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“出会い”、“奇跡”を通してついに見つけた“夢”――物語が大きく動き始める「日ぐら」、そんな中、思わぬ事態が…2023/05/28

“出会い”、“奇跡”を通してついに見つけた“夢”――物語が大きく動き始める「日ぐら」、そんな中、思わぬ事態が…

 ABCテレビが4月から新設し、日曜午後10時の全国ネット連続ドラマ枠の第1弾として放送中のドラマ「日曜の夜ぐらいは. . .」。脚本家・岡田惠和さんのオリジナル作品となる本作は、お互いの存在も知らない3人の女性があるラジオ番組をきっかけに運命的な出会いを果たし、戸惑いながらも心を通わせ始め、漫然とした暮らしの中で行き詰まっていた3人の人生が静かに動きだす姿を描いています。

 先週放送された第4話では、岸田サチ(清野菜名)、野田翔子(岸井ゆきの)、樋口若葉(生見愛瑠)がそれぞれ抱えていた“友情の歴史”が明かされ、見る人にもどこか思うところがあると感じるような、そんな回となりました。そして、ラストには「やろう!」と“カフェを開くこと”を決意した3人。いよいよ物語が大きく動き始めた「日ぐら」。本日5月28日・第5話の放送を前に、心温まった第4話を少しだけ振り返っていきます。

それぞれが口にした過去、絆を深めた3人が夢を見つける!

“出会い”、“奇跡”を通してついに見つけた“夢”――物語が大きく動き始める「日ぐら」、そんな中、思わぬ事態が…

 宝くじで3000万円に当選するという奇跡を通して再会し、「幸せになろう!」と大金を山分けした3人。しかし、思わぬ出来事の連続に嫌気が差した3人は、直接会うことに。周りの目など気にせずキャッキャとする3人でしたが、次第に語られたのは3人それぞれが抱えていた“友情の歴史”でした。

“出会い”、“奇跡”を通してついに見つけた“夢”――物語が大きく動き始める「日ぐら」、そんな中、思わぬ事態が…

 サチの友情の歴史は、“後悔”。中学、高校と仲の良かった親友・みちるが高校を辞めたサチを気にかけていたところ、余裕のなかったサチは「大丈夫とか聞かないで」「上から目線で心配されるの不愉快だから」「うざい。ほっといて」と八つ当たりして突き放してしまったことを2人に明かします。自分が悪いことは分かっているとざんげしながらも、すぐに謝れず1人になってしまったサチの後悔は大きそう。

“出会い”、“奇跡”を通してついに見つけた“夢”――物語が大きく動き始める「日ぐら」、そんな中、思わぬ事態が…

 若葉の友情の歴史は、“裏切り”。独りぼっちだった彼女に声をかけてくれるみどりが現れ、「初めて友達ができた!」と舞い上がっていた裏では、本当の仲間内で「痛くて笑える人」とネタにされているという、なんとも残酷な現実が。生見さんのモノローグが、相当つらく悲しい出来事だったことを物語っていると感じるほどです。

“出会い”、“奇跡”を通してついに見つけた“夢”――物語が大きく動き始める「日ぐら」、そんな中、思わぬ事態が…

 翔子の友情の歴史は、“不安”。自分では明るいし他人ともすぐ仲良くなれると思っている彼女も、その裏では「私がいないところでみんなが集まっているんじゃないか」という不安に駆られていました。“気づいたら周りに人がいなくなる。でもなんでそうなるのかはいつも分からない、怖い”――ヘラヘラしながらもビクビクしている翔子の人物像と本音が見えた瞬間でした。

 三者三様の“友情の歴史”に、見ている人もどこか「不安になったことがあったな」「私にもこんなことがあったな」「こんなこと言われて傷ついたっけ」と思い出した人もいたのではないでしょうか。3人が抱えるものが垣間見えるだけでなく、見る人にも気付きを与えた、大切なシーンとなりました。

“出会い”、“奇跡”を通してついに見つけた“夢”――物語が大きく動き始める「日ぐら」、そんな中、思わぬ事態が…

 お互いの過去をさらけ出し合った3人。シリアスなシーンから一転して、“健太”…ではなく住田賢太(川村壱馬)がプロデュースするカフェに立ち寄ったり、サチの家にお泊まりしたりと、前半からは一転して楽しそうな様子が描かれました。SNS上では「3人の会話にほっこりする」「3人が笑顔で楽しそうな場面が多くてうれしかった」「幸せになってほしい」と多くの反響も集まっています。

 そして夜を迎え、その日の余韻に浸る3人。そんな中、若葉は「一緒にいたい。一緒に生きていきたい」と提案します。不安を感じていた若葉でしたが、そんな不安とは裏腹にサチと翔子は「あるんじゃな〜い?」と即採用。さらに、サチも「小さなカフェとか、3人でやってるのを想像しながら寝てる」とつぶやくと、これまた「あるんじゃな〜い?」と前向きな回答が。“3人で一緒にカフェを開く”、「やっちゃう?」「やろう!」「決まりで!」というとんとん拍子の流れがほっこりとするだけでなく、物語の歯車がまた一つかみ合った瞬間でもありました。ここから、物語がまた大きく動き始めそうです。

いよいよ動き始める3人。しかし、またしても予想外の出来事が…

“出会い”、“奇跡”を通してついに見つけた“夢”――物語が大きく動き始める「日ぐら」、そんな中、思わぬ事態が…

 「3人でカフェを開く」という共通の夢を持ったサチたち。第5話ではいよいよ3人が、市川みね(岡山天音)や賢太を巻き込みながら“チーム”として動き始めます。サチは、無味乾燥としたファミリーレストランでのアルバイト中も、メニューを気にして見るようになったり、翔子はタクシー運転手の利点を生かし、おしゃれなカフェ情報を収集をしたりと充実した様子。さらに、サチはふと見つけた和風カフェで賢太と偶然出会い…。「サチ」と呼ぶ賢太の姿も予告映像で流れていましたが、第5話の見どころの一つになりそうです。

 一方、周囲にカフェなんてない田舎で変わらない生活を送っていた若葉は、1人取り残されたような気分になり、もどかしさと焦りを感じ始めます。そんな若葉を見守る祖母・富士子(宮本信子)、そして若葉の口からついに放たれる「東京に行きたい」という決意の一言。2人の関係にも大きな変化が訪れそうな予感がします。

 そんな中、翔子のもとには突然、兄・敬一郎(時任勇気)が現れます。第2話で初登場した際には、翔子に散々言いたいことをぶつけていた敬一郎。一体なぜ現れたのか。やがて連絡もつかなくなり、不安を覚えるサチたち。翔子の身に何が、そしてそこに待ち受ける出来事とは…。

【番組情報】

「日曜の夜ぐらいは. . .」
テレビ朝日系
日曜 午後10:00~10:54
※放送終了後、TVer、ABEMAで最新話を1週間見逃し配信
※TVer(https://tver.jp/series/srf2ejuoxr)では第1~3話を無料配信中
※TELASA、U-NEXTでは全話見逃し配信中

ABCテレビ担当 S・H



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