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連載

鈴木達央◆「僕らの最終目標は“楽しいと思ってもらえる日本語吹き替え版にすること”」
木村昴◆「やるからにはオリジナルを超えたいんです」

 アニメ「カートゥーン スペシャル マオマオ ピュアハートのヒーロー」(カートゥーン ネットワーク)の日本語吹き替え版が4月5日に放送! 主人公のマオマオと相棒のバジャークロップスがピュアハート・バレーの平和を守る物語で、マオマオを鈴木達央、バジャークロップスを木村昴が演じている。今回はそんな2人にインタビュー。作品の見どころのほか、“2度目”のコンビ役に対する思いも直撃した。

──まずは、「~マオマオ ピュアハートのヒーロー」への出演が決まった時のお気持ちから聞かせてください。

鈴木 「もちろん、めちゃくちゃうれしかったです! うちの実家はケーブルテレビが見られるので、小さい時から日常的にカートゥーン ネットワークでアニメをよく見ていたんです。だから、“声優になったからにはカートゥーンアニメに出演してみたい!”とひそかに思っていました。『ぼくらベアベアーズ』(2016年~)に出ている(谷山)紀章兄やんにも『うらましいです!』と言っていたくらいなのですが、その矢先にマオマオ役に決まったので、本当に“やった!”という感じでした」

木村 「海外のアニメや映画を日本で吹き替える場合、オーディションに受かったとしても本国のスタッフさんたちから“OK”をもらえないと不合格になってしまうんです。僕の場合、“NG”と言われてしまうことが多くて…」

鈴木 「ああ、あるね。そういうこと」

木村 「ですよね! 本国の方たちは音色で判断するので、マッチしていなければ仕方ないのですが…。今回も『じゃあ、これから本国に確認を取りますね』と言われて、少し気が重かったんですよ。だけど、OKが出たのでうれしかったです! うれしくてうれしくて、バイキングを食べに行きました。」

鈴木 「ははは!(笑)。何で!?」

木村 「合格のお祝いということで。スイーツがメインのお店なのにパスタばっかり食べるというこだわりを見せてきました」

鈴木 「ますます、何でだよ!(笑)」

──そんなこともありつつ決まった役は、鈴木さんが黒猫のマオマオ、木村さんはアナグマのバジャークロップスです。

木村 「そういえば、今までクマを演じたことがなくて。初めてのクマでした」

鈴木 「しかも片腕がメカだからね」

木村 「そうなんですよ。バジャークロップスは優れたメカニック技術を持っているクマで、片腕が自作のメカになっているんです。その上、眼帯もしているので、パッと見は悪党なんですよね。だけど、実際はのんびり屋さんでめちゃくちゃいい子というギャップがいいなと思いました。収録では『もっとのんびりと』というディレクションをいただきながら声を吹き込んでいます。あと、高めの声を意識していますね。マオマオが低めということもありますし」

鈴木 「そう! 本国のマオマオの声が低いので僕も低めにしています。ただ、話数を重ねるごとにマオマオの表情みたいなものがどんどん変わっているので、微調整は必要ですけれど」

木村 「マオマオもバジャーも、本当にいろんな表情を見せてくれますよね。前のエピソードではしゃいでいたのに、今回のエピソードではクールに決める…といったようなことがあるので、何役も演じているような感覚になることがあります」

鈴木 「いろんな芝居の引き出しを使っている感覚があるよね。最初こそ本国の方の芝居にできるだけ沿うようにと意識していたけど、最近はある程度自由に臨んでいるし。僕らの最終目標は“楽しいと思ってもらえる日本語吹き替え版にすること”だから、本国の芝居は参考にしつつも、自分たちの個性を一番前に出せるように…」

木村 「そうですね。忠実に再現する方が喜ばれるケースもあると思うんですけど、声優の性(さが)なのか、やるからにはオリジナルを超えたいんですよ。そして、“日本語吹き替え版も面白い”と思ってもらいたい。だから結局、最近は自分でアレンジすることも多いですね。日本の方が笑うワードとかテンポは本国とはまた違うので」

──コメディー要素は「~マオマオ ピュアハートのヒーロー」には欠かせないですもんね。では、日本語吹き替え版をご覧になる方々におすすめのポイントを教えてください。

鈴木 「マオマオが日本刀っぽい武器を持っているところからも分かるんですけど、日本っぽいテイストがたくさん入っているんです。特にアニメのパロディーが多くて、“もしかしてこれってあのアニメの…?”というシーンがたくさん出てきます。いろんな世代の人に楽しんでもらえると思いますよ」

木村 「敵が退治されて吹き飛んでいくシーンもめちゃくちゃ面白いんですよ。吹き飛んでも『大丈夫ー!』ってちゃんと言いますし!(笑)」

──鈴木さんと木村さんはアニメ「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」(18~19年)以来、2度目のコンビ役だそうですね。

木村 「実は、『ジョジョ~』の時はあまり2人で話す機会がなくて、ほぼ芝居上でのやりとりのみでした。だけど、今回は出演シーンも多く会話をする機会も自然と増えましたね。達央さんは、本心で話してくれるんですよ。僕はそういう人をすごく信頼するので、以前よりもさらに信頼感が増しているなと思います」

鈴木 「僕も昴も、一緒に作品を作るとき共演者や自分の役にオープンマインドで向き合うタイプなんです。だから『ジョジョ~』の時もそうだったけど、今回もかみ合うのが早かったよね」

木村 「そうでしたね。達央さんはハートを大事にする人なので、妙な小細工は通用しないと『ジョジョ~』の時にすごく思ったんです。だから、掛け合う時はとにかく体当たり! 思い切りよくいけば思いっきり返してくれますし、逆に僕もそうですし。個人的には珍しいパートナーです。すごく楽しいですね」

鈴木 「そうそう。スムーズに掛け合いができています。あと、今回一緒の現場になって分かってきたことがありますよ。昴はすごくおっちょこちょい!(笑)。周りからは『昴は真摯なヤツだ』とか『真っすぐで熱いヤツだ』と聞いていて、会ってからもそういう印象は変わらないんですけど、それに加えておっちょこちょいだなと思うようになりました」

──それは、どんなところで?

鈴木 「テストの時、マイクの前に全然入れなかったんですよ。完全にタイミングを失って、“どうしよう! どうしよう!”とオロオロしてキョロキョロして、最終的にスンとするっていう(笑)。しかも1回じゃないですからね。3、4回あるから!」

木村  「(恥ずかしそうに手で顔を覆う)」

鈴木 「現場にギリギリで到着した時も、結局間に合っているのに、『はぁ、はぁ…、ホントすみません! まだオッケーっすか!?』と必要以上に焦って言うんです(笑)。そういうのを見ると、“かわいいな、コイツ!”と思うんですよ。芝居はちゃんとしていて決めるところは決められるという前提があるし、何より彼の人柄がいいから和みに変わります。いいヤツだなと思いますよ」

木村 「マジですみません! ちゃんとします、マジで!」

鈴木 「いやいや! 全然大丈夫だよ(笑)」


【番組情報】 
「カートゥーン スペシャル マオマオ ピュアハートのヒーロー」
カートゥーンネットワーク
4月5日 午前10:00~11:15

主人公のマオマオ(鈴木)と、彼の相棒のバジャークロップス(木村)、愛弟子のラブリバット(引坂理絵)がピュアハート・バレーの平和を守る物語。特別編成で、日本語吹き替え版を6話連続で日本初放送する。マオマオたちの敵であるオラウースネーク役を山本高広が務めることも話題となっている。
【プロフィール】 
鈴木達央 Tatsuhisa Suzuki
11月11日愛知県生まれ。さそり座。O型。「イエスタデイをうたって」(テレビ朝日ほか)、「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」(MBSほか)が4月4日、「キングダム 第3シリーズ」(NHK総合)が4月5日、「無限の住人-IMMORTAL-」(TOKYO MXほか)が4月7日から放送スタート。
木村昴 Subaru Kimura
6月29日ドイツ生まれ。かに座。O型。「ドラえもん」(テレビ朝日ほか)に出演中。7月スタートのアニメ「アクダマドライブ」、2020年放送の「『ヒプノシスマイク–Division Rap Battle-』Rhyme Anima」、21年放送の「BEASTARS」第2期(フジテレビほか)に出演予定。
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応募はコチラ→https://www.tvguide.or.jp/tvguide_enquete
(応募締切:2020年4月8日午前11:59)

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取材・文/松本まゆげ 撮影/髙橋定敬





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