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「オリエント」内田雄馬 インタビュー2022/03/16

「憧れられたいという願望はないんですけど、憧れられるくらいの何かができていたらいいなとは思いますよね」

 「マギ」を手掛けた大高忍の最新コミック「オリエント」を原作としたアニメが、現在テレビ東京ほかで放送中。鬼に支配されている世界を変えるべく、“最強の武士団”になることを誓った武蔵と鐘巻小次郎たちの旅と戦いを描く王道バトルアクションだ。そんな本作で、主人公・武蔵を演じているのが内田雄馬。本作の見どころのほか、小次郎役の斉藤壮馬らとの収録現場についても直撃! 内田の思いに触れてみた。

――「オリエント」は1月から放送されています。武蔵が小次郎と旅に出てからずいぶん経ちましたが、武蔵に変化や成長は感じますか?

「実は、ここまでの武蔵って、自分自身がずっと大切にしているものをかみ締めることの方が多いと思っていて…。何かが変わっているとか、成長しているといった感覚は僕にはないんですよね。武蔵が大切にしているものは、“最強の武士団を作りたい”という強い思い。1話(1月5日放送)の時点でもずっと昔から抱いている思いだと描かれていて、話が進んでも、なお変わっていないと思っています」

――言われてみたらそうですね。ここまでの言動はすべて“最強の武士団を作りたい”いう確固たる動機につながっている気がします。

「今は、最強の武士団を作るために模索しているところ。その中で、気付きや発見をしている段階なんだと思います。なので、むしろ変化していない方が大事なんですよね。そのくらい一貫した思いがあって芯が強いところが、武蔵の魅力なんだと思います。あくまでも僕の解釈ですけどね」

――そんな中で、武蔵の前に現れたのが犬飼四郎(下野紘)。所属武士団不明の謎の武士です。

「つかみどころのないキャラクターですよね。とても少年っぽくて表裏がないからこそ、見ていても非常に不気味です。収録現場でも、下野さんのお芝居から純朴さみたいなものを感じました。武蔵を通して見ているから、余計に“いいやつなのか悪いやつなのか分からないな”という気持ちが頭をよぎりましたね。それが四郎のすごさというか、怖いところ。アニメをご覧になっている方も、きっとそういった部分は感じていると思いますし、すごく掘り下げたくなるキャラクターですよね」

――では、四郎と一緒に行動している犬坂七緒(和氣あず未)についてはいかがですか?

「和氣さんとはあまりご一緒できなかったので、現場でのエピソードはお話しできませんが、四郎とのコンビ感というか、バランスの良さをすごく感じました。多少キツい言葉遣いをしていても、“それが許される間柄なんだろうな”と感じられる空気感がありますよね。そういった描写も、今後楽しんでいただきたいです。そして、今後といえば、武蔵の中に眠っている“力”についても非常に気になるフックだと思うので、そこはぜひ注目していただきたいです」

――ちなみに、収録環境はいかがでしたか? 以前のインタビューでは「人依存型だから、抜き取り(1人での収録)は怖い」とおっしゃっていて、現場で生で掛け合うことを大切にしているんだなと感じましたが…。

「今回も、感染予防対策で少人数での収録ではありましたが、やりやすかったですよ。『オリエント』は主に武蔵、小次郎、服部つぐみ(高橋李依)の3人でエピソードを進めていくので、壮馬くんと(高橋)李依ちゃんとは毎回一緒に収録できる環境だったんです。僕ら3人で作った空気が、この作品の軸となる(武蔵、小次郎、つぐみによる)『鐘巻武士団』の空気になるので、一緒にできてよかったです。大高先生が描き出す作品特有のおちゃめさや抜け感は、3人で空気を共有したからこそできたものかなと思います。それから、少人数での収録だからこその良いところもありますよ。掛け合う相手と一緒に収録できない場合、『こんな芝居をしてほしい』というディレクションがよりピンポイントになるんです。それに応えられるよう、こちらも試行錯誤を重ねるようになったので、技術力が上がっているように思っていて…。ただ、個人的な願望を言うと、“やっぱり全員そろって収録したい”という感じです」

――現状は難しいけれど、早く戻ってほしいと…。

「そうですね。台本上、流れがちゃんと決まっていて自分なりの解釈もしているけれど、相手がマイクの前で出した感情が自分の想定していたものより遥かに大きいことがあるんです。それに対して僕が返した時、どんな空気感が生まれるのかも実際にやってみないと分からない。そうやって、全員で掛け合いながら作り上げていくライブ感が好きなんです。アニメーションとして仕上げるにあたり、音のレベルを調整したりもするんですけど、収録現場で生まれた空気感はやっぱり作品に残ると思うので、全員で収録できる日が早く来てほしいなと思います」

――ちなみに、武蔵は武士に憧れていますが、ご自身は誰かに憧れられる存在でいたいですか?

「うーん…。憧れられたいという願望はないんですけど、憧れられるくらいの何かができていたらいいなとは思いますよね。この業界が今後もっと広がっていくには、声優を目指す人が必要じゃないですか。僕も、今年で声優10年目。ちょっとずつ経験を重ねてきた時期で、今後を背負っていかなきゃいけない世代の一員だと思うんです」

――今の内田さんの世代は行動力も瞬発力もありますよね。

「声優業界に限らず、どの業界、どの国でもそうかも知れませんが、20代がムーブメントを作って、20代後半から30代前半がそれを支える幹になっていくように思うんです。その真っ只中にいるからこそ、主役を務めたり、取材を受けたりと、メインストリームに出ているのかなと。そんな僕らが出ているアニメを見て、“声優になりたいな”と思ってくれる人がいたらいいなと思います。直接的に憧れられなくても、結果的にそういう存在になれていたらうれしいですね」

【プロフィール】

内田雄馬(うちだ ゆうま)
9月21日、東京都生まれ。乙女座。A型。アニメ「BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS」(テレビ東京系)、「デリシャスパーティ♡プリキュア」(テレビ朝日系)などに出演中。

【作品情報】 

「オリエント」
3月23日
テレビ東京ほか
毎週水曜 深夜0:00~0:30

原作は連載中の人気漫画。鬼が覇権を握り、武士だけが戦い続ける“ネオ戦国”の世を舞台に、日ノ本で繰り広げられるバトルアクションを描く。兄弟同然で育ってきた武蔵(内田)と小次郎(斉藤)が、旅の途中で出会ったつぐみ(高橋)を仲間に加え、鬼退治に挑む。

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取材・文/松本まゆげ 撮影/藤木裕之 ヘア&メーク/花嶋麻希 スタイリング/奥村渉 衣装協力/IROQUOIS、CRADLE



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