「おちたらおわり」簡秀吉×清水海李が沼落ちポイント告白「会いたいのは海李くん」【前編】2026/07/22 18:00

中京テレビ・日本テレビ系で放送中の連続ドラマ「おちたらおわり」(水曜深夜0:24=中京テレビ制作)に出演する簡秀吉と清水海李。宇垣美里が主演を務める本作は、タワーマンションを舞台に、住人たちのプライドや欲望、複雑な人間関係が絡み合っていくヒューマンサスペンスだ。
簡が演じる桐ヶ谷カイは、主人公・月島明日海(宇垣)とあるきっかけで関わっていくフードデリバリーの青年。一方、清水が演じる楠英治は、鈴木紗理奈演じる紗都の夫で、テレビなどでも活躍するモデル。周囲から“理想の夫”に見られながらも、欲望に流されやすい危うさを抱えた人物だ。
本日・7月22日放送の第4話では、カイが明日海の描いたイラストをきっかけに明日海と出会い、物語に少し違う空気を運び込む。一方、英治は桜庭心菜(風吹ケイ)との危うい関係がさらに深まり、妻・紗都の疑念も膨らんでいく。対照的な形で作品に関わっていく2人に、今回の役どころ、プライベートでの関係性、そしてタイトルにちなんで互いが思う“沼落ちポイント”も聞いた。
「4畳くらいのところで、約3日間一緒に過ごしたんです」

――お二人は「修学旅行で仲良くないグループに入りました」(ABCテレビ/25年)でも共演されていますが、その前から交流があったそうですね。最初に仲良くなったきっかけを教えてください。
清水 「初めて会ったのは、その前に一緒に出た『たからもの』(25年)という作品なんです。新潟県燕市が舞台のドラマで、市の魅力を伝えるプロジェクト作品でした。その新潟ロケが、距離が縮まったきっかけでしたね」
簡 「そうなんですよね。宿泊先が、体育館の更衣室みたいなところで」
清水 「制作の都合で、地元の方が体育館を用意してくださって。その屋根裏みたいな4畳くらいのところで、2人で共同生活をしながら約3日間一緒に過ごしたんです。そこでちょっと仲良くなりました」
――それは距離が縮まりますね。
簡 「それを経ての、『修学旅行で仲良くないグループに入りました』での共演だったんです」
――その後もプライベートで交流はあったんですか?
清水 「はい。ご飯に行ったり、お酒を飲んだりとか、そんな感じです」
――お二人だけで行くことも?
清水 「2人もありますし、そこから共通の友人が合流したり。でも2人が多いかも」
――どちらが誘うことが多いんですか?
簡 「僕からが多いような気がします」
――それはなぜ?
簡 「一緒にいて楽しいので(ニヤリ)」
清水 「うれしいです。これからは誘い、全部ちゃんと乗っていこう」
――ここからは役柄について伺います。清水さん演じる英治は、家庭がありながらも欲望に流されていく人物です。ご自身では、どんな人物として捉えていましたか?
清水 「英治は、家庭があるのにそんなことをしちゃうのか、という人物です。一見薄っぺらくて、皆さんにたたかれるような役柄かもしれないんですけど、でも自分の生き方というか、欲望に素直なんです。そういったところは人間らしくて、かわいらしいなと思う。誰しも心には思うことがあっても、行動に移せなかったりするだけだと思うので、そこの違いだけというか。だからこそ、英治の危うさや、どこか憎めない人間くささも含めて楽しんでいただけたらうれしいです」
――清水さんご自身から見て、英治の誘惑への弱さは信じられないところもありますか?
清水 「信じられなくはないです(笑)。ただ、誘惑に対して素直なところは、すてきだなとも思います」
――第4話以降、英治はかなり動きが出てきます。見どころを教えてください。
清水 「キャラクターたちがそれぞれ持っているプライドや思いがぶつかり合い、コミュニケーションが取れていないことや思い違いで人間関係がどんどん変化していくので、そうした変化に注目してほしいです。個人的に英治でいうと、第3話以降から英治の動きが、なんだろうな……薄っぺらい性格がどんどん露呈していくので、そこはまた新しいドラマの中の刺激として楽しんでほしいなと思います」
「カイ君が出てきた時に、ちょっとホッとしてもらえたら」

――簡さん演じるカイは、明日海とあるきっかけで関わっていく青年です。作品の中ではどんな存在だと思って演じていましたか?
簡 「第4話から出てくるということで、この作品の中でどうアクセントを効かせるかという、キーパーソン的な役柄だと思います。このドラマはドロドロした人間関係やハラハラする展開が続くので、カイが出てきた時に、ちょっとホッとしてもらえたらうれしいです。太陽のような存在として、視聴者の皆さんにとって癒やしになれたらいいなと思っています」
――カイは作品の中では、“太陽的な存在”だと思っていいと?
簡 「はい。そう思ってもらって大丈夫です。ただ、明るいから太陽というより、カイという存在自体がこの物語の中で太陽のような役割を担っている、という理解でした。最初の読み合わせでは“できる後輩感”が強く出すぎてしまって、結構ワンワン系というか、部活のできる後輩みたいになっていたんです。でも監督から『もうちょっと落ち着いていいよ』と言っていただいたので、そこからは少し余裕のある雰囲気を意識して演じました」
――お芝居面では、どんなところを見てほしいですか?
簡 「明日海の悩みに素直に耳を傾けて、寄り添ってあげる。カイと明日海の関係は、このハラハラする展開が続くドラマの中で良いアクセントになるんじゃないかなと思っています。受けの芝居が多く、聞き手に回る場面が多かったので、その時の表情や空気感にもカイらしさが出ていると感じています」
「普段の海李くんとは違うからこそ面白かった」

――お互いの役柄を見て、どう感じましたか?
簡 「第1話を見て、英治は『どうしようもなさそうなやつ』だなって(笑)。でもそれが作品にハマっていて。普段の海李くんとは全然違うんですけど、だからこそ面白かったです」
――清水さんご自身は、英治と似ている部分はあるのでしょうか。硬派なのか、英治寄りなのか。
清水 「僕はもう硬派ですよ。あまり浮ついたりしないタイプだと思います。好きなものがはっきりしているというか」
――劇中の英治とカイがもし出会ったら、友達になれそうですか?
清水 「どうなんだろうな。英治は誰とでも仲良くなるので、仲良くなっていると思うんですけど、カイは英治のこと、あまり好きじゃないかも」
簡 「カイ側からだと、ちょっと悪影響ですよね。でも、おごってくれるお兄ちゃんみたいな感じじゃないですか。英治って30歳?」
清水 「30歳。いいお兄ちゃん、ノリのいいお兄ちゃんみたいな」
簡 「ちょっと悪いことを吹き込まれたり(笑)」
「12時半とか1時とかに『ほんま来てください』って」

――今回「おちたらおわり」にお二人が出演すると分かった時は、何かお話しされたのでしょうか?
清水 「撮影中にプライベートで会うことがあって、その時に『どう?』みたいな話をしたくらいですね」
簡 「そうだったっけ?」
清水 「たわいもない会話の中で。『今どう?』とか、そういう会話でした」
――清水さんは、(取材時には)簡さんのお芝居をまだご覧になっていないんですよね。
清水 「そうなんですよ。彼の役はキーパーソンですからね。普段僕のことを『カイくん』って呼んでくれているので、ややこしくて」
簡 「役名が『桐ヶ谷カイ』なんでね」
清水 「かっこいいよね、桐ヶ谷。楽しみにします」
簡 「ちゃんとキーパーソンになっているのか……。登場シーンはそれほど多くないので……」
清水 「たしかに。僕も台本は読んでいるんですけど、キーパーソンっていうと、激しく物語を展開するイメージですけど」
簡 「それとはちょっと違うかもしれないですね。でも、あんまり出ていない時にポッと出てくるのがいいじゃないですか。『来た来た来た!』って」
清水 「さっき言っていた救世主みたいなところで、よりどころになるんでしょうね。英治がしっちゃかめっちゃかやっているから(笑)」
――清水さん演じる英治は、誘惑に弱い役柄でもあります。お二人ご自身は「この誘いに弱い」というものがありますか?
清水 「誘いに弱い……。僕はジャンルではないんですけど、当日の誘いに弱いと思います」
――当日に声を掛けられると動きやすいタイプなんですね。
清水 「はい。事前にだと、逆にスケジュールとかが『うっ』となっちゃって。当日誘っていただいた方が、意外と行けるという」
簡 「僕もそれ、似ています。結構気分屋なので、計画するのが苦手で。だからその場ですね、いつも。海李くんと遊ぶ時もそうですよね」
清水 「彼が結構、むちゃな誘いをしてくるわけです。12時半とか1時とかに『ちょ、ほんま来てください。ほんまに』って。しょうがないじゃないですか。一応、年も下で後輩からの誘いなので、『分かった、分かった。行く行く』みたいな」
――行ってあげるんですね。
清水 「そうですね」
簡 「海李くんみたいに『会いたいな』と思える人って、なかなかいないですもん」
清水 「これ、しっかり書いてもらって!」
簡 「いや、ダメです(笑)。海李くんは、年上ということもあって、後輩ムーブを出せるんです。だから一緒にいて居心地がいいです」
清水 「でもこれが逆で、僕が当日誘ったりすると来なかったりするんですよ。『行きます』って言っていても、来なかったり」
――そこは気を許しているからこそ、なのかもしれません。
簡 「ニヤニヤしながら、海李くんはどんな反応するかなって想像するんですよ(笑)」
清水 「だから、『気分屋でお調子者なやつだな』って思っています(笑)」
お互いの“沼落ちポイント”は「体」と「後輩スキル」

――タイトルにかけて、お互いの“沼落ちポイント”も伺いたいです。簡さんから見た清水さんの魅力、清水さんから見た簡さんの魅力を教えてください。
簡 「鍛えられたこの体じゃないですか。やっぱり、こんな体を見せられたら、もうかっこいいですよ。沼に落ちますもん。あと、このかっこいい感じ。顔も相まって、体も生きてくるというか」
――一緒にトレーニングへ行かれたことは?
2人 「ないです」
――清水さんから見ると、簡さんの“沼落ちポイント”はどこでしょう? 清水さんのことは「カッコいい!」と絶賛ですが。
清水 「こういう、適当なところですかね(笑)」
――でも、その場に合わせてきちんと発言できる感じはありますよ。
清水 「多分、後輩ムーブがうまいタイプなんですよ。後輩スキルが高いタイプなので、そういうところはかわいらしいなと思います。年上の女性の“沼落ちポイント”になってくるんじゃないかなと思います」
簡 「ありがとうございます。いいですね。うれしいな!」
欲望に揺れる英治と、明日海にそっと寄り添うカイ。劇中では対照的な役柄を演じる2人だが、インタビューではツッコミ合いながら、互いの魅力を楽しそうに語ってくれた。後編では、撮影現場でのエピソードや共演者との裏話に加え、2人の素顔がさらに垣間見えるトークを届ける。

【プロフィール】
簡秀吉(かん ひでよし)
2002年10月23日生まれ。京都府出身。近年の出演作に、ドラマ「好きやねんけどどうやろか」(24年/読売テレビ)、「君とゆきて咲く ~新選組青春録~」(24年/テレビ朝日)、「修学旅行で仲良くないグループに入りました」(25年/ABCテレビ)、映画「【推しの子】-The Final Act-」(24年)、「BATTLE KING!! Map of The Mind -序奏・終奏-」(25年)など。現在、「幸せになりたいマサムネ君」(MBSほか)でツバサ役を演じている。
清水海李(しみず かいり)
1999年7月17日生まれ。愛知県出身。近年の出演作に、ドラマ「彼女たちの犯罪」(23年/読売テレビ)、「世界で一番早い春」(25年/MBS)、「修学旅行で仲良くないグループに入りました」(25年/ABCテレビ)、映画「こころのふた〜雪ふるまちで〜」(24年)、「80年後のあなたへ」(25年)など。現在、「しもべの王子様」(TOKYO MX)で五藤侑真役を演じている。
【番組情報】
水曜プラチナイト「おちたらおわり」
中京テレビ・日本テレビ系
水曜 深夜0:24~0:54
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取材・文/斉藤和美 撮影/尾崎篤志
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