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飯沼愛、「何があってもセリフだけは出てくるようにと、たくさん練習しました」――「VIVANT」インタビュー2023/08/19

飯沼愛、「何があってもセリフだけは出てくるようにと、たくさん練習しました」――「VIVANT」インタビュー

 TBS系で放送中の日曜劇場「VIVANT」。本作は、堺雅人、阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司といった日本を代表する俳優陣が豪華初共演を果たしているほか、数々の大ヒットドラマを手掛けてきた福澤克雄監督がテレビドラマの新時代を切り開く、前例のないエンターテインメントを作り上げる“限界突破!アドベンチャードラマ”です。

 ここでは、第3話で世界的伝説のハッカー“ブルーウォーカー”という正体が判明した太田梨歩を演じる飯沼愛さんのコメントをお届けします。

飯沼愛、「何があってもセリフだけは出てくるようにと、たくさん練習しました」――「VIVANT」インタビュー

――台本を読んだ感想をお聞かせください。

「話が壮大で複雑で、しかも展開も早くて、これが映像になったらどうなるんだろうと、とてもワクワクしました。第1話の放送は面白すぎてあっという間で、すぐにもう一度見返しました(笑)。友人から『今回はどんな役?』などと連絡をもらいましたが、何とも答えられず、もどかしい毎日でした。第3話放送後にはビックリしていましたね。親にも詳細は伝えていませんでした(笑)」

――天才ハッカーの役どころですが、演じるにあたり意識されたことを教えてください。

「自分の実年齢より五つも年上だし、“ブルーウォーカー”という世界で伝説のハッカーなど想像がつかず、最初は不安だらけでした。まず、太田はなぜハッキングするようになったのかや、2年前に山本巧(迫田孝也)にどのように脅されていたのかなど、彼女の背景にどんなことがあったのかを福澤監督にも直接お話を伺いながら、具体的に穴埋めをする作業を一つ一つ進めていきました。監督は、太田は親の影響でコンピューターに触れる機会が多くてのめり込んでいき、それを突き詰めるがあまり、ハッキングに手を染めてしまった女の子。ただ、自分のためやお金のためというわけではなく、彼女自身の“正義”を元にハッキングをしているとおっしゃっていたのが、とてもふに落ちました。作業を進めていく中で、彼女に共感できた瞬間があって、その時に少し近づけたかなという感覚です。また、監督が『うまくやろうとしなくていい』という言葉をかけてくださったのがとても大きくて、それを特に意識して演じさせていただきました」

――2021年の「TBSスター養成プロジェクト」で芸能界デビューしてから約2年。これまでの経験で本作に生かせたことがあれば教えてください。

「段々と撮影現場で緊張しなくなったかなと思います。『緊張を扱うのも一つの技術』と言われたことがあったのですが、本当にその通りだなと実感しています。本作の撮影もやっぱり緊張はしましたが、程よい緊張感でいられた気がします。初めてのドラマの撮影現場では、周りのスタッフの方々の多さに驚きました。学園モノで生徒役の方も多く、カメラが自分だけに向いている時には周りの視線がどうしても気になってしまいました。それがいろんな作品に出演させていただくうちに、段々とお芝居だけに集中できるようになってきていて。本作の現場もキャストさんやスタッフの方が大勢いらっしゃいますが、そんな中でも目の前の相手に集中できたのは、一つ成長できたのかなと思っています。ただ、これだけの豪華なキャストの方々を目の前にすると、緊張で自分がどうなるか分からなかったので、何があってもセリフだけは出てくるようにと、たくさん練習しました。あえて堺さんと思わず、ずっと乃木(憂助)さんだと思うようにも意識していました(笑)」

飯沼愛、「何があってもセリフだけは出てくるようにと、たくさん練習しました」――「VIVANT」インタビュー

――撮影現場で印象に残っているエピソードはありますか?

「今回、自分の撮影が始まる前にも撮影現場へ見学に行かせていただきました。事前に福澤監督の現場の空気感にも触れられて本当によかったです。現場見学をさせていただいた時に、役者の方々を見ている福澤監督の表情がとても印象的でした。役者の方同士が熱くお芝居している時の監督はとても笑顔なんです。ご自分がワクワクしたものを撮るという福澤監督の熱い思いが見えた気がしました。それと同時に、監督を笑顔にさせる役者の方々のすごさにもとても感動しました。そんな場面に何度も立ち会えたことは大きな経験でした」

――毎週「VIVANT」を楽しみにしている視聴者へ向けてメッセージをお願いします。

「私自身、『VIVANT』をリアルタイムで見られる世代に生まれて本当によかったと思っています。しかも、それに出演できるなんて。多くの方々にリアルタイムで見ていただきたいです」

【あらすじ】

 乃木(堺)は“テント”のリーダーであるノゴーン・ベキ(役所広司)が、幼い頃に生き別れた父だと確信し、がくぜんとする。一方、野崎守(阿部寛)もまた、乃木家の家紋とテントの犯行現場に残されたマークの類似に気付き、乃木とテントの関係にたどり着いていた。いよいよ“テント”の実体や謎に迫っていく。さらに、明かされるFの秘密、乃木の正体を追う野崎ら公安、そして、ついに行われるジャミーン(ナンディン-エルデネ・ホンゴルズラ)の手術の行方は…。怒濤(どとう)の後半戦が幕を開ける。

飯沼愛、「何があってもセリフだけは出てくるようにと、たくさん練習しました」――「VIVANT」インタビュー
飯沼愛、「何があってもセリフだけは出てくるようにと、たくさん練習しました」――「VIVANT」インタビュー

【番組情報】

「VIVANT」
TBS系 
日曜 午後9:00〜9:54

TBS担当 A・M



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