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吉谷彩子、「『詩だって悪いじゃん!』という意見があってもいいと思います」――「悪魔はそこに居る」インタビュー2023/03/30

吉谷彩子、「『詩だって悪いじゃん!』という意見があってもいいと思います」――「悪魔はそこに居る」インタビュー

 小説投稿サイト「エブリスタ」で人気を博し、「めちゃコミック」でコミカライズされ累計100万DLを突破した話題作を、吉谷彩子さん&石井杏奈さんのダブル主演でドラマ化したオリジナルドラマ「悪魔はそこに居る」が、Paraviで独占配信中。

 主人公は、子どもの頃から一緒に育ってきた、いとこ同士の今西詩(吉谷)と九条美園(石井)の2人。意地っ張りで素直に感情を表すことが苦手な詩と、誰からも愛されるキュートで甘え上手な美園という対照的な2人は、都内のマンションで同居していて、家族でもあり親友のような存在です。しかし、悪魔のような冷徹な心を秘めた美園の裏の顔を知らずに同居生活を送る詩は、徐々に破滅へと追い込まれ、美園の裏切りに気付いて絶望した詩は、復讐(ふくしゅう)を誓って反撃に。女性同士のコンプレックスやゆがんだ競争心や承認欲求が生み出す、ドロッとしていてヒリヒリ感のある愛憎サスペンスストーリーは、よくも悪くも幅広い女性が共感するドラマとなっています。

 ここでは、本作で主人公・詩を演じる吉谷さんにインタビュー。作品への印象や役作りで気を付けたこと、さらには驚くべき意外な素顔まで語っていただきました。

吉谷彩子、「『詩だって悪いじゃん!』という意見があってもいいと思います」――「悪魔はそこに居る」インタビュー

――最初に台本を読んだ時の印象や、詩のキャラクターについて、あらためてお聞かせください。

「詩は言いたいことが言えなくて、すぐに我慢してしまうタイプ。気を使って言った言葉なのに嫌みに捉えられて、相手をイラつかせてしまう一面もあります。美園に対しての罪悪感がそうさせているのだと思うのですが、その部分では損している少しかわいそうな女の子だと思います。物語全体を通して、それぞれのキャラクターが何かしら闇を抱えている作品だと思ったので、みんながどんな闇を抱えているか考えながらバランスをとって演じていきたいと思っていました」

――原作を読んで取り入れた要素はありますか?

「本作では、監督から『原作に忠実過ぎなくていい』とお話をいただいていました。原作では詩はロングヘアなのですが、私は短いのでビジュアル面でも異なっています。そんな中で原作ファンの方にも楽しんでいただくために、細かい表情や美園に対しての気持ちは原作から読み取りながら演じていました」

――たとえばどんなところでしょうか?

「美園に対して細かい気を使っているシーンの表情が、漫画ではとても分かりやすく描かれているのでかなり参考にしていました。一方で、演じた時に分かりやす過ぎない程度にしたい思いもあったので、リアルと原作の中間を狙うようにしていました」

――監督からはどんなリクエストはありましたか?

「お芝居についてのリクエストはなかったのですが、『一見美園だけが悪者に見えるけど、詩にも悪いところはある』というお話をしていただいたので、100%美園が悪く見えるようなお芝居ではなく、美園が80%、詩が20%ぐらいに見えるようなあんばいを意識していました。詩だけが悲劇のヒロインに見えないように、微妙な調節を現場でも行っていましたね。私個人の意見としても『詩だって悪いじゃん!』と思う視聴者の意見があってもいいと思っています」

――上杉さんもインタビューで『2人ともどっちもどっちだと思う』とおっしゃっていました。

「やっぱりそういう意見もありますよね! それは狙い通りなので、上杉さんもまんまとお芝居の術中にハマってくださっているのかも(笑)」

――吉谷さん個人としてはどう感じられますか?

「(少し考えて)私はやっぱり美園は悪い子だと思います。自分が演じた詩に愛情がある分、自分のことのような感じがしているのかもしれません」

吉谷彩子、「『詩だって悪いじゃん!』という意見があってもいいと思います」――「悪魔はそこに居る」インタビュー

――ご自身と役柄の共通点はありますか?

「似ているところは多いと思います! 自分の思っていることを強く主張できないところは、お仕事でもプライベートでも共感できる部分。相手を傷つけないように伝えたいことも、上手な方法が見つけられなくていつの間にかどんどん心の中に蓄積されていって、爆発するまで詰め込んでしまう自覚があります。当初からそこに共感できたこともあって、役もすんなり入ってきた感覚がありました」

――石井さんとの2ショットインタビューでは、周りをよく見ていて、気配りが素晴らしいところが詩と似ているというお話もありましたね!

「いやいや…(と謙遜しながら)人から嫌われるのが怖くて、どうするのが一番いいかを考えるために周りはすごく見ているタイプなんだと思います」

吉谷彩子、「『詩だって悪いじゃん!』という意見があってもいいと思います」――「悪魔はそこに居る」インタビュー
吉谷彩子、「『詩だって悪いじゃん!』という意見があってもいいと思います」――「悪魔はそこに居る」インタビュー

吉谷さんの悪魔的要素は?

吉谷彩子、「『詩だって悪いじゃん!』という意見があってもいいと思います」――「悪魔はそこに居る」インタビュー

――ご自身に悪魔っぽいところを感じる部分はありますか?

「だらしないところです(笑)。朝起きた服を脱いだ状態のまま置いてしまうので、脱いだそのままの抜け殻が放置されています。冬は寒すぎるので、着ている服をいっぺんに脱いで事前に暖めておいた服を着るようにしていて、パジャマとインナーがくっついた状態のことも多いです」

――本当ですか!?

「はい(笑)。脱ぎっぱなしの服に関しては、母にもよく注意されていました。たぶん皆さんが思っているよりも大ざっぱな性格だと思います。男性が女性に思い描いているような奇麗さはないかもしれません」

――同性としては好感度が上がるばかりです。では、今悪魔的にハマっていることは何ですか?

「ラーメンです!(と、うれしそうに即答)」

――何系ラーメンがお好きなのでしょうか?

「家系ラーメンが大好きなんです! ハマった当初は一日一食はラーメンを食べていたぐらいでした。禁断症状が出るんじゃないかというくらい欲していた時期もあって、Instagramではラーメンアカウントを作ってしまうくらい。今では食べるペースもだいぶ落ち着きましたが、実は昨日も食べたばかりです。よく少食に見られるのですが、もともとよく食べるタイプ。本作の撮影でも、アルバイト先でまかないを食べるシーンがあったのですが、その際作っていただいたお料理も撮影後にしっかりおいしくいただきました」

吉谷彩子、「『詩だって悪いじゃん!』という意見があってもいいと思います」――「悪魔はそこに居る」インタビュー

――意外なエピソードばかりで驚きです…!

「ちなみに、食べるスピードもとても速いです。ラーメン店によく通うようになると、お店の回転率も気になるようになってしまって(笑)。『秘密のケンミンSHOW極』(日本テレビ系)に出演した時にご当地ラーメンをいただいたことがあるのですが、あの時も誰よりも早く奇麗に完食した覚えがあります」

――では、最後に視聴者に向けてのメッセージをお願いいたします。

「本作の一番の見どころはドロドロしたストーリーだと思うのですが、後半にかけて詩は逆襲劇のように美園と対峙(たいじ)していくことになります。詩は本来そういうことが得意な性格ではないので、うまくできないのですが、その逆襲を経て自分の本当の姿に気付くことになります。美園はもちろん、新谷や伊崎との出会いがあって成長する詩の物語でもあると思うので、そこにも注目していただきたいです。見る人の立場によっていろいろな意見が出てくる作品だと思うので、ぜひ後半もお楽しみに!」

 撮影では、クールな表情からあざとい笑顔まで見せてくれた吉谷さん。インタビュー中には「女性には共感してもらえるかもしれないのですが…(笑)」と言いながら、意外な私生活の様子を語ってくださいました。全体のインタビュー終了後に再度スタジオ内ですれ違うと、あらためてスタッフ全員にお礼の言葉をかけてくださり、吉谷さんの気配りに心温まるインタビューとなりました。

吉谷彩子、「『詩だって悪いじゃん!』という意見があってもいいと思います」――「悪魔はそこに居る」インタビュー
吉谷彩子、「『詩だって悪いじゃん!』という意見があってもいいと思います」――「悪魔はそこに居る」インタビュー
吉谷彩子、「『詩だって悪いじゃん!』という意見があってもいいと思います」――「悪魔はそこに居る」インタビュー

【プロフィール】

吉谷彩子、「『詩だって悪いじゃん!』という意見があってもいいと思います」――「悪魔はそこに居る」インタビュー

吉谷彩子(よしたに あやこ)
1991年9月26日、千葉県生まれ。天秤座。AB型。96年ドラマ「最後の家族旅行」(TBS系)で子役デビュー。映画「ピース オブ ケイク」や「伊藤くんAtoE」、NHK大河ドラマ「利家とまつ」、「陸王」(TBS系)などに出演。最近の出演作には、「グランメゾン東京」(TBS系)、「ハケンの品格」(日本テレビ系)、「正義の天秤」(NHK総合)。現在放送中のNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」にも出演し、話題を集めた。

【番組情報】

Paraviオリジナルドラマ「悪魔はそこに居る」
木曜 午後7:00配信

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取材・文/松村有咲(TBS担当) 撮影/尾崎篤志
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