Feature 特集

林遣都&小松菜奈「1シーン撮るたびに絆が深まっていくのを感じていました」 W主演作の映画「恋する寄生虫」で初共演2021/11/02

CULTURE INTERVIEW/林遣都&小松菜奈(映画「恋する寄生虫」)

 極度の潔癖症の青年と、視線恐怖症の女子高生が“虫”によって恋に落ちていく異色のラブストーリー「恋する寄生虫」。初共演の林遣都と小松菜奈が、映画の制作背景を明かす。

── 共演を経てのお互いの印象を聞かせてください。

 「撮影がちょうどコロナのパンデミックが訪れようとしていた直前で、いろんなことが予測できない大変な日々だったんです。さらに作品自体も登場人物の繊細な心の変化を描くもので、ほとんどが2人きりのシーン。菜奈ちゃんとはそれらを一緒に乗り越えてきたという思いがあるので、今こうして久々にお会いしてご一緒すると、すごく信頼感と安心感がありますね」

小松 「どのシーンにも2人の世界観が描かれていました。その感情の変化を演じるには、お互いを信じることがすごく大事になってくる。その点、遣都さんとは初共演でしたが、なぜか最初からしゃべらなくてもいい空気感があって、すごく気持ち的にも安心しました。とはいえ、合間はたわいもない話や役柄についてたくさん話しましたよね! 実は私、こんなに共演者の方と役やシーンについて話したのは初めてなんです」

 「撮影順がバラバラだったのもあって、高坂と佐薙が出会ってから一緒に過ごし、その後どう変化していくかを常にみんなで共有し合っていました」

小松 「柿本(ケンサク)監督も含め、3人で話し合いながら進めていく時間が多かったので、1シーン撮るたびに絆が深まっていくのを感じていました」

──“寄生虫”の仕業によって運命のようにひかれあう高坂と佐薙に何を思いましたか。

 「ずっとコンプレックスを抱え、社会不適合者とされてきた高坂と佐薙が少しずつ距離を縮めていく姿はとてもすてきで、自分の苦手な部分や好きじゃない部分も受け入れてくれる身近な存在がいることは、とても大切なんだなと感じました」

小松 「そうですね。それに高坂と佐薙のような必然的な出会いというか、出会うべくして出会うみたいなことは自分も信じたいし、そういう人生だったらいいなと思います。今出会っている人は、人生の中でどこかで出会うべき人だったんだろうなと思っています」

 「それはそうだよね」

小松 「それが高坂と佐薙にとっては恋人という存在で、孤独だった2人が寄り添える人を見つけ、居心地のよさを感じたり、いとおしい時間を過ごせたことはとてもよかったですよね」

── それぞれ潔癖症、視線恐怖症の役を演じられましたが、お二人が苦手だったり克服したいことはありますか。

 「僕はすぐに物を失くすので(苦笑)。同時にいろんなことをできないというか、集中すると他のことは目に入らない性格。このあと話そうと思っていたこともすぐに忘れたり…」

小松 「おじいちゃん!?(笑)」

 「いや、もうほんとにそんな感じ(笑)。失くしそうな物に音が鳴るグッズを付けたりして、自分なりに努力しています」

小松 「そうなんですね(笑)。私はジェットコースターかな。急降下する時に胃が浮く感じが苦手なんです。今回も遊園地デートで乗るシーンがあって、淡々と寄生虫について語る場面なのに私の表情にまったく余裕がなくて(笑)。何回もやり直したら、乗り過ぎで遣都さんまで具合が悪くなってしまって…」

 「そうだったね(笑)。これがまた、特殊な動きをする乗り物だったからね」

小松 「巻き込んじゃってすみませんでした!」

【OUR『ラブストーリー』MOVIE】

 「『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』(2013年)かな」

小松 「あ~、いいですよね!」

 「キラキラした恋愛映画だよね。優しい世界が広がっていて、人生において大切なことは“日々をどう感じていくか”であることをストレートに届けてくれる作品。恋愛映画はそれほど多く見ていないけど、とても印象に残ってます。ヒロインを演じたレイチェル・マクアダムスもすごくすてきで」

小松 「私は『ゴースト/ニューヨークの幻』(1990年)。殺されてゴーストとなった男性とその恋人の女性との物語で、すごくインパクトがあったなと」

 「子どもの頃に見たの?」

小松 「中学生ぐらいですかね。幽霊である男性の言葉が生きている恋人になかなか届かない。その切なさが伝わってくるので、ラストで2人が会えた瞬間はたまらなかったです。今でもふと思い出すし、また見返したくなる映画ですね」

 「子ども時代に見た作品は特に印象深いよね。それで言うと僕も『タイタニック』(97年)は忘れられない。名作は色あせないですね」

【プロフィール】

林遣都(はやし けんと) 
1990年12月6日、滋賀県生まれ。いて座。O型。
近年の出演作にドラマ「姉ちゃんの恋人」(2020年)、映画「犬部!」(21年)ほか。「護られなかった者たちへ」が公開中。


小松菜奈(こまつ なな) 
1996年2月16日、東京都生まれ。みずがめ座。O型。近年の出演作に、映画「糸」「さくら」(ともに2020年)ほか。主演映画「ムーンライト・シャドウ」が公開中。22年春公開の映画「余命10年」でW主演を務める。

【作品情報】

CULTURE INTERVIEW/映画「恋する寄生虫」

映画「恋する寄生虫」
11月12日公開

極度の潔癖症で人と関わることができない高坂(林)は、謎の男・和泉(井浦新)から視線恐怖症の高校生・佐薙(小松)の面倒を見てほしいという依頼を受ける。露悪的な態度をとる佐薙に辟易とする高坂だったが、それが自分の弱さを隠すためと気付き、共感を抱く。

【プレゼント】

CULTURE INTERVIEW/林遣都&小松菜奈 プレゼントポラ

サイン入り生写真を2名様にプレゼント!

応募はコチラ→https://www.tvguide.or.jp/news/present/
(応募期間:2021年11月2日正午~11月10日午前11:59)

ハガキでの応募方法は「TVガイド」11月12日号(P98)をご覧ください。
「TVガイド」の購入はこちら→https://honto.jp/cp/netstore/recent/tokyonews-book/01.html

取材・文/土屋華夏 撮影/為広麻里 
ヘア&メーク/主代美樹[林]、小澤麻衣(mod’s hair)[小松] 
スタイリング/菊池陽之介[林]、二宮ちえ[小松] 
衣装協力/OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH(EASTLAND)[小松]



この記事をシェアする


Copyright © TV Guide. All rights reserved.