Feature 特集

「ブギウギ」出演中の小雪、「息子・愛助役の水上さんは、坂口役の黒田さんにいつもいじられています(笑)」2023/12/19

「ブギウギ」出演中の小雪、「息子・愛助役の水上さんは、坂口役の黒田さんにいつもいじられています(笑)」

 NHK総合ほかで放送中の連続テレビ小説「ブギウギ」。大正の終わりごろ、大阪の下町にある小さな銭湯の看板娘で、歌って踊るのが大好きな天真らんまんな女の子・花田鈴子が、小学校を卒業し歌劇団に入団。さまざまな困難に見舞われながらも大スター歌手への階段を駆け上がっていく物語だ。そんなヒロイン・福来スズ子(趣里)の最愛の人・村山愛助(水上恒司)の母で村山興業社長・村山トミ役の小雪が、役柄への思いや作品の見どころを語った。

 本作に出演することが決まった際の感想を問われると「大阪ことばが難しいので、プレッシャーを感じました。私が演じるトミは、日本を代表する興行会社の社長ということで、信念をもって強くいなければいけないという思いからすごみのあるセリフが多く、気が抜けないのでとても大変です」と苦労を告白。さらに「トミはあの激動の時代を強く生きてきた人です。家業があり、それを家族で支えてやっていくという信念があって生きてきたので、『こうでなきゃいけない』という思いがなければ、心が折れちゃうと思うんです。愛助は、次世代の考えを持った人ですし、私から見れば、トミも愛助もどちらの考え方も正しいと思うし、理解できます。でも、トミとしては、愛助の考えを受け入れてしまうと、自分がやってきたことが不確かになってしまうので、母の愛もあるけど、経営者としての信念を持って物事を考える人なんだと思います」と自信が演じる役柄を分析している。

「ブギウギ」出演中の小雪、「息子・愛助役の水上さんは、坂口役の黒田さんにいつもいじられています(笑)」

 一方、共演者や撮影現場の雰囲気については「趣里さんは、本当に真っすぐな方です。独自の考えも持っているし、スポンジのようにその場の空気をまとって演じることができる方ですね。もともとバレエもやっていて、歌も歌えるし、英語もできるし、鬼に金棒です! そんな趣里さんには『お仕事ばっかりしていると消耗するから、自分の人生も生きるのよ』ということをアドバイスさせていただきました。息子・愛助役の水上さんは、素朴で明るい、天真らんまんな方です。癒やしのキャラクターとして現場に安らぎをもたらしてくれています。そして、坂口役の黒田(有)さんにいつもいじられています(笑)。『ブギウギ』の撮影現場はいつも和やかで明るく、大阪の朝ドラの元気さというのがすごく伝わる現場だと思います」とエピソードを語った。

 最後に視聴者に向けて、「スズ子の元気な歌声は、聴いていて耳に残りますよね。毎日、それが心にも響いて、日常のエッセンスになり、『今日もブギウギを見て元気をもらおう』と皆さんにとってビタミン剤のような役割になったらうれしいです」と呼び掛けている。

「ブギウギ」出演中の小雪、「息子・愛助役の水上さんは、坂口役の黒田さんにいつもいじられています(笑)」

【番組情報】

連続テレビ小説「ブギウギ」
NHK総合
月~土曜 午前8:00~8:15ほか ※土曜は1週間の振り返り
NHK BSプレミアム・NHK BS4K
月〜金曜 午前7:30〜7:45ほか

NHK担当/kizuka



この記事をシェアする


Copyright © TV Guide. All rights reserved.