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ライト東野とレフト藤井も大爆笑! 「ここで最終回でもいいのではと思うぐらいぶっ飛んでいるので、大いに笑っていただきたい」――「あらびき団2023」夏の2週連続30分SP2023/07/20

ライト東野とレフト藤井も大爆笑! 「ここで最終回でもいいのではと思うぐらいぶっ飛んでいるので、大いに笑っていただきたい」――「あらびき団2023」夏の2週連続30分SP

 TBS系では、7月20日、27日の2週にわたり、深夜0時28分からのモクバラナイト枠で「あらびき団2023夏」を放送します。

 ライト東野(東野幸治)とレフト藤井(藤井隆)がMCを務める本番組は、“あら削り”な一芸を持ったパフォーマーを紹介する“伝説”のネタ番組で、2007〜11年にレギュラー放送、その後も特番としてたびたび放送され、ハリウッドザコシショウ、風船太郎、世界のナベアツ、AMEMIYA、はるな愛ら多くの“あらびき”スターが誕生しました。さらに、いまや大活躍のかまいたち、シソンヌ、マヂカルラブリーなど、多くの賞レースチャンピオンたちが若手時代にパフォーマンスをしていたのもこの番組です。

 22年2月に番組初のゴールデンタイムで放送し、8月には2夜連続放送、10月には「お笑いの日」に初参戦、年末には1時間半スペシャルを放送し、話題となりました。23年初の放送は、「『あらびき団2023夏』〜みんなで笑おう!真夏の2週連続30分SP〜」と題し、往年のあらびきスターから世に出ていない新人あらびきパフォーマーまで、「あらびき団」が世界へ自信を持ってお薦めできるパフォーマー1組を決定。新感覚で新鮮なパフォーマーを詰め込んだ30分を2週連続でお送りします。

 この放送を記念して、MCのライト東野さん(東野幸治)とレフト藤井さん(藤井隆)に番組への思いを伺いました。

――放送決定を聞いた時の心境はいかがでしたか。

東野 「過去にいろいろな時間帯で放送をさせていただいて、TBSのお笑い番組に勝手に貢献していると思っていたのですが、今回の話を聞いて『あ! そうじゃなかったんだな』と(笑)。1時間番組ではなく、まさかの深夜30分が2週連続放送で、これはもしかしたら深夜時代に放送したあらびき団のノリがまた楽しめるのかなと思いました。実際に撮影をしてみたら、ゲストなしの30分放送という至ってシンプルなあらびき団でとても楽しかったです。今回は新パフォーマーが多く、新鮮で笑い過ぎてしまいました」

藤井 「あらびき団が始まった16年前から一貫してライト東野さんについていっているということで、今回も収録があると聞いて本当にうれしかったです。今日ここに来るまでは“2週にわたって30分の放送”というのを知らず、台本を見て知った時は爆笑してしまいました」

東野 「30分を2回放送ってすごいスタイルですよね。なぜTBSさんは1時間の放送にしてくれなかったのだろうと一瞬考えてしまったれど、『いや、吉本興業がTBSさんにお願いをして30分獲得してくれたんだ』と気づき、大きな間違いだったという、おごり高ぶっておりました(笑)。おそらく吉本興業が肩入れをして、なんとか放送ができるということですよね。だから大きなプレッシャーがありました。TBSさんに『あらびき団はやらなくてもよかった』と思われたらいけないですから(笑)」

――今回の見どころを教えてください。

東野 「初めての方から往年のスターまで、さまざまなパフォーマーが出演してくださってうれしかったです。過去に出演していたある女性あらびきパフォーマーが出てくるのですが、そこでかなり驚いてしまいました。久しぶりであまりにも面白かったので、3回ほど見させてもらいました。1夜目の30分と2夜目の30分はまた違う要素の面白さでしたので、2夜に分けての放送でよかったのかもしれません」

藤井 「面白さの味付けが全く違いますよね。まかさ2夜目が2日目のカレーみたいに味わい深いことになっているとは。とにかくコクがすごいです。この番組を16年やっていて、東野さんが『もう1回見せて!』というのが3回あったのは珍しいことなんです。こんなことはめったにないので、夜の本放送で一度ご視聴いただいて、後日にTVerで何度もご覧いただければと思います。お昼に再び視聴してみて、本当に笑えるのか確認しながらというのも楽しめますよ!」

東野 「1夜目が漫才でもコントでもない往年のあらびき団の雰囲気になっていたので、懐かしさと共にテンションが上がっていたら、2夜目は全員が『えっ?』という感じになりました」

藤井 「ボーンというような破壊衝動が起きてすがすがしかったです」

東野 「ここで最終回にしてしまっていいのでは、というぐらいの衝動です。ボーンとなって『あ、全部が終わったな』という感じでした。特に2夜目がすごいです。ですので、いきなり2夜目を見るよりも、1夜目を見てあらびき団の雰囲気をつかんだ上で、2夜目に意外な面白さで自爆してほしいです」

藤井 「一緒に爆発していただきたいです」

――売れていきそうなパフォーマーはいらっしゃいましたか。また、視聴者には番組をどんな気持ちで見てほしいですか。

東野 「私の好みになってしまうのですが、申し訳ないなと思いつつ、ツッコミやフリをやってくれる方のビジュアル感で笑ってしまうんです。もちろんコントのクオリティーも高い方もいらっしゃいます。おのおのの個性がおかしなことになっているのもあらびき団の良さですよね。ここから羽ばたいていってほしいし、隙あらばキングオブコントの決勝メンバーに残っていただけたらうれしいなとは思います」

藤井 「この番組をきっかけに、たくさんの方に知っていただきたいパフォーマーもいらっしゃるでしょうし、スタッフの皆さんも含め、そういう思いであらびき団にエントリーしていただいている方もいらっしゃいます。ですからご覧いただけたら楽しめると信じています。そして、笑いの破壊衝動というのはこんなにも強いものだと伝えたいです。衝動にもいろいろありますが、そういうものをすべて飛び越え、どうでもいいという気持ちになるのはこんなにも楽しいことなんだなと、視聴者の皆さんにも感じてほしいです」

東野 「何かに悩んでいる方にも見ていただきたいです。パフォーマーがぶっ飛び過ぎていて、視聴者の方が抱えている悩みも忘れてついつい笑ってしまうと思いますので。で、ベッドに入って寝る時にパフォーマーのあの歌がループする、目がさえて寝られなくなる、体調が悪くなる、でも仕事行く、それが生きるっていう(笑)。あらびき団の正しい見方なのかなと思いました」

藤井 「ルッキズムなどいろいろなことを大事にしなくてはいけないことは多いかと思いますが、そうでない気持ちを解放してみるのはいかがでしょうという感じです。本番組は、実は何か大きな狙いがあるんじゃないかなと思っています」

――2023年下半期で、あらびき団の野望などはございますか。

東野 「あらびき団でパフォーマンスしたい方や、ここに出るのが目標だった方のために、あらびき団という独自のフォーマットは残しておきたいと思っています。腹を抱えて笑える瞬間に出合えるのがあらびき団ですから。今はストイックなバラエティー番組もたくさんありますが、そうでないところでゲラゲラ笑うというのも笑いの一種だと思うので、いろいろな笑いがある中の一つとして、あらびき団という番組があってもいいのかなと思います」

藤井 「あらびき団を支えてくださっているあらびきパフォーマーと呼ばれる方々の苦悩というのはあるはずなので、地上波やTVerでご覧いただけなかった分、あらびき団のYouTubeでも発信していこうと思っています。そちらも見ていただこうというのが私の野望です」

――30分番組を2週連続放送ということですが、どのようなノリなのでしょうか。

東野 「去年のように大きなスタジオでゲストを呼んで撮影するのも大変ありがたかったですが、今回のようにあらびき団という身の丈に合った感じで、シンプルに放送するのもいいのかなと思いました」

藤井 「30分を2夜連続や2週にわたってとは言っているのですが、30分の番組を二つ作ったということがものすごく大事なのです。その30分であらびき団をすべて表現しているというのが悔しいくらい完璧だったので、スタッフの皆さんは本当にすごいなと思いました。最初の頃の収録は確かにこうだったなというのを思い返せました」

東野 「確かに! 懐かしかったですよね」

藤井 「当時はビデオで録画していただいたり、今もハードディスクで録画していただけていると思うのですが、今はTVerで何度も気軽に見ていただけるので、配信もご活用いただければと思います」

東野 「TVerで見てほしいというのがやたらと台本にも入ってるんですよ。刷り込みのように(笑)」

藤井 「なんとか記事に『TVerで』と書いていただこうと思って、自然な顔してTVerをねじ込むように言っていますが、本音は恥ずかしいです(笑)」

――あらびき団にも出演した芸人さんが多方面で活躍されている姿を見ていかがですか。

東野 「初回から出演してくださっているハリウッドザコシショウさんが、“キング・オブ・あらびき”とご自身でもおっしゃってくれてありがたいですし、バラエティーのど真ん中を悠然と歩いていらっしゃるのはうれしいですよね。第2、3弾のザコシさんのような方が現れたらいいなと思います」

――あらびき団の歴史を振り返っての感想をお願いします。

東野 「16年やっていて、あらびき団独自のフォーマットができているというのはありがたいなと思いますし、ずっと続けていきたいです。次の世代にもMCをやってもらって、ライトやレフトではなくセカンドかショートか分かりませんけれども(笑)。時代の変化と共に、次の世代にもつなげるような番組になったらいいなと思っています」

藤井 「あらびき団という言葉が認知されてきているとは思うのでよかったのかなと思います。1年に1回などたまに見たくなるし、『あらびき団って、まだやってるのか』という気持ちにもなりますよね。『このパフォーマーさん、前と見た目が変わったな』とか『今はこの辺に住んでいるのか」とか、そういうことに気づいてしまうネタ番組はあまりないと思うのです。そういった親近感が湧いたような視点にもなるのも本番組のいいところだと思います」

――最後に、番組を楽しみにしてくださっている視聴者にメッセージをお願いいたします。

東野 「今回は深夜30分間の2週連続放送です。あらびき団を一番最初から見ていた方は懐かしの時間帯での放送かと思います。ゲストなしでのシンプルなあらびき団になっていますので、深夜ならではのあらびき団パフォーマンスを見て、何も考えずに大いに笑っていただきたいです。リアルタイムで見られなかったらTVerでも楽しめますよ!」

藤井 「この30分の深夜番組が楽しかったんだなというのを再確認できたので、また放送がある時は参加させていただきたいなと思っています。そしてリアルタイムで視聴した後、あなたのご都合のよい時間にTVerでご覧いただけたらこんなにうれしいことはないです。ぜひよろしくお願いします」

――ありがとうございました! 東野さんが3回も見て爆笑したパフォーマーとは一体…?

【番組情報】

「モクバラナイト『あらびき団2023夏』~みんなで笑おう!真夏の2週連続30分SP~」
TBS系
7月20日、27日 深夜0:28~0:57 ※一部地域を除く
※TBS放送後、TVerにて見逃し配信!

TBS/MBS担当 S・Y



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