なにわ男子が挑んだ“ゼロ・ディスタンス”無観客生配信ライブの舞台裏2020/11/13
11月13日フジテレビで放送の「連続ドキュメンタリー RIDE ON TIME」（深夜1：20、関東ローカル）は、Episode4「まだ見ぬ僕らを探して」と題して、関西ジャニーズJr.の7人組ユニット・なにわ男子を特集する。4週にわたっての関西出身ジャニーズ特集は、今回が最終話となる。
2020年1月には、デビュー前にもかかわらず京セラドーム大阪で、Aぇ! group、Lil かんさいたちと共に関西ジャニーズJr.として初の単独ライブを行い、3公演で13万5000人を動員。そんな飛ぶ鳥を落とす勢いのなにわ男子だが、コロナ禍により3月に予定していた東京・両国国技館ライブが中止になり、ドラマ撮影も延期になった。
道枝駿佑は「悔しいですね、コロナのせいでって考えたら」とポツリ。西畑大吾は「あの時はマジで先が見えへんかった。暗闇の中を手探りで進んでいるような感覚だった」と当時を振り返る。しかしこの夏、関西ジャニーズによる生配信ライブプロジェクト「Johnny’s DREAM IsLAND 2020→2025 ～大好きなこの街から～」が始動。なにわ男子も、ホームグラウンドである大阪・松竹座での無観客生配信ライブを控えていた。
今回はこれまでのように先輩に頼らず、自分たちで曲目や演出を考えなければならなかった。ステージ衣装のデザインに少しずつ携わるようになったのが、最年少・18歳の長尾謙杜。そこには、衣装の担当に自分のイメージを遠慮がちに、しかししっかりと伝える姿があった。一方、最年長の藤原丈一郎は後輩たちのコントライブの演出を担当。自身が得意とする笑いのスキルを存分に生かし、舞台の楽しさを伝えていく。ステージでの立ち居振る舞いや声の出し方まで、具体的にアドバイス。メンバー個々が輝けるフィールドで、着実に能力を伸ばしていた。藤原は「関ジャニ∞からジャニーズWEST、WESTから関西ジャニーズJr.へ。でも、関西ジャニーズJr.の中でも“縦のつながり”という伝統があると伝えていかないといけない」と真剣に語った。
迎えたライブ本番。夏ソングメドレーでは、手持ちカメラで自らを映し360°回転するなど、臨場感を生み出す。公演のテーマは“ゼロ・ディスタンス”だ。画面越しでも至近距離で空間を共有し、観客全員が最前列で参加できる演出でファンを喜ばせた。また、「KAGUYA」は両国国技館で披露する予定だった楽曲。桜や水面をモチーフにしたきらびやかなセットを背景に、メンバーは和傘を使って幻想的な和の世界観を作り上げた。
コロナ禍でエンターテインメントの存在意義が問われた今年。立ち止まることを余儀なくされ、「アイドルにできること」を懸命に考え抜いた時間でもあった。西畑は「アイドルは誰にでも必要かといわれたら、必要じゃないけど、必要としてくださる方がいるならば、僕たちはこれからも頑張っていかないといけない」と決意を新たにしている。
なお、FODプレミアム（https://fod.fujitv.co.jp/s/genre/information/ser3547/）では、放送直後から独占配信する。過去話もすべて配信中だ。
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