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和田雅成、相手の女性が悪魔だったら見抜ける?「絶対無理だと思います!(笑)」――「悪魔はそこに居る」インタビュー2023/02/23

和田雅成、相手の女性が悪魔だったら見抜ける?「絶対無理だと思います!(笑)」――「悪魔はそこに居る」インタビュー

 小説投稿サイト「エブリスタ」で人気を博し、「めちゃコミック」でコミカライズされ累計100万DLを突破した話題作を、吉谷彩子さん&石井杏奈さんのダブル主演でドラマ化したオリジナルドラマ「悪魔はそこに居る」が、動画配信サービス・Paraviで独占配信中。

 主人公は、子どもの頃から一緒に育ってきた、いとこ同士の今西詩(吉谷)と九条美園(石井)の2人。意地っ張りで素直に感情を表すことが苦手な詩と、誰からも愛されるキュートで甘え上手な美園という対照的な2人は、都内のマンションで同居していて、家族でもあり親友のような存在です。しかし、悪魔のような冷徹な心を秘めた美園の裏の顔を知らずに同居生活を送る詩は、徐々に破滅へと追い込まれ、美園の裏切りに気付いて絶望した詩は、復讐(ふくしゅう)を誓って反撃に。女性同士のコンプレックスやゆがんだ競争心や承認欲求が生み出す、ドロッとしていてヒリヒリ感のある愛憎サスペンスストーリーは、良くも悪くも幅広い女性が共感するドラマとなっています。

 今回は、詩の元カレで、美園の今カレとなった新谷貴人を演じる和田雅成さんにインタビュー。本作の見どころや撮影でのエピソードはもちろん、ある瞬間に潜む和田さんの“悪魔”の話までたっぷりと語っていただきました。

和田雅成、相手の女性が悪魔だったら見抜ける?「絶対無理だと思います!(笑)」――「悪魔はそこに居る」インタビュー
和田雅成、相手の女性が悪魔だったら見抜ける?「絶対無理だと思います!(笑)」――「悪魔はそこに居る」インタビュー

――最初に台本を読んだ時の感想を聞かせてください!

「台本をいただいてから一番初めにすることが“役の中に正義を見つけること”なのですが、新谷は正義が見つかりにくい役だなというのが第一印象でした。もちろん新谷にも正義はあるのですが、どこに重きを置いて演じるべきなのか悩んだんです。美園に振り回される役で、それを自覚していないのも特徴。原作を読ませていただいた時は割とクールな印象のキャラクターでしたが、監督には『もっとフラットにやってほしい』と言われたので、どこを軸にするかもたくさん考えました」

――どういう考えに落ち着いたのでしょうか?

「最終的には、ほかの人に影響される役にすればいいという考えに落ち着きました。自分が持っていたイメージのキャラクターよりも、ほかの役者さんから受けるお芝居から生まれるものを大切にしようと思って。一方で、受け身でいすぎると成立しないセリフも結構あったので、そこのバランスは難しかったです」

――例えばどんなセリフでしょうか?

「『お前は悪魔だ!』というすごいセリフがあるんです(笑)。相手に対してそんな言葉を発するって相当なことだと思ったので、その感情に至るまでの道筋を頑張って探りました」

――それはかなり印象に残るセリフですね。

「撮影当時は、こんなセリフ一生言うことないだろうし、今までも言ったことないと思っていたのですが、昨年『仮面ライダー』でめちゃくちゃ悪魔と戦っていたことを思い出しました。確か2回ほど『悪魔』って言っていたと思います。今年は『天使』って言える年にしたいです(笑)」

――「あなたは天使だ!」と?(笑)。

「それもかなり癖が強いですね(笑)」

和田雅成、相手の女性が悪魔だったら見抜ける?「絶対無理だと思います!(笑)」――「悪魔はそこに居る」インタビュー

――では、新谷を演じる時に特に心掛けたことはありますか?

「新谷は周りに大きな影響を与えるタイミングでしか出てこないキャラクターなので、逆に新谷自身が影響されるタイミングは少ないんです。美園にコロっと落とされるシーンなんて、たったワンシーン。バーで肩をポンって触れられて、ハッとして恋に落ちるのですが、それを撮影した後に監督たちから『めちゃくちゃコロンって落ちた顔してた!』と喜んでもらえたので、短いですが、それがお客さまに伝わっていたらいいな。一見軽い人間に見えますが、描かれていない部分も含めて自分の中では一本芯を通して演じたつもりです。細かいシーンでも、新谷の背景やこれまでの人生が見せられたらいいなと」

――原作から取り入れた部分はありますか?

「本作では、感情がトップギアの状態の新谷がピンポイントで出てくることが多いので、前後の情景や感情の起伏を把握するためのヒントをいただいていました。台本には書かれていなくても、漫画では先のシーンで『実は…』と説明があるので、そういう部分で心情を読み取らせていただくことが多かったです」

和田雅成、相手の女性が悪魔だったら見抜ける?「絶対無理だと思います!(笑)」――「悪魔はそこに居る」インタビュー
和田雅成、相手の女性が悪魔だったら見抜ける?「絶対無理だと思います!(笑)」――「悪魔はそこに居る」インタビュー

相手の女性が悪魔だったら見抜ける? 「絶対無理だと思います!(笑)」

和田雅成、相手の女性が悪魔だったら見抜ける?「絶対無理だと思います!(笑)」――「悪魔はそこに居る」インタビュー

――相手の女性が悪魔だったら見抜けると思いますか?

「(即答で)絶対無理だと思います!(笑)。もともと疑い深い性格なのですが、新谷と同じように疑いが出てきても、それを本人に聞けないんです。それで自分で勝手に思い込んで破滅していくっていうタイプ。ある意味、ものすごく人を信用しているんです。自分はそういうことをしないし今後もしない自信があるから、相手にもそうであってほしいという願望が勝ってしまうんじゃないかな。だから見抜ける自信はありませんね…」

――人を信じられるところはいいところですが…(笑)。

「そうやって純粋に信じられるところは新谷と共通しているところかも。自分で『純粋です』って言うのはかなり気持ち悪いですが(笑)」

――自分の中に悪魔が宿っていると感じる瞬間はありますか?

「僕の場合、お風呂場に悪魔がいるかもしれません。お風呂では毎回やることが決まっているので、そういう瞬間にふと考え事をしてしまうんです。その日にあった嫌なことや『なんでああいうことをやっちゃうんだろう…』など、自分に対しての負の思いも全部、お風呂で洗い流す習慣になっているんだと思います。だからなのか、お風呂から出たらスッキリするはずなのに、どこかモヤっとしていることが多くて、体を拭いている時に全部忘れよう!って思い直す日々を送っています。悪魔をお風呂に置いてくるような作業になっているのかな」

――みそぎの時間的な…。

「かもしれません(笑)。人間として自分の嫌な部分を全部出すから、お風呂に入っている時の僕はある意味いい顔をしていると思います」

――では最後に、今後の見どころをお願いいたします。

「物語の展開が早いので、配信日に合わせて見てくださっている方にとっては、毎週の楽しみになるんじゃないかなと思います。僕自身もドラマが大好きでよく見るのですが、1週間の楽しみになるし、台本を読んでいても続きが気になる展開なので、新谷がどうなっていくのか僕自身も楽しみながら演じていました。新谷の本当の人柄は作品1本を通さないと分からないので、本当のところはどうなのかをぜひ最後まで見て確認していただきたいです。そして、第1話をご覧になっていない方、僕のキスシーンを見逃さないでください!(笑)」

 取材時期に出演していた舞台公演終わりに取材現場に駆けつけてくださった和田さん。疲れた様子を一切見せず、現場を盛り上げながらお話してくださいました。回答に迷った質問ではスタッフとの会話を交えつつ、真剣に悩みながら答えてくれた和田さんですが、「質問の後、すぐ答えたかのように書いてくださいね!(笑)」とおちゃめなリクエストが出る場面も。最後には「和田のキスを見逃すな!」というキャッチフレーズを残し、足取り軽く次の取材へ向かわれました。

和田雅成、相手の女性が悪魔だったら見抜ける?「絶対無理だと思います!(笑)」――「悪魔はそこに居る」インタビュー
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和田雅成、相手の女性が悪魔だったら見抜ける?「絶対無理だと思います!(笑)」――「悪魔はそこに居る」インタビュー

【プロフィール】

和田雅成、相手の女性が悪魔だったら見抜ける?「絶対無理だと思います!(笑)」――「悪魔はそこに居る」インタビュー

和田雅成(わだ まさなり)
1991年生まれ、大阪府出身。舞台『刀剣乱舞』『弱虫ペダル』「呪術廻戦」など人気舞台で活躍。2023年8月には、舞台「『刀剣乱舞』七周年感謝祭–夢語刀宴會-」への出演が控えている。

【番組情報】

Paraviオリジナルドラマ「悪魔はそこに居る」
木曜 午後7:00配信

【プレゼント】

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取材・文/A・M 撮影/尾崎篤志



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