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「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」強行犯係の女性刑事コンビ・岡崎紗絵&長井短インタビュー「お互いの印象を答える練習をしました(笑)」2023/05/18

「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」強行犯係の女性刑事コンビ・岡崎紗絵&長井短インタビュー「お互いの印象を答える練習をしました(笑)」

 テレビ朝日系で放送中のドラマ「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」福田靖氏が脚本を手掛ける本作は、元高校教師という異色の経歴を持つ熱血刑事・仲井戸豪太(桐谷健太)を中心に、刑事と検事、そして刑事ドラマには珍しい判事(=裁判官)も加わり“事件にまつわるすべての人々”をサスペンスとユーモアで描いた大人の群像劇です。

 そんな本作で、豪太が所属する強行犯係の刑事・原口奈々美を演じる岡崎紗絵さん、同じく同僚刑事の岸本凛を演じる長井短さんにお話を伺いました。

「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」強行犯係の女性刑事コンビ・岡崎紗絵&長井短インタビュー「お互いの印象を答える練習をしました(笑)」

――初共演のお二人ですが、写真撮影を拝見してすごく仲が良さそうに見えました。お互いの印象をお伺いできますか?

長井 「これ練習したよね、お互いの印象練習(笑)。お互いボロクソに言い合ったら、面白いかなって(笑)」

岡崎  「そう、部屋に入ってくるところからバチバチで、最後の最後までそうやったらどうだろうねって言っていたんです(笑)」

長井 「そんな冗談はさておき…。お会いする前は、いわゆる“女優さん”というか、正統派な感じの方なのかなって思っていて」

岡崎 「正統派ですけど…?」

長井 「とても奇麗な方なので、口数の少ないおとなしくて清純な方かなと思っていたんですけど、意外と話せる。私と話してくれるってことは『あれ、結構なんか…おじさん?』って」

岡崎 「正統派でやらせていただいているんですけど…」

長井 「失礼いたしました。もう本当にイメージ通りの清純な方で…清純過ぎて話すことないですね(笑)」

岡崎 「営業妨害です(笑)」

長井 「すみません。けど、本当に楽しい方です」

「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」強行犯係の女性刑事コンビ・岡崎紗絵&長井短インタビュー「お互いの印象を答える練習をしました(笑)」

――すごくよく分かりました(笑)。では、岡崎さんから長井さんへの印象はいかがですか?

岡崎 「最初はお芝居をしているところとお写真でしか知らなくて、不思議な…話のキャッチボールが2回位で終わっちゃいそうな雰囲気を感じて」

長井 「クールな感じね」

岡崎 「クールとは言ってないんですけどね(笑)。不思議な世界観というか、空気を醸し出しているから、あんまり私自身も話せないかなと思っていたんです。もう“長井短”っていう名前からして個性を感じて…、私にはないものをいっぱい持っているから、すごいうらやましいんですけど「話してくれるのかな?」って。だから、お話しすればするほど「あ、しゃべれる!」っていう喜びが最初でした。今はお話ししやすいなって思います」

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――それぞれの役柄についても伺いたいのですが、まずは岡崎さんが演じる原口奈々美はどういうところが魅力的だと思われますか?

岡崎 「奈々美は、すごくかわいらしい女性で。外見も、本当に刑事かなってファッションですし、キャラクターも強行犯係の中ではホーム感があるので、キュルンとしたかわいらしい感じなんです。だけど、内面の心(しん)のところはすごくしっかりしていて、正義感がある女性だなと思っています。いつもキュルキュルして突っ込まれていますけど、お話が進んでいくと、奈々美がどういう気持ちで刑事課に入ったのか、真面目な自分の核となるところをしっかり持っているんだなというのが明かされていくと思うので、そういう部分も楽しみなところでもあり、すてきだなと思います」

「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」強行犯係の女性刑事コンビ・岡崎紗絵&長井短インタビュー「お互いの印象を答える練習をしました(笑)」
「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」強行犯係の女性刑事コンビ・岡崎紗絵&長井短インタビュー「お互いの印象を答える練習をしました(笑)」

――岡崎さんは奈々美に共感する部分はありますか?

岡崎 「周りの様子をよく見ているところですかね。私、幼少期に親の仕事の都合で転校を繰り返していたんです。なので、新しいところにパッて入った時に、この現場はこの人を中心に回っている、みたいなことが何となく分かるんです。そういう部分は似ているかもしれないですね」

――なるほど。周りをよく見て、気を使ってらっしゃるんですね。

岡崎 「どうですかね。自分では気を使えているかは分からないですけど、少なくとも奈々美はそうだと思います」

長井 「でも、そうだと思う。紗絵ちゃんって、誰とでも長めに世間話できるよね」

岡崎 「え、そうですか?」

長井 「すごいなと思う。私はあんまり慣れてない人とだと、1分とかで、もう『どうしよう…』ってなって、『ちょっとトイレ行ってきます』とか言って逃げちゃうけど、それで戻ってきてもまだお話してたりするからすごいなと思う。会話の能力、コミュニケーション能力が高い」

岡崎 「でも、オウム返ししてるだけかもしれない」

長井 「いや、それも能力だよ。できないもん」

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――ありがとうございます。続いて長井さんが演じられる岸本凛の魅力も教えてください。

長井 「凛ちゃんは、あまり感じの良いキャラクターではないんです。少し下手くそな生き方というか、うまく立ち回れば、もっと人にかわいがられると思うんですけど。でも、そういうことよりも『自分がしたくないことはしない』みたいな筋の通し方が格好いいし、今っぽい役だなと思います。刑事に限らず男性の方が多い職場にいる女性は、居心地よく過ごすためとか、バランスを取るために明るくしようとか、楽しい雰囲気を出そうと気を使うことがどうしても多いと思うんです。実際にもそうですし、ドラマに出てくるキャラクターでも、やっぱりちゃんと頑張る役が多いと思うんですけど、凛ちゃんはそうではないんです。凛ちゃんも、仕事はとても真面目にやる人なので、やるべきことはきちんと頑張るけど、頑張ってるところを他人に見せるのは、多分ものすごく嫌がるんだろうなと思います」

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――これまでの撮影で印象的なシーンはありますか?

長井 「居酒屋のシーンですかね。基本的には本当に居酒屋で撮影しているから、どんどん居酒屋で飲んでるみたいな気持ちになって」

岡崎 「そうそう。警察署内のシーンとはまた違った空気感にガラッと変わるし、物理的な距離感も違うから」

長井 「リラックスして、ちょっと気の抜けた会話ができますね」

【プロフィール】

「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」強行犯係の女性刑事コンビ・岡崎紗絵&長井短インタビュー「お互いの印象を答える練習をしました(笑)」

岡崎紗絵(おかざき さえ)
1995年11月2日生まれ、愛知県出身。近年の出演作はドラマ「花嫁未満エスケープ 完結編」(テレビ東京系)、日曜劇場「オールドルーキー」(TBS系)など。モデルとしても活躍。


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長井短(ながい みじか)
1993年9月27日生まれ、東京都出身。近年の出演作は「星降る夜に」(テレビ朝日系)、「来世ではちゃんとします3」(テレビ東京系)など。モデル、執筆家としても活躍。

【番組情報】

木曜ドラマ「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」
テレビ朝日系
木曜 午後9:00~9:54

【プレゼント】

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取材・文/金澤久留実(テレビ朝日担当) 撮影/蓮尾美智子



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