「GTO」生徒役連載第2回・稲垣来泉「初めて演じるような人物像だったので、不安もありました」2026/07/26 10:00

TVガイドWebでは、反町隆史主演のカンテレ・フジテレビ系連続ドラマ「GTO」(月曜午後10:00=関西テレビ制作)の放送に合わせて、各話で物語の中心となる生徒役のキャストにインタビュー。第2回に登場するのは、7月27日放送・第2話のメインキャラクター・伊藤結を演じる稲垣来泉。結は、活発で元気があり、1年B組を引っ張っていく存在。一方で、周囲との関係や自分の居場所に揺れながら、鬼塚英吉(反町)と向き合う中で大きく変化していく。
藤沢とおるさんの同名漫画を原作とする「GTO」は、元暴走族の教師・鬼塚が、生徒や学校の問題に体当たりでぶつかっていく学園ドラマ。本作では、52歳となった鬼塚が、デジタル管理や評価制度が浸透した令和の教育現場に赴任する。
第2話では、結が新しい部活動を作ろうと奮闘する中で、周囲との温度差や、思うように届かないもどかしさに直面していく。鬼塚との出会いによって、結は何を見つけるのか。稲垣に、伊藤結という役への向き合い方、鬼塚先生との芝居で感じたこと、第2話の見どころを聞いた。
――オーディションで伊藤結役に決まった時の気持ちを教えてください。
「オーディションで決まった後に、役柄を知りました。最初に、役名を反町さんから発表していただいたんです。役名を聞いた時は、『これから始まるんだ』という責任感と感慨深い気持ちでいっぱいでした」
――台本を読んで、結という役をどう受け止めましたか。
「今まで私が演じてきた役とは全く違う、初めて演じるような人物像だったので、不安もありました。楽しみな気持ちと不安な気持ちの両方がありました」
――具体的には、どんなところがこれまでと違ったのでしょうか。
「少し上から目線というか、語尾が強かったり、声が大きかったりするところです。活発で元気があって、B組を引っ張っていく存在でもあります。相手にズバッと切り込むような役柄をあまり演じたことがなかったので、どんな表現をしたら面白いだろうと考えながら撮影しています」

――そうした結を演じる上では、これまでとは違うアプローチも必要になったのでは?
「やっぱり難しいですし、演じ方も今までとは全然違いました。今回の作品では、大きく、伝わりやすい表現を心がけています。声もおなかから出すことを常に意識しているので、新しいことが多かったです」
――実際に撮影してみて、手応えはいかがでしたか。
「うまくできたなと思うシーンもあれば、少し後悔が残るシーンもあります。ただ、中島悟監督、脚本の遊川和彦さん、反町さんから『こういう感じでやってみて』とアドバイスいただいたことを取り入れたら、セリフが言いやすくなって、言っていて楽しいなと思えるようになりました。現場でディスカッションしながら進んでいったシーンも多かったです」
――反町さんとご一緒して、印象に変化はありましたか。
「印象は変わらずです。言語化するのが少し難しいのですが、反町さんは、その場にいてくださるだけでシーンにグッと引き込まれるような存在感のある方です。反町さんが現場に入ったら、士気が上がるというか、身が引き締まります」

――鬼塚先生と対峙するシーンでは、どんなことを感じましたか。
「反町さん演じる鬼塚先生からいただくものがすごく多かったです。それが刺激になって、結としての感情が自然に引き出されていく感覚がありました。本当に、反町さんに導いていただいたと思います」
――稲垣さんの目には、鬼塚先生はどんな先生として映っていますか。
「鬼塚先生のような先生は、実際にいてほしいです。一緒にいたら絶対に楽しいだろうなと思いますし、良くない道に進んでしまいそうな時でも、親身になって寄り添って、熱く指導してくれる先生だと思います」
――第2話では、結の思いや葛藤が少しずつ見えていきます。メイン回を通して、結のどんな変化に注目してほしいですか。
「ほかの話もそうですが、メイン回の冒頭と終盤では、役の印象が全く違うと思うので、心情の変化に注目して見ていただけたら面白いんじゃないかなと思います。結は活発で元気なだけではなく、いろいろな思いを抱えている役です。鬼塚先生と向き合うことで、結がどう変わっていくのかを見届けてもらえたらうれしいです」
第2話あらすじ(7月27日放送)
不登校だった片山健太(森本陸斗)が学校に来るようになり、さぞや生徒たちからの株も上がっただろうと上機嫌の鬼塚栄吉(反町)。しかし、学校では時代と逆行したやり方を押し通した担任教師に、1年B組の生徒が次々と低評価をつける事態に。鬼塚は、前代未聞だと息巻く中丸浩司(近藤芳正)から、1週間後までに高評価を1人でも増やせなければ解雇だと宣告されてしまう。
何としても高評価がほしい鬼塚は早速、「俺にできることがあれば何でも言ってくれ」と生徒たちのご機嫌取りを始める。しかし、そのあからさまな態度に生徒たちはうすら笑いを浮かべ、とっさに助けを求めた柏原実央(生見愛瑠)も、副担任とはいえ、まるで無関心。その情けない姿を見た健太は、思わず肩を落とす。
ところがその日の放課後、打開策を見出せず頭を抱える鬼塚に、女子生徒の伊藤結(稲垣)が声を掛けてくる。頼みを聞いてくれたら高評価をあげてもいいという結の言葉に思わず飛びつく鬼塚。なんでも、結は“マスゲーム部”を作りたいらしいのだが、入部希望者が簡単に集まるとは思えないため、ホームルームで鬼塚に一芝居打ってほしいというのだ。そして翌朝、鬼塚が言われたとおり、クラスでマスゲーム部の話を持ち出すと、健太が部長をやると名乗りを上げて……。
一方、宮澤龍之介(工藤阿須加)は鬼塚の評価急落の裏で、1年B組の誰かがタブレットに『鬼塚、はずそ』と書き込んだ事実を突き止めていた。

【プロフィール】
稲垣来泉(いながき くるみ)
2011・1・5生まれ。千葉県出身。A型。幼少期より数多くの作品に出演し、連続テレビ小説は「とと姉ちゃん」(2016年)、「スカーレット」(2019年)、「ちむどんどん」(2022年)の3作に出演。現在は俳優活動のほか、「nicola」専属モデルとしても活動。出演映画「私はあなたを知らない、」が8月28日公開。
【番組情報】
「GTO」
カンテレ・フジテレビ系
月曜 午後10:00〜10:54
取材・文/斉藤和美 写真/尾崎篤志
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