天海祐希がフェルメールの謎を追うオランダ旅「探偵のような気持ちに」徳川家康の朱印状との出会いも2026/09/04 21:10

BS朝日では、9月6日に「天海祐希の美術ミステリー フェルメールと17世紀オランダ黄金時代の謎」(午後9:00~11:00)を放送する。
同番組は、2025年10・11月に放送された「BS朝日開局25周年記念 ウェルビーイングスペシャル 人は2000年前をどう生きたのか 天海祐希と古代ローマの謎を解く」ポンペイ篇、ローマ篇に続く歴史ドキュメンタリー。天海祐希がナビゲーターを務め、17世紀オランダを代表する画家・フェルメールの謎に迫る。
フェルメールは、現在、大阪中之島美術館では「フェルメール《真珠の耳飾りの少女》展」が開催されるなど、日本でも根強い人気を誇る画家だ。今からちょうど350年前に亡くなったといい、現存する作品はわずか30数点。43年といわれる生涯の中で遺した作品も50点に満たないとされている。それにもかかわらず、「真珠の耳飾りの少女」をはじめとする作品は、今なお人々を魅了し続けている。そんなフェルメールの謎をひもとくため、天海はオランダへと飛んだ。
放送に先駆け、9月4日に行われた記者発表会見に登壇した天海は、現地でのエピソードや番組の見どころに触れた。
会見ではまず、天海と司会の下平さやかアナウンサーが番組のダイジェスト映像を視聴。天海は、フェルメールが生まれてから亡くなるまでを過ごしたデルフトの街を歩き、墓がある教会で手を合わせたほか、ハーグのマウリッツハイス美術館を訪れ「真珠の耳飾りの少女」などの作品を鑑賞。さらに、アムステルダム国立美術館が所蔵するフェルメール作品を取材するためアムステルダムへも足を延ばし、約6日間にわたって17世紀オランダを生きた巨匠の足跡とその謎を追った。
各所で専門家からの話を聞く際、険しい顔を浮かべて熟考する場面も見られた天海。そんな自身の表情を見て、「すみません! すごい顔をしていましたね」と苦笑するが、それほど、17世紀に思いをはせることは簡単ではないということ。アムステルダム国立美術館では、美術史の専門家に話を聞いたが、その場面は約20分にわたるという大ボリュームで、天海は「耐えられますか?」とニヤリ。

「“美術ミステリー”という大風呂敷を広げたタイトルですが(笑)、フェルメールに会いにオランダに行ってきました。見せていただくもの、感じさせていただくもの、すべてにボリュームがあって、あっという間の6日間でした」と天海。その言葉どおり、旅は非常に濃密なものになったようだ。「申し訳ないぐらい近くで(作品を)見させていただいて、至福の時でした。どれも繊細でゴージャスで、素晴らしかったです。入ってくる光が豊かで、フェルメールが何度も筆を加えていたのも、なんとなく分かる気がしました。こうしたかったんだろうなって」と振り返り、作品の数々を堪能。350年の時を超え、フェルメールが絵に込めた思いに思いを巡らせていた。
天海の言葉を受けて、下平アナが「フェルメールが感じた光を天海さんが現地で感じたということ。天海さんが歩いた街をフェルメールも歩いていたのかもしれませんね」と投げかけると、天海は「フェルメールは生涯、デルフトから出なかったと聞いていますが、あそこがフェルメールの世界だったと思うと感慨深かったですね」と、現地での体験をかみしめるように語った。
フェルメールの作品から天海が受け取ったのは、“静寂”。「17世紀には、騒がしい当時の世相を反映している作品が多い中で、フェルメールの作品には静寂を感じます。絵と向き合う時間が豊かな作品なのではないでしょうか」と、彼が生きた土地を歩いたからこその感想を伝えてくれた。
また、フェルメールの謎を探る中で、天海は思いもよらない“宝物”と出合う。それは、ハーグ国立古文書館で見せてもらった徳川家康の朱印状。実は天海、取材に向かう前はしっかり準備をしておきたいタイプだというが、今回はプロデューサーから真っ白な知識のまま行ってほしいと言われていたといい、朱印状を見せてもらえることも知らなかったという。文書とそれを収めている徳川の紋入りの箱がそれぞれの担当者により運び込まれてくると、「探偵のような気持ちになりました」と当時の心境を明かす。
朱印状は1609年に徳川家康が発行しており、今から400年以上前のもの。「17世紀のオランダの街に届いた徳川家康の朱印状を、私が今見られているんだということに、とても感動しました」と、その時の驚きと感動を語った天海。一方で、ちょっとしたハプニング(?)も。天海の前に運ばれてきた徳川家の紋入りの箱が横向きに置かれていたため、紋の位置に違和感を覚えたそうで、「最後に担当の方に『この箱は縦長が正面ですね』ということをお伝えしてまいりました」と、ほほ笑みながらエピソードを披露した。

最後に視聴者に向けたメッセージを求められ、「多くの皆さんがフェルメールにミステリーを感じていると思いますが、番組を通してその一つでも解き明かされることを願っています。皆さんも、私と一緒に旅していただけるとうれしいです」と笑顔を見せた天海。フォトセッションでは探偵のポーズを決めるなど、サービス精神旺盛に、番組の魅力を伝えた。
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