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武田真治、やっぱり体を使ってへとへとになるのが好き!? 縄文丸木舟で津軽海峡の荒波に挑む!!2022/08/05

武田真治、やっぱり体を使ってへとへとになるのが好き!? 縄文丸木舟で津軽海峡の荒波に挑む!!

 NHK BSプレミアムで8月6日に放送される「武田真治の縄文アドベンチャー」。数千年前、縄文人たちはどのようにして海を渡り文化を伝えることができたのか。去年、世界遺産となった北海道・北東北の縄文遺跡群。津軽海峡を挟んで同一の文化圏を作っていたとされる各地の遺跡から丸木舟が発見されました。厳しい潮流で知られる津軽海峡を本当に縄文丸木舟で横断することができるのか? 復元した丸木舟に武田真治さんが乗り込み、海のエキスパートたちと共に津軽海峡の横断に挑みます!!

武田真治、やっぱり体を使ってへとへとになるのが好き!? 縄文丸木舟で津軽海峡の荒波に挑む!!

 放送に先駆け、丸木舟で津軽海峡の横断に挑戦した武田真治さんに収録のエピソードなどをお聞きしました。

 初めに、番組の出演が決まった時のことを尋ねると「お話をいただいた時は、北海道出身の私が適任だと思いました。でもお話をいただいた時は舞台に立っていて体を絞っていて、皮下脂肪が少ない状態でした。なので、船が転覆した時にはすごく冷えるだろうということで、たくさん食事をとって脂肪を付けて普段より少し体重を増やしていました」と出演に対する自信と努力を明かします。

 また、縄文人との違いについてお聞きすると「現代人である私たちの方が縄文人より寿命が長いですし、体は健康だったり、はるかに体力があるのかなと思うんです。けど縄文人が私たちよりはるかに優れていたのかなと思う点は、天気や自然の流れを読み判断する能力だと思うんです。僕たちは番組の船とトランシーバーで連絡を取りながら、方向を確認して進まないとまるで話にならないと思っていたので、そういう自然の中で生きているという強さは縄文人の方がはるかに上だったのかなと思いました」と縄文人をリスペクト。

 続いて、本作を撮る前と撮った後の縄文人のイメージについて、「文字として残っていなかった時代のことなので、勝手に生活形態の単位を家族までなのかなと思っていました。しかし、小牧野遺跡のストーンサークルを見て、もっと多くの人たちとコミュニケーションを取ろうとしていたんじゃないかと思っています。ほかにも、遺跡の近くに出土品を展示している施設にもお邪魔したんですけど、掘り起こされた土器の縄文柄ってすごいおしゃれなんですよ。だから、僕が思っていたよりはるかに文化的な生き方をしていたのかなと、今回の収録で認識が変わりました」と新たな気づきも。

 収録中に印象に残っているエピソードに関して「緊急事態の練習時に、あまりにも寒くて舟を一番に捨てたことが印象に残っています。6月でも津軽海峡は真冬の海と同じぐらいの水温なんです。しかし、気温が20℃だったので、水にぬれずにこいでいる分には暑く、僕だけウエットスーツを着ていなかったんです。でも、転覆練習時に海に落ちたら凍えるような寒さで、命の危機を感じて丸木舟や冒険心を捨てましたね(笑)。きっとそのシーンが番組中でも使われていると思いますので、ぜひ本編でご覧ください」とアピール。

武田真治、やっぱり体を使ってへとへとになるのが好き!? 縄文丸木舟で津軽海峡の荒波に挑む!!

 最後に、番組に出演して「私のご先祖様がもしかしたら北海道に元から住んでた住民かもしれませんし、津軽海峡を渡って来たのかも分かりませんが、ご先祖様たちは強かったんだなとちょっと誇らしく思いました」と胸を張り、「私はやると決めたらやりたい男なんだなと思いました。そして、世の中すごく便利になっていますけど、エレキギターやシンセサイザーも嫌いではないですが、より自分の息を出して音を出すサックスといった、原始的なものがすごく好きなんだと気が付いてすごく楽しかったです。体を使ってへとへとになりながら何かするのが好きなんだと思いました」と自分を追い込むのが好きな(?)武田さんらしい言葉で締めくくりました。

 今回の収録について語る武田さんは実に楽しそうで、冒険のワクワクが伝わってくるようでした。「武田真治の縄文アドベンチャー」をぜひご覧ください。

【番組情報】

「武田真治の縄文アドベンチャー」
NHK BSプレミアム
8月6日(土) 午後6:00~7:30

NHK担当 S・A



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