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山下大輝◆「ロディを演じる吉沢さんという新たな風が入ってきたことで、緊張感と異国感が生まれて…」 岡本信彦◆「生き生きとしたロディの声が吹き込まれていてビックリしました」2021/08/11

 TVアニメ第5期が大好評放送中の「僕のヒーローアカデミア」(以下「ヒロアカ」、日本テレビ系)。 劇場版もこれまで2作が公開されており、そのたびに大反響を呼んでいるが、現在、第3弾の「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション」が公開中だ。そこで、メインキャストの緑谷出久(デク)役・山下大輝と爆豪勝己役の岡本信彦を直撃! 劇場版への思いや、ゲスト声優・吉沢亮の芝居について語ってもらった。

――劇場版第3弾の制作が決まった時のお気持ちから教えてください。

山下 「うれしかったです。劇場版の第2弾では、(原作者の)堀越(耕平)先生が最終回の一案を使っていらっしゃって、僕らも“これがラストなんだ”というくらいの勢いで収録に臨んでいたんです。なので、次作をどこかで期待しつつも“もうないかもな”と思っていたから、まさか第3弾があるとは! まずはうれしさがこみ上げてきて、次の瞬間には“今度はどんな話になるんだろう?”とワクワクしていましたね」

岡本 「そうだね。ただ…僕は個人的に不安もありました。前作が作品としてすごく面白かったんです。衝撃的なラストだったし、バトルであんなに感動したのは生まれて初めてというくらいで…」

山下 「心が動かない代表の信彦さんが!」

岡本 「そう!(笑)。心が凝り固まっている僕が感動したくらいだったので、第3弾が決まったのはうれしかったんですけど、その半面“前作を超えられるのか?”と思っていました」

――では、お二人ともちょっと違った感情で第3弾の台本に目を通したのですね。実際に読んでみていかがでしたか?

山下 「また目線を変えてきたなと思いました。雰囲気もガラリと変わった感じで」

岡本 「うんうん!」

山下 「『ヒロアカ』の劇場版のいいところは、ちゃんと(原作やTVアニメの)時系列の中で展開されるところなんです。“この物語の間では、こんなことが起こっていたんだ”という気持ちで劇場版を見られるので、入り込みやすいんですよね。今回も、まさにTVアニメで放送しているエピソードとリンクしているので、現在進行系でとても入り込みやすくなっています」

岡本 「それにヒーローがアメリカナイズされているんだよね。これまではヒーロー側が多人数という“日本の戦隊ヒーロー”らしい構図だったんですけど、今回は1対大勢の敵という形になって、アメリカでよく見るようなヒーローになりました」

山下 「そう、なので海外の皆さんにとっても『うぉ~!』となるような要素が散りばめられていると思います。サービス精神旺盛な劇場版です!」

――そんな本作に新キャラクターとして登場するのがロディです。ゲスト声優の吉沢亮さんが演じているキャラクターですが、山下さんは一緒にアフレコされたそうですね。

岡本 「どんな感じだった?」

山下 「吉沢さん、アニメのアフレコは今回で2度目だったらしいんですけど、そんなふうにはとても思えないくらいお上手でした。マジでロディだったんですよ!」

――それだけ豊かに表現されていたんですね。

山下 「音響監督も可能性に期待して、“もっとできるだろう”とどんどん要求をぶつけていました。それに、ロディは出番も多いキャラクターなので当然セリフ量も多いんです。“ゲスト出演でこんなにしゃべるなんて!”と思うくらいの量なので、僕が吉沢さんの立場だったらものすごく緊張すると思うんです。実際に『緊張します』とおっしゃっていましたが、そんなそぶりも全く見せないし、プロフェッショナルだなって」

岡本 「僕は、2人が収録した数日後に1人で収録したので、VTRには2人の声が入っていたんですが、“仮で声優のどなたかが入れたのかな?”と勘違いするくらい、生き生きとしたロディの声が吹き込まれていてビックリしました。大河ドラマ『青天を衝け』(NHK総合ほか)の撮影もこなしながらのアフレコで絶対に大変だったと思うんですけど、本当にすごい」

山下 「はい。おかげで良い現場になりました。デク目線でいうと、雄英高校ヒーロー科1年A組のクラスメートや、プロヒーローたちと掛け合うことが多くて、みんなとの関係性が出来上がっているのを実感する機会にもなりましたね。そこに、ロディを演じる吉沢さんという新たな風が入ってきたことで、緊張感と異国感が生まれて…。初対面だからこそのデクとロディとの微妙なかみ合わなさもハマっている気がします」

――ちなみに、ご自身のお芝居で苦労した部分はありますか?

岡本 「僕は、常にプレッシャーを感じていました。今回の劇場版は1人で収録したので、…」

山下 「収録済の僕らの声は、耳から聞こえていたんですよね?」

岡本 「うん、聞こえてた。そこは有り難いんだけど、とあるシーンで『画に引っ張られないでほしい』とディレクションを受けたんです。そこまでのストーリーの積み重ねや表情を見ると絶対にボロボロになっているから、声もそちらに合わせようとするんですけど、『ここはそうじゃない』と。それは理解して落とし込むまでが難しかったです」

山下 「僕は…何だろうな。今回のデクって、割と迷いがないんですよ。ロディとの会話も新鮮だったなとは思いましたが、大変だとは思いませんでした」

【プロフィール】

山下大輝(やました だいき)
9月7日、静岡県生まれ。乙女座。A型。今年6月に1st EP「hear me?」でアーティストデビュー。アニメ「僕のヒーローアカデミア」(日本テレビ系)、「ポケットモンスター」(テレビ東京系)などに出演中。10月スタートの「ブルーピリオド」にも出演。


岡本信彦(おかもと のぶひこ)
10月24日、東京都生まれ。蠍座。B型。アニメ「僕のヒーローアカデミア」(日本テレビ系)、「俺、つしま」(TBS系)、「KICK&SLIDE」(テレビ東京系)などに出演中。10月8日劇場上映の「『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』前章 -TAKE OFF-」にも出演。

【作品情報】 

「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション
全国東宝系にて公開中

約2年ぶりの「ヒロアカ」劇場版第3弾。今回も原作者・堀越耕平が総監修、キャラ原案を担当。“個性”を暴走させてしまう爆弾から人々を救うため、インターン中のデク(山下)爆豪(岡本)、轟(梶裕貴)らは回収任務へ。しかし、デクがある事件に巻き込まれてしまい…!?

【プレゼント】

サイン入り生写真を2名様にプレゼント!
応募はコチラ→https://www.tvguide.or.jp/tvguide_enquete
(応募期間:2021年8月11日正午~8月18日午前11:59)

ハガキでの応募方法は「TVガイド」8月20日号(P98)ご覧ください。
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取材・文/松本まゆげ 撮影/岡本武志 ヘア&メーク/yuto[山下]、NOBU(HAPP’S. )[岡本] スタイリング/浅井直樹(Vigroo)[山下]、青木紀一郎[岡本]



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