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「となりのナースエイド」SPで復活! 新たな三角関係も!? 川栄李奈&高杉真宙インタビュー!2024/11/30

「となりのナースエイド」SPで復活! 新たな三角関係も!? 川栄李奈&高杉真宙インタビュー!

 川栄李奈高杉真宙が共演する、今年1月クールに放送された連続ドラマ「となりのナースエイド」が、2025年冬、待望のスペシャルドラマとして復活!

 原作は現役医師でベストセラー作家の知念実希人氏の小説で、バナナマン東京03をはじめ数多くの芸人と共にコントを作り上げ、人気ドラマの脚本も手がけるオークラ氏が脚本を担当。川栄がナースエイド・桜庭澪役、高杉が天才医師・竜崎大河役を引き続き務め、対照的なキャラクター同士の関係性がさらに深まっていく。

 今作では、アメリカから帰国した大河(高杉)と、外科医としての顔も持つことになった澪(川栄)という、新たな設定も加わり、さらなる進化を遂げる2人の物語が展開される。そして、新キャストとして迎えるイケメン天才外科医の登場で、三角関係の行方にも注目が集まる。また、前作で残された「シムネス」の謎、澪の姉・唯(成海璃子)が知っていた秘密、そして大河が手術時に目にした異常な出来事―。これらの謎に隠された衝撃の真実も、このスペシャルドラマで明かされていく。

 1年ぶりの再会を果たした2人に、作品の見どころからお互いについて、現場の空気感まで、たっぷりと話しを聞いた。

――連続ドラマ以来1年ぶりの共演となりますが、いかがですか?

高杉 「最初は自分が少し浮いてしまわないか不安だったんですけど、川栄さんに会うと徐々に連続ドラマ撮影当時のテンション感が戻ってきて。川栄さんは変わらずに明るい雰囲気でとても助かっています」

川栄 「1年ぶりという感じもしなくて、何も変わっていないんですよ(笑)」

高杉 「髪を切ったね、って言われたくらいで…」

川栄 「そうそう! ちょっと髪が短くなった大河先生です。本当に変わっていないので、逆にその変わらない部分もお芝居で楽しみたいです」

――では、変えていきたい部分もありますか?

高杉 「変えるのではなく、前に進み続けられたらと思いますね」

川栄 「今回は大河先生がアメリカから帰ってくるので、さらにカッコよくなっているんじゃないかと思います」

――連続ドラマの最終回では大河先生が海外に行ってしまいましたが、今回戻ってきて、三角関係も勃発するんですよね?

川栄 「そうなんです!新しいキャストの方で、イケメンの天才外科医が登場するんです」

高杉 「気をつけてくださいね。まだ名前は出しちゃダメですからね」

川栄 「あ、そうでした!  さっき思わず出してしまって、自分でもびっくりしちゃって(笑)。でも、その方と大河先生の対比も見どころになると思います」

高杉 「これまで大河先生の気持ちがあまり表に出てこなかったですし、再会した時の会話も面白いんですよ。久しぶりに竜崎大河という役に会えるので、思い出しながらやっていけたらと思います。ただ、三角関係で情報が増えるので、整理しながら進めていきたいですね」

――ほかにも見どころが盛りだくさんのドラマですが、澪が連続ドラマの中盤で外科医だったことが明かされ、今回のスペシャルでは、ナースエイドとしても外科医としても二刀流で活躍する姿が描かれていきますね。

川栄 「はい、そうです。前回はナースエイドがメインでしたが、今回は外科医としても働く姿が描かれます。澪がどのように両立しながら患者さんを支えていくのかも見どころの一つです」

高杉 「本当に仕事量が多いなと台本を読んでいて感じました。澪さん、大変だなと思いつつ、どちらも全力で頑張る姿がすごくカッコよくて。台本を読んでいても、相変わらず前向きな姿勢が感じられてすてきだなと思いました」

――大河先生はどんなふうに澪を支えていくのでしょうか?

高杉 「ちゃんと支えてくれるのか、アドバイスをしてくれる大河先生なのか、帰国してどう変わっているのか、そこも含めて楽しんでいただけたらと思います」

川栄 「新しいイケメン天才外科医も加わって、三角関係の中で3人が仕事仲間としてどう関係を築いていくのか、その変化も注目してほしいポイントですね」

――連続ドラマで明かされなかった不治の病やシムネスの謎なども明かされていくようですが、その辺りはいかがでしょうか?

川栄 「シムネスの謎は本当に前回からずっとみんなが気になっていた部分で、どういうものなんだろうという思いがありました。特に前回の終わり方が、澪がシムネスの研究とオームスに携わっているところで終わっていて、見てくださった方も、私たちキャストも続きがすごく気になっていました。その謎が今回どうなるのか、明かされるのか、それとも新たな謎が生まれるのか、物語の重要なポイントになると思います」

――久しぶりにこの作品に戻ってきたことへの楽しみや、撮影で特に力を入れている部分を教えてください。

川栄 「この現場は本当に楽しくて、キャストみんなの個性が強いんですけど、それがぶつかり合うことなく、全員で楽しい方向に進むことができるんです。特にナースエイドチームは、たわいもない会話で爆笑しながらも、『この動きってどうかな?』とか『こうしてみようか』としっかり役について話し合い、より良いものを作り出そうとしています。自分自身も成長できる現場ですね」

高杉 「僕も、久々にキャストの皆さんと再会できることがうれしかったですし、台本を読んで続きの展開が知れたこともうれしかったです。今回はさらに豪華なキャストの方々が加わって、どんな化学反応が起こるのかワクワクしています」

――大変だったり苦労されたことはありますか?

川栄 「医療用語や手術のシーンが結構大変で、手さばきもスムーズにこなさないといけないので、医療系の場面は特に気を使いますね」

高杉 「本当にそうですね」

――お二人の関係は1年経ってもあまり変わらないという話がありましたが、劇中ではどのような成長を見せたいですか?

川栄 「今回は外科医とナースエイドの“二刀流”として、手術や患者さんのケアを通して、分かりやすく成長を見せられるのかなと思っています。手術シーンは不安もありますが、毎回撮影前に先生に指導をいただいていて、今回も手術シーンが何カ所かあるのでしっかり学んで臨みたいです」

高杉 「スペシャルでは、澪さんも含めて“天才”外科医が3人も登場するので(笑)、(前作では竜崎だけだった)“天才”というワードのプレッシャーも3人で分け合えるので助かってます。大河先生もアメリカ帰りでさらにパワーアップしているんですが、久々に戻ってきて、澪との信頼関係がより深まっていると思います。2人の“バディ感”をしっかり見せられたらいいなと思います」

――共演は1年ぶりとのことですが、前回共演されたときと比べて、お互いの印象で変わったところはありますか?

高杉 「川栄さんは前回もセリフ量が膨大だったんですけど、しっかりと決めてくれる座長で、その姿を目の当たりにして、自分もついていかなきゃって思いました。今回も医療用語が多くて大変ですが、そのセリフ回しが見られるのではと期待しています。本当に素晴らしいんですよ」

川栄 「もしセリフをかみかみだったらどうする?(笑)」

高杉 「それはそれで楽しいですよ(笑)。撮影現場はお互いにフォローし合いながら成り立っているので、『手術』という言葉がすごく難しいのですが、みんなでフォローし合ってますね」

川栄 「前回の共演が6年ぶりで、初共演ではなかったのでリラックスして撮影に臨めました。それに、真宙くんの優しい雰囲気がすごく現場にあふれていて、(高杉「あふれてます!」)お芝居以外でも学ぶことが多かったですね。彼が演じる大河先生も、これまで見たことのないキャラクターで、真宙くんの新しい一面が見られたのもうれしかったです」

――お互いに新たに気付いた一面はありますか?

高杉 「川栄さんは台本を読むスピードや覚えるスピードが本当に早いんです。その効率の良さはすごくて、誰もが見習うべきだなと思いますね。後回しにしない精神があって、自分も見習わなきゃなと思うんです。誰でも『後でやろう』って思うときがあると思うんですが、川栄さんは、先に片付けるタイプで本当にすごいと思います」

川栄 「ありがとうございます(笑)。その面では、私は効率ばかり求めてしまっているので、逆に、真宙くんは違うタイプで相性がいいのかもしれませんね」

高杉 「それってマイナスプロモーションじゃない?(笑)」

川栄 「いえいえ。お互いにせかせかしていたら、ぶつかってしまうかもしれないので、補い合っている感じがしてとてもやりやすいです。それに、ナースエイドチームもせっかちなタイプが多いので、現場の空気感もすごく合っている感じがして、そこも楽しいですね」

――では、もしもお2人が実際にナースエイドや外科医として働くとしたら、演じていて自分のスキルが生かせそうだと感じた部分はありますか?

川栄 「ナースエイドの仕事って、やはり患者さんに寄り添うことが大切だと思うんです。私も、どちらかといえば寄り添えるタイプなので、患者さんの要望に笑顔で応えたり、嫌なことがあっても明るいキャラで受け流すことができるかなって。そういうところは自分にもあるなと感じながら演じていましたね」

高杉 「たしかに! 川栄さんの持ち前の明るさが輝く瞬間はたくさんあると思いますよ。僕も……持ち前の明るさで輝かせたいですね!」

川栄 「そんな持ち前の明るさは……ないよね(笑)。絶対、明るくはないでしょ?」

高杉 「あはははは。こんな感じでよくツッコまれてますね」

川栄  「真宙くんは確実に盛り上げ役ではないですね。盛り上げている人にいじられて、それで現場が盛り上がるという感じで…」

高杉 「それは僕も自覚があります。ここまで甘えて生きてきたので(笑)。この現場でもみんなに甘えながら楽しく撮影できたらいいなと思っています」

――和気あいあいとした現場の様子が伝わってきます。連続ドラマは大きな反響を呼びましたが、お二人にはどんな反響が寄せられましたか?

川栄 「いろんな世代の方から『すごく楽しく見ていました』って言っていただけて、それがとてもうれしかったですね。若い子から、友達のおばあちゃんまで、『ハマって見てる』と連絡をくれて、本当にありがたかったです」

高杉 「僕も現場でご一緒するスタッフさんから『見ていたよ』って言ってもらう機会が増えて、ナースエイドという職業がたくさんの方に知っていただけたのかなと思います。僕自身もこのドラマで初めて知ったので、役を通して多くの人に知ってもらえるきっかけになったのは、やりがいがありましたね」

――本作のどのあたりが人気を呼んだ理由だとお考えですか?

川栄 「見やすさかなと思います。患者さんがそれぞれ違う病気を抱えていて、どんな方が見ても楽しめる内容になっていたんじゃないかなって」

高杉 「そうですね。病気の説明がアニメになったりして、分かりやすくポップな感じに仕上がっているので、そのあたりが視聴者に受け入れられたのかもしれません。医療ドラマって難しいイメージがありますけど、そこが身近に感じてもらえたのかなと思います」

――今回は、2時間のスペシャルドラマとして、さらに濃密なストーリーになっていると思いますが、どんな部分に注目してほしいですか?

川栄 「今回はミステリー要素も増えていて、新たな患者さんも登場します。その患者さんのストーリーも、見どころになると思います」

高杉 「僕も台本を読んでいると、予想していた展開が何度も裏切られて、その度に驚かされました。視聴者の皆さんも同じような気持ちで楽しんでいただけるんじゃないかなと思います」

「となりのナースエイド」SPで復活! 新たな三角関係も!? 川栄李奈&高杉真宙インタビュー!

【プロフィール】
川栄 李奈(かわえい りな)
1995年2月12日生まれ。神奈川県出身。2010年にアイドルグループAKB48のメンバーとしてデビュー。15年にグループ卒業後は女優として活動を本格化。NHK大河ドラマ「いだてん ~東京オリムピック噺(ばなし)~」「青天を衝け」、NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」「3年A組-今から皆さんは、人質です-」(日本テレビ)などで幅広い役柄をこなし、実力派女優として注目を集める。最新出演映画「アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師」が11月22日に公開される。


高杉 真宙(たかすぎ まひろ)
1996年7月4日生まれ。福岡県出身。2009年に俳優デビュー。12年 映画「カルテット」にて初主演を務める。近年は、NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」や、「PICU 小児集中治療室」(フジテレビ)、映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-」などの話題作に出演したほか、今年はNHK大河ドラマ「光る君へ」にも出演。多彩なジャンルの作品に出演し、若手人気俳優としての地位を確立。清水尋也とダブル主演を務めた映画「オアシス」が公開中。

【番組情報】
「となりのナースエイドSP 2025」

日本テレビ系
2025年1月11日
午後9:00~終了時間未定

取材・文/斉藤和美



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