惡の華

あらすじ
毎日閉塞(へいそく)感を感じながら生きる、中学2年生の春日高男(鈴木福)。彼の心を救っていたのはボードレールの詩集「惡の華」だった。ある日の夕方、春日が忘れ物を取りに教室に戻ると、そこには憧れのクラスメート・佐伯奈々子(井頭愛海)の体操着が落ちていた。春日は辺りを見回し、体操着を衝動的に盗んでしまう。しかし、一部始終をクラスの問題児・仲村佐和(あの)に隠れて見られていた。翌日、秘密にする代わりに仲村からある“契約”を持ちかけられる。そんな中、意外なきっかけから佐伯と付き合うことになり、春日は恋心と背徳の自己矛盾に苛まれる。ある日、春日と仲村は地元の大きなお祭りで大事件を起こす…。
キャラクター紹介
- 春日高男(鈴木福)
群馬県・ひかり市の学校に通う中学2年生。ボードレールの詩集「惡の華」を愛読していることで、自分は他のクラスメートとは違うと思い込んでいる少年。良くも悪くも現実から目を背けてしまう一面があり、根拠のない自信を抱いている一方で、自分に都合の悪い状況からは逃げようとする癖がある。 - 仲村佐和(あの)
本能や欲望を隠して生きる人間たち(クソムシたち)にいら立ちを隠せない。そんな感情を隠さずにあらわにするため、周囲からは理解不能に見え、怖がられてしまうトラブルメーカー。佐伯奈々子の体操服を盗んだ春日を目撃し、ある“契約”を持ちかける。
出演者
鈴木福/あの ほか
スタッフ・音楽
原作:「惡の華」押見修造(講談社「別冊少年マガジン」所載) /脚本:目黒啓太/脚本:たかせしゅうほう/監督:ヤングポール/監督:井口昇/プロデューサー:漆間宏一/プロデューサー:涌田秀幸
オープニングテーマ:ano「愛晩餐」/エンディングテーマ:majiko「クライクライ」
鈴木福&あのW主演! 思春期の心の変化を描いた壮絶な青春物語
押見修造さんの同名漫画をドラマ化。ひょんなことから憧れのクラスメートの体操着を盗んでしまった中学2年生の主人公が、その光景を見ていたクラスメートに翻弄(ほんろう)される中で、自分も知らなかった“自分”と向き合っていく姿が描かれる。さらに、本作は中学編、高校編、そして未来へと続く物語が展開される。ダブル主演の一人でテレ東では初主演の鈴木福が主人公・春日高男を演じ、地上波ドラマ初主演となるあのがクラスの問題児・仲村佐和を演じる。また、春日が盗んでしまった体操着の持ち主である佐伯奈々子役を井頭愛海が、佐伯の親友・木下亜衣役を須藤千尋が、高校編で春日が出会う常磐文役を中西アルノが務める。
記者会見情報

ダブル主演を務める鈴木福とあのに加え、共演の中西アルノ(乃木坂46)、井頭愛海が登壇。鈴木は黒のスーツ、女性陣はドレスやワンピース姿で、会場は一気に華やいだ。4人は終始にこやかな表情を見せつつ、壮絶な撮影体験を明かした。中盤のフリップ企画では、撮影の様子やドラマの見どころを深掘り。「好きなケータリングメニューは?」という質問に対し「土砂降りのシーンは、夏なのにすごく寒くて震えが止まらなかった」と前置きしたあの。そんな時に食べたキムチラーメンを「本当に染みて……忘れられません」と振り返った。また、「注目してほしいシーンは?」という質問に「仲村(あの)による春日(鈴木)への“魂の拳”」と中西が答えると、あのは「殴られるのがうまい」と鈴木の受け身を絶賛。さまざまなエピソードを交えつつ「テレ東の“攻めたドラマ”の中でも、特に攻めています」と鈴木が自信を持つ本作をたっぷりアピールした会見となった。
春日の本質は僕に近いものがあるなという共感が生まれました(鈴木福/春日高男)

最初に原作漫画を読んだ時は「ものすごいものを読んでしまった」というのが正直な感想でした。春日役のお話をいただいてから、あらためて原作を読み返したのですが、その時は春日に対して、少し“遠さ”を感じたんです。自分とは違うと思ったというか。でも、読み進めるうちに、春日の本質には自分に近いものがあるのではないか、という共感が生まれてきました。僕はこれまで比較的ポジティブに生きてきて、自分の嫌な部分や、気付きたくないところにはうまく目を背けていたように思います。いいところを伸ばすことも得意だったのですが、“自分が見たくない自分”を、春日という存在を通して見ているような感覚になって……。この作品で春日を演じたことで、自分の中のネガティブな要素が増えたように感じています。まだそれを完全にいい意味として受け止められているわけではないのですが、「自分はこんなにもウジウジした人間だったのか」と気付かされました(笑)。春日は仲村と出会い、さまざまな自分に出会っていく役ですが、僕自身もこの役と出会って、いろいろな自分に出会うことができました。
原作は、最初に読んだ時に「出会ってしまった!」と衝撃を受けた作品です(あの/仲村佐和)

以前から原作を愛読していたのですが、最初に読んだ時は「出会ってしまった!」という衝撃を受けました。“何も分からないけど、どこかに走っている”時期に読んだ作品だったので、そんな自分の気持ちを肯定してもらえたような、少し救われる部分があったんです。そして今回、ドラマのお話をいただいてから改めて原作を読み返したら、登場人物一人一人に重く重なるような感覚になりました。この漫画のすごさを再び感じながら、仲村役を務めさせていただいています。演じるに当たっては、原作漫画を攻略本のような感じで、シーンごとに必ず読み返していました。見た目も、整えすぎない“イモっぽさ”をなるべく出せるよう、メークさんに協力してもらいながら考えました。それと、僕は普段のしゃべり方にクセがあると言われがちなので、なるべく“仲村さん”として演じるように意識しました。ドラマが完成するまでは不安もありましたが、1回目の試写を見終わった後に声を褒められて、すごく安心しましたし、うれしかったです。表情も0.0何秒で変わるような感覚なので、そういうところも意識しながら演じています。
3、4人を演じているような気持ちになる瞬間がたくさんありました(井頭愛海/佐伯奈々子)

原作は、誰しもが持っている心の奥底にある感情が繊細に描かれている漫画だと思いました。私が演じる佐伯は優等生で、ずっと“いい子”として生きていかなきゃいけないと思っている子です。私自身も“見られる仕事”をしていることもあって、世間からどう思われているのだろうと考えることが多く、“自分って何だろう”と向き合わされる漫画でもありました。登場人物それぞれの心の葛藤や繊細さ、苦しさ、悩みを、このドラマを通して体現できたらいいなと思いながら原作を読みました。ドラマ版では私が演じる佐伯の“変貌”も見どころです。最初はいい子なんですが、春日や仲村に感化され、今までふたをしていた“本当の自分”をさらけ出していきます。完成した作品を見たら、自分でも見たことのないような怖い顔をしていました(笑)。感覚としては、3、4人を演じているような気持ちになる瞬間がたくさんありましたね。
初めて髪を染めて、やんちゃな高校生を演じました(中西アルノ/常磐文)

常盤役を演じることになり、原作漫画を全巻読破したのですが、思春期にこの作品に出合っていたらちょっとヤバかったなと思いました(笑)。私は影響されやすいタイプなので、めちゃくちゃな人生になっていたかもしれないと感じるほどの衝撃があって。人に見せたくないドロドロした感情や、普段は隠している気持ちをわしづかみにしてくる作品は、私にとって初めてだったんです。本当に衝撃的な出合いでした。常盤は、明るさがありつつも人には言えない秘密やネガティブさを併せ持つ子で、すごく人間くさいキャラクターだと思います。春日と一緒にいる時の姿と、ほかの友達といる時の姿に違いがあるので、そのあたりは原作に忠実に演じることを意識しました。また、今回の作品で初めて髪を染めました。乃木坂46に入ってからは「髪は染めないぞ!」と思っていたのですが、明るい茶髪にして、やんちゃな高校生を演じさせてもらいました(笑)。
惡の華のあらすじ
毎日閉塞(へいそく)感を感じながら生きる、中学2年生の春日高男(鈴木福)。彼の心を救っていたのはボードレールの詩集「惡の華」だった。ある日の夕方、春日が忘れ物を取りに教室に戻ると、そこには憧れのクラスメート・佐伯奈々子(井頭愛海)の体操着が落ちていた。春日は辺りを見回し、体操着を衝動的に盗んでしまう。しかし、一部始終をクラスの問題児・仲村佐和(あの)に隠れて見られていた。翌日、秘密にする代わりに仲村からある“契約”を持ちかけられる。そんな中、意外なきっかけから佐伯と付き合うことになり、春日は恋心と背徳の自己矛盾に苛まれる。ある日、春日と仲村は地元の大きなお祭りで大事件を起こす…。













