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新日本プロレス創立50周年特別企画「THE スピリット」が始動! オカダ・カズチカが明かす練習量にシソンヌ・長谷川、池田美優ら絶句「長州さん、ほんとにやってるんすか(笑)」2023/01/09

新日本プロレス創立50周年特別企画「THE スピリット」が始動! オカダ・カズチカが明かす練習量にシソンヌ・長谷川、池田美優ら絶句「長州さん、ほんとにやってるんすか(笑)」

――ここで番組のコンセプトにかけて、それぞれ駆け出しの頃の思い出を伺えますでしょうか。

長谷川 「吉本(興業)のNSCっていう養成所の東京11期生で。その一つ上・東京10期生にオリエンタルラジオさん(中田敦彦、藤森慎吾)がいたり、はんにゃさん(川島ofレジェンド、金田哲)とか、フルーツポンチさん(村上健志、亘健太郎)とか、インポッシブルさん(えいじ、ひるちゃん)とか、トレンディエンジェルさん(たかし、斎藤司)とかいるんですけど。今回の番組の特別コーチみたいな感じで、NSCである授業の時にスタッフをやるんですね。その時の10期生がめちゃくちゃ怖いんですよ、全員」

池田 「そうなんだ」

長谷川 「でも1年後、自分がスタッフ側に立った時に会社から言われるんですよ。ならず者たちが来るんで、 引き締めるために、ちょっと厳しくいけって。あの時は、なんでこんなに厳しいんだろうと思ったんですけど、そのおかげで先輩関係とか礼儀とかをちゃんとたたき込まれたんですよね。どこに行っても全員あいさつしますし、身になったなと思いますね。でも生意気でしたね、みんな(笑)。面白いで勝負しろや!みたいな気持ちもあったりして。今回、そういう人が意外といないじゃないですか。『俺のが強えんだ!』みたいな、そういうちょっと変な人が入ってきてたら面白かったかなって思ったんですけど」

池田 「確かにいないですね」

長谷川 「いないのよ、生意気なやつが。みんなしっかりしてんなと思いました」

池田 「初めは、ほんとに遊び半分というか、声をかけていただいて入ったので。その時、中学3年生だったのもあって、お小遣いがもらえるし、雑誌に載れるなんていいことしかないじゃん!みたいな感じで始めて。最初の頃、見つけてくれた副編集長の方がすごい押してくれて。だからこそ、すごい枕だとかも言われました。でも、そんなんじゃねえんだぞ!ってメラメラしたというか、ちげーし!みたいな」

長谷川 「なるほどね。エネルギーになったのね」

池田 「周りから言われることにムカついちゃって。そこから、自分の力でやってやろう!っていうプロ意識というか。プロ意識が出てからは、教えてくれる方はいないので、ポージングだったりっていう基礎的なことを先輩のを見てまねして盗むというか。違う雑誌を見て参考にしたりして頑張っていました。『Popteen』ていう雑誌は結構シビアなんですよね。ファンの方からの票数とかも毎月編集部に飾られるので。1票差とかでも、ランキングが変わってきたりとか」

長谷川 「へえ。嫌だなあ。でも、しょうがないよねえ…」

池田 「みんな10代の女の子なんで、面倒くさかったんですよ、人間関係も本当に!」

長谷川 「それ、すげえ言うよな(笑)」

池田 「たくさんけんかもしましたし。でも、あんだけ頑張ったからこそ卒業して違う雑誌に出させてもらうと、撮影する対数とかも全然違うし」

長谷川 「対数って何?」

池田 「1カ月私服コーデ持ってきてとか、『Popteen』の時に言われて。お金ないから1カ月分の洋服なんてないよ!みたいな」

豊崎 「大変ですよね…」

池田 「もう何カット何百カットって1日で撮っていたのに、違う雑誌に行くと、2、3カットで終わるとか。でも頑張ったからこそ、違う仕事行くと耐えられるというか。10代の若い頃にそういうことやったからこそ、このメンタルがあると思うんですよね。だから、『Popteen』出身のバラエティータレントが多いんだなって」

長谷川 「多いよな!」

豊崎 「確かに!」

池田 「大変だったけど、いてよかったなって」

長谷川 「鍛えられたんだね、そこで」

池田 「はい、かなり鍛えられたとは思います」

豊崎 「私は関西の毎日放送っていう放送局でアナウンサーをしていまして。“関西女子アナ会”っていうグループLINEがあるんですね。局を越えて、全員じゃないんですけど割と大勢…同期だけじゃなくて、先輩、後輩も含めて入っているんですけど、そこのボスがハイヒール・モモコさんなんです(笑)」

長谷川 「(間髪入れず)なんで!?(笑)」

池田 「え?(笑)」

長谷川 「関西ではアナウンサーやられてましたっけ?(笑)」

豊崎 「アナウンサーじゃないんですけど(笑)。女子アナの長はハイヒール・モモコさんなんです! モモコさんから、連絡がポッと入るんですよ。『明日、ルッチョラ、7時』って書いてあったら、それは大阪で有名なミシュランの星を取っている『ラ ルッチョラ』というお店で、明日、夜7時から会合があります、来られる人はいますかっていう」

長谷川 「会合ってなんすか(笑)」

豊崎 「モモコさん含めていろんな方がいらっしゃって、枠がまだあるから女子アナおいで!っていう意味で声をかけてくださっていて。みんな競って行きます!って連絡するんですよ。もちろん、仕事で行けないこともあるんですけど、行けたらぜひ行った方がいいじゃないですか。おいしいご飯を食べることができて、モモコさんのお話を聞くことができて」

長谷川 「でもアナウンサーじゃないですよ(笑)」

豊崎 「仲良くもなれるし、最高じゃないですか。もう得しかないので、必死にそれに行きまくっていました」

長谷川 「もう誰よりも早く(連絡して)?」

豊崎 「はい! 行ったらモモコさんも親しくしてくださるので、直接連絡くださるようになって。『明日、京都やねんけど。豊崎、番組終わんの6時やろ、7時からやねんけど、行ける?』みたいな。ちゃんと調べて連絡してきてくださったりして。『新幹線に乗ればなんとか行けます!』と返事すると、『分かった。ほんじゃあ、何時の新幹線乗り。ほんで、何両目に乗って、口紅を塗り直したらすぐ着くから!』って」

一同 「あはは」

豊崎 「すっごい細かいところまで気遣いをしてくださって」

池田 「すごーい!」

長谷川 「文学的ですね。口紅を塗っていたらって」

豊崎 「ちゃんと時間もご存じだし、何分で京都まで着く、何両目が一番いい、とかもご存じで。そういうのも全部教えてくださったんです。当時1、2年目とかのペーペーだったんですけど、そんな私にも細かいことまで教えてくださるんだって。それはもう、この人のためにできること何でもやらなきゃ!っていう。姿勢も教えてくれたし、やる気も出た、勉強にもなったし…本当に私の中で師匠です!」

長谷川 「師匠なのか…?(笑)」

一同 「(笑)」

【番組情報】

月曜PLUS!「THEスピリット ~闘魂レスラー発掘プロジェクト~」
フジテレビ
月曜 深夜0:25~0:55 ※1月9日は深夜1:05~1:35

取材・文/ Y・O(フジテレビ担当) 撮影/尾崎篤志

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