6月13日の金曜日に公開! 映画「鬼ベラシ」愛梨役・大西桃香インタビュー2025/06/01

鬼と人間が共存する近未来。だが次第に鬼による被害が拡大する中、政府は鬼削減法案を打ち出した。鬼の一族として生まれた娘たちの存亡を賭けた戦いが始まる――。中村舞(STU48)が初主演を務めた映画「鬼ベラシ」。この映画の公式フォトブック発売を記念して、出演者インタビューを1週間にわたり連日公開! 7日目は、投降すべきか苦悩する鬼のムスメ・愛梨役を演じた大西桃香のインタビューをお届けします。
(本稿は発売中の「鬼のムスメたち~映画『鬼ベラシ』公式フォトブック~」内の一部記事を抜粋、再構成したものです)
台本を読んで、まず自分が鬼になると知ってビックリしました
――まず、台本を読んでどう感じましたか?
「タイトルを見て真っ先に、“え? 鬼?”“私、鬼をやるの?”って思いました。今までのアイドル人生で、鬼役は初めてだったので、ちょっと面白いなと。そして台本を読み進め、私のセリフ、三つだ! って(笑)」
――まさかの鬼役! まさかのセリフ三つだけ!
「なので、このワンシーンでどれだけ存在感を出すかでちょっと悩みました。実際に映画を見ていただければ分かると思うんですが、背中で思いっきり心情を語っております(笑)」
――鬼化したんですよね?
「鬼化しました! 鬼としてデビューできて良かったです(笑)。撮影当日まで“鬼になるって、どんなメークになるんだろう”ってワクワクしていたんです。そして顔を赤黒い色に塗ってもらい、ツノを着けた瞬間、鬼になれました。牙も着けてもらったんですけど、実は私の歯が矯正中だったのでうまく接着剤が付かず、何度も牙を削ったり角度を変えたりして微調整してもらい、スタッフさんの苦労の末、牙を装着することができたんです。鏡を見て“すてきな鬼”と、満足しました。AKB48時代から思っているんですけど、メークさんの技ってすごいですよね。今回は特殊なメークでしたけど」
――大西さん演じる愛梨が鬼化する時、どういうところに気を付けましたか?
「『ツノ狩り』に集められた人はみんな鬼族なんですけど、鬼化していなければ普通の女の子なんです。ただ、半分『鬼』ということでみんなどこかに悩みを抱えている。私はその悩みを重く感じている者として、苦しむ姿で鬼化することにしました。愛梨はそれまでの日常生活で、鬼族であることを周りに隠していたかもしれない。『ツノ狩り』に集められた女の子たちの前で鬼化を隠すことはないけれど、自分の中の闇を出すという意味で苦しむんじゃないかなと思ったんですよ」
普通の女の子だけど半分・鬼。その悩みを背負う気持ちになって鬼化しました
――台本に書かれていない愛梨の背景を想像して演じられたのですね。
「愛梨が、自分が鬼であることを得意に思っていたら、パーッと変身ものみたいにカッコ良く鬼化したと思いますけど(笑)。実は鬼化しながら“鬼化の表情ってこれでいいのか?”と少々悩んだんですけど、あとで監督さんが“立派な鬼だ”と褒めてくださったと聞いたので、無事鬼になれて良かったと安心しました。鬼化の演技で、すっかり鬼の気持ちになっていたので、大切なツノを切り落とされた時は正直悲しかったです。“鬼のアイデンティティがー!”って」
――映画の中で、特に自分で見たいシーンは?
「鬼化のシーンはもちろんなんですけど、私を含む鬼女たちが大広間に集められて食事をするシーンを見たいです。鬼北町の方が料理を出してくださったんですけど、それがどれも信じられないくらいおいしくて! キジ鍋とかにゅうめんとか、だしがきいていて感動するおいしさだったんです。しかも寒い時期の撮影だったから体に染みて。おいしくて温かくて涙が出そうでした。気持ちはテンションが上がっているんですけど、物語としては鬼女たちはみんな、これから起きる『ツノ狩り』のことが頭にあって、複雑な気持ちでいると思うんです。少なくともテンションは上がっていない。だから箸の進み方もゆっくりにしなければいけないんですけど、おいしいから早く食べたい! その葛藤の中、自分が絶対映っていないシーンでは、結構勢い良く料理を楽しんでしまいました」
【プロフィール】
大西桃香(おおにし ももか)
1997年9月20日生まれ。奈良県出身。2014年「AKB48 Team8全国一斉オーディション」に参加。卒業の24年まで活躍。7月6日から舞台「PERSONA3 Lunation the Act」(東京・シアターGロッソ)に出演。

【作品情報】
映画「鬼ベラシ」
6月13日 全国ロードショー公開
出演:中村舞、信濃宙花、YUNA、HINATA、杏花/土屋神葉
久留島優果、新井梨杏、川又あん奈、黒瀬梨花、園田一花、田中美帆、西村瑠香、古松華、松里音杏
近藤雄介、加賀成一、齋藤定彦、尾崎明日香、今野ほたる
大西桃香(特別出演)、市野瀬瞳(特別出演)/久保田悠来、波岡一喜
監督・脚本:大森研一
主題歌:「雨のノック」STU48(KING RECORDS)
©2025『鬼ベラシ』製作委員会
【好評発売中!】

鬼のムスメたち~映画「鬼ベラシ」公式フォトブック~
定価:2,200円(本体2,000円)
発売日:2025年5月26日
発行:東京ニュース通信社
詳細はTOKYO NEWS magazine&mook<https://zasshi.tv/>をご確認ください。
【主な内容】
●グラビア&インタビュー
中村舞(STU48)、信濃宙花(STU48)、YUNA(iScream)、HINATA(iScream)、 杏花、⼤⻄桃⾹
●映画の名シーンをプレーバック!
●映画「鬼ベラシ」の舞台を“聖地巡礼”~鬼の棲むまち・鬼北町をめぐる
●特別公開!鬼ムスメたちのオフショット
●STU48 Special talk:久留島優果×新井梨杏
●中村舞:一日警察署長リポート
●サイン入りチェキプレゼント企画
【生写真特典付き、販売中!】
「セブンネットショッピング」にて【鬼のムスメたち~映画「鬼ベラシ」公式フォトブック~】をご購入のお客さまに生写真を1枚プレゼント。
さらに、【2025年6月25日 午後11:59まで】にご購入のお客さまの中から抽選で特典1種につき10名様に、直筆サイン入り生写真を追加で1枚プレゼントいたします。
※6名グループショット絵柄には、追加の直筆サイン入り生写真プレゼントはございません。
※直筆サイン入り生写真とサインなし生写真の絵柄は同じです。
■セブンネットショッピング
【特典内容】
以下7種類より選んで、ご購入いただけます
①中村舞 生写真1枚

https://7net.omni7.jp/detail/1107604950
②信濃宙花 生写真1枚

https://7net.omni7.jp/detail/1107604951
③YUNA 生写真1枚

https://7net.omni7.jp/detail/1107604952
④HINATA 生写真1枚

https://7net.omni7.jp/detail/1107604953
⑤杏花 生写真1枚

https://7net.omni7.jp/detail/1107604954
⑥大西桃香 生写真1枚

https://7net.omni7.jp/detail/1107604955
⑦上記6名グループショット 生写真1枚 ※追加の直筆サイン入り生写真プレゼントはございません。

https://7net.omni7.jp/detail/1107604956
<注意事項>
※5月23日現在
※特典付き販売は、在庫がなくなり次第終了いたします。
取材・文/浅井加枝子 撮影/島田香 構成/袴塚信彦
ヘアメーク/HAIR SALON 1214 スタイリング/上杉麻美(株式会社dexi)
衣装協力/Narcissus
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