられていると知ったウ・ソハ(ナ・イヌ)は、花村愛子(清原)たちに何も告げずに突然韓国へと帰国してしまう。

 そんなソハに納得がいかない愛子と快は、ソハと話をするためにソウルへと向かう。無事に再会を果たす3人だが、ソハは「もう終わり」とかたくなで、2人のもとを去ってしまうのだった。

 日本へ帰国後、ソハがいない喪失感の中、愛子は快を助けるべく、弓削留美子(宮澤エマ)とともに、本澤恵太(岸谷)と相楽が裏で手を組んでいる証拠を探すことに。しかしその過程で留美子が仕掛けたボイスレコーダーが本澤に見つかり、愛子は事務所追放の危機にさらされてしまい…。

【番組情報】
火曜ドラマ「初恋DOGs」

TBS系
火曜 午後10:00~10:57

文/TVガイドWeb編集部



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