堤真一、原菜乃華主演「もうパパ!」で暴走パパ役「僕とは全く違う思考回路」2026/07/19 05:00

原菜乃華が主演し、テレビ朝日系で今秋スタートする新ドラマ「もうパパ!」(日曜午後10:15=ABCテレビ制作)の父親役で、堤真一が出演することが分かった。
本作は、「恋せぬふたり」(NHK総合ほか)で第40回向田邦子賞を受賞し、連続テレビ小説「虎に翼」(同系)など数々のヒット作を手掛けた吉田恵里香氏が、朝ドラ後初めて執筆する完全オリジナルのヒューマンファミリードラマ。動画配信でバズったことをきっかけに、“家族の幸せな日常”を切り売りして再生数を稼ぐ父親と、そんな父親に無自覚にコントロールされながらも本音が言えない娘のリアルな衝突と再生を、令和のSNS社会の光と影を通して描き出す。
堤が演じるのは、主人公・多良山紀子(原)の父・多良山良詫。56歳の良詫は元売れないピン芸人。12年前、不登校になった紀子を笑顔にしようと、動画サイト・U-tune(ユーチューン)で配信活動を開始した。当時、小学生の紀子が「もうパパ!」と怒る姿を投稿したところ、“怒りんぼ紀子ちゃん”としてバズるきっかけとなった。以来、家族系チャンネル「タラちゃんねる」を主宰し、紀子と共に掲げた“夢の登録者数100万人”に向けて活動を続けている。
人気動画配信者となった良詫だが、当初から一貫して“娘のニコニコ最優先”を貫いている。「紀子が辞めたくなったらいつでも動画配信を終了する」と公言し、世間からは家族思いで理想的な“良いパパ”と見られているのだが……。いつからか、チャンネル登録者数100万人という“紀子との夢”に固執するように。娘を笑顔にするためだったはずの動画配信が、話題作りや数字への執着へとすり替わってしまった。
しかし、良詫自身は自分の変化に無自覚。人気者となった愛娘・紀子を外敵から守ろうとする“良いパパ”としての振る舞いも、結果としてチャンネル人気のために紀子の言動をコントロールしている。さらに、紀子が自分に本音を打ち明けられなくなっている現実も……。そして、大学生になった紀子の初恋をも動画のネタにしようとし、親子の間で大きな問題が生まれていく。
実は良詫はバツ2のシングルファーザー。4人の子どもを持ち、紀子の母は2度目の結婚相手だった。その結婚生活が破綻した理由にも、「タラちゃんねる」が深く関わっているようで……。
そんな、かなり強烈な人物として描かれる良詫を演じる堤は、「良詫は、僕と全く違う感覚・思考回路なので、その役を演じることはある種の勉強だと思っています」と役の印象を語り、「撮影中の今でも、『なぜ良詫からこの言葉が出てきたんだろう』と思うことがあって、自分の中に役を落とし込むことがかなり難しかったです」と役作りの難しさを明かす。
また、「子どもが親に反発したり、成長して旅立ったりとさまざまな自立の形があると思います。本作では、紀子が恋愛することが一つのきっかけになり、自立の道を見つけます」と本作の展開を明かし、「紀子と同じ大学生の女性視聴者の方は、共感できる部分がたくさんあるのではないかと思っています」とのメッセージを送った。
重厚な役からコミカルな役まで、さまざまな作品で視聴者を魅了する堤が挑戦する、暴走系パパ。動画配信と私生活、親と子、その境界を見失った挙句、泥沼にハマっていく良詫の姿には思わず「もうパパ!」と叫びたくなること間違いなし。スライム作りや、ASMR、ケーキ爆発ドッキリなどの動画企画に挑戦する堤の姿もレアな見どころかもしれない。
堤真一 コメント全文
――娘役を演じる原菜乃華さんの印象は?
「昔映画で共演していて、そのシーンは覚えてますが、まさかあの時の少女がこんなに大きくなっているとは! と、びっくりしました。ということは、それだけ自分も年をとったってことですね(笑)」
――本作の設定やテーマを聞いた印象は?
「演じる良詫は、僕と全く違う感覚・思考回路なので、その役を演じることはある種の勉強だと思っています。撮影中の今でも、『なぜ良詫からこの言葉が出てきたんだろう』と思うことがあって、自分の中に役を落とし込むことがかなり難しかったです」
――堤さんご自身も子育てされる中で、今回の役どころをどのように思われましたか?
「僕の娘(長女)が10年ぐらい前、親子YouTuberのチャンネルを見ていたんです。最近たまたま次女と動画を見ていたらその人たちの動画が出てきて、動画の中の子どもたちが大きくなっても配信をしている姿を見て、不思議な世界だと思いました。ちょうどその後に本作のオファーがあったので、縁を感じました」
――「タラちゃんねる」の動画でさまざま企画を撮影しましたが、印象的なシーンは?
「紀子の誕生日シーンでの、ケーキを爆発させるドッキリ企画は印象的です。ケーキの中に風船が入っていて1発でOKが出たので、風船の跳ね方などスタッフの方たちは撮影にあたり、相当研究をされたんだろうなと感じました。あと、ASMR。こういう企画を視聴者の方は楽しんで見ているんだ~と思いました」
――注目ポイントや番組の見どころを教えてください
「子どもが親に反発したり、成長して旅立ったりとさまざまな自立の形があると思います。本作では、紀子が恋愛することが一つのきっかけになり、自立の道を見つけます。特に紀子と同じ大学生の女性視聴者の方は、共感できる部分がたくさんあるのではないかと思っています」
第1話あらすじ
大学生1年の多良山紀子(原)は、“怒りんぼ紀子ちゃん”として知られるちょっとした有名人。小学生の頃、不登校になった紀子を笑顔にするため、父の良詫(堤)が動画配信サイト・U-tune(ユーチューン)で配信を開始。家族系チャンネル「タラちゃんねる」に登場した紀子が、「もうパパ!」と怒る動画が大バズりし、ネットミームにもなったのだ。
「タラちゃんねる」では、朝晩の食事をライブ配信する“タラ飯”の他に、企画動画を週4本公開。紀子が大学で食べる良詫手製の映えるお弁当も、紀子のSNS個人アカウントから“タラ弁”として定時にアップするなど、紀子と良詫の共通の夢であるチャンネル登録者数100万人達成に向け、活発に投稿を続けている。
現在の登録者数は95万人。目標達成も間近だが、紀子の内心は複雑だった。企画立案、更新管理、フォロワーの動向チェックなど、新たなバズりを求めて尽力する良詫とは対照的に、成長した紀子は父の顔色をうかがう日々に違和感を覚え始めていたのだ。チャンネルの立ち上げ当初から良詫は、「紀子が辞めたくなったらチャンネルを終了する」と公言。しかし、100万人達成に全身全霊を捧げる良詫は紀子の変化に気付けず、紀子もまた良詫の期待を裏切れないとの思いから、本音を押し殺すよう……。
そんな日々の中、紀子は大学で先輩・吉良陽日と出会う。“タラ弁”のアップ時間直前にスマホの電池が切れ、パニックになっていた紀子を、陽日が持っていたモバイルバッテリーで救ってくれたのだ。爽やかでスマートで、そして何より紀子の存在を知らず、“タラちゃんねるの紀子”ではなく、一人の大学生として接してくれたことから、紀子は陽日が気になるように。そんなピュアな紀子の“初恋”を知った良詫は……。
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