「豊臣兄弟!」仲野太賀と“地元凱旋”池松壮亮がどんたくパレード参加! 福岡取材会リポート2026/05/12 07:00

NHK総合ほかで放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」(日曜午後8:00ほか)より、主演の仲野太賀(小一郎/のちの豊臣秀長役)、福岡県出身の池松壮亮(藤吉郎/のちの豊臣秀吉役)が福岡を訪問。5月3日に福岡市中心地で行われた博多どんたく港まつりのパレードに参加した。かつて豊臣の九州平定後「太閤町割り」が行われたエリアも走行、雨模様の中、沿道を大いに沸かせた。その後二人はそろって、NHK福岡放送局での取材会に登場。パレード参加の感想や作品への思いを熱く語った。
――仲野さんは、ようこそ福岡へ。池松さんはおかえりなさい! 雨の中のパレードでしたが、感想を教えてください。
仲野 「雨と聞いて心配な部分はありましたが、いざ始まってみると、本当にたくさんの人が集まってくださって、たくさんパワーをいただきました。我々豊臣兄弟が“どんたく”にお邪魔している形でしたが、役名で呼んでくださったり『豊臣兄弟!』に対する熱をすごく感じられて、すごく思い出に残る1日になりました」
池松 「まさか“どんたく”に出る側として参加できるとは思っていなかったので、とても光栄です。豊臣兄弟は農民の出身で、物語では雨は特別な意味を持ちます。今日の雨も、沿道のみなさまにとって恵みの雨であったらいいなと思いました。何より“どんたく”というとても大きなお祭りに戻ってきて、そしてそこに弟を一緒に連れて来られて、とてもうれしいです」

――ドラマでは「兄者!」「小一郎!」とお互いを呼ぶシーンが多いと思いますが、普段はどのように呼び合っていますか?
仲野 「壮亮くんと呼んでいます。こういう場所だったり、対外的に話すときには『兄です』みたいな紹介の仕方もあったり、『お兄ちゃん』呼びは定着してきた気がします」
池松 「小一郎! とは、どれだけ叫んでも飽きないですが、普段思わず出てしますことはないです(笑)。二人の歴史が長い分、自分の記憶と照らし合わせながら太賀と小一郎を混ぜ合わせながら向き合っているような気はします」
――撮影を通して初めて知ったお互いの一面はありますか?
仲野 「出会って長いので、もう知り尽くしている状態でしたが、本当に壮亮くんが作品のクオリティーを上げてくれますし、すごく情熱を感じます。役へのアプローチはもちろん、現場の士気の上げ方においてもです。1年半の撮影期間、多くのスタッフ・キャストが足並みをそろえて同じ方向を向くことが難しいなか、池松壮亮という俳優がいることで、現場に求心力が生まれてるんです。豊臣秀吉のようなリーダーシップを持って、現場の士気を上げてくれています。……上げすぎ?(笑)。でも、本当に僕は10代の頃から壮亮くんの背中を追いかけていますけど、自分が追いかけ続けてきた背中に間違いはなかったなと、日々感じながら現場に僕も臨んでいます」
池松 「1年間一緒に撮影をするって特別な体験ですよね。そんな中で、もう彼のことは知っていると思っていたけれども、それでも日々驚くことがありますね。何より本当にタフ。リーダーシップを発揮しながら全身を使って、人前に立っている姿を見ると、こちらも太賀に引っ張られてついていこうとなります。仲野太賀の人柄と豊臣秀長の人柄が、日々絡み合って、実っていく姿を1年間見られるのは本当に幸せなことだな、と隣にいて感じます」

――秀長・秀吉それぞれの役柄で、いいなと思う部分があれば教えてください
仲野 「これから皆さんがご存知のような歴史的な大きな戦も描く中で、日々精神を削るような撮影をしていますが、秀長というキャラクターは、自分たちの“理想像”のようだと感じます。戦国時代でも、たくさんの人が笑って生きられるような世にしたい。そのために自分たちができることは何なのかっていうのを考え尽くして、いろんな武将と交渉しようとするんです。秀長の歴史はあまり残されていないんですけど、限られた資料を見ると各武将との信頼関係が厚いのが見て取れる。なるべく争わずに双方円満でいられる策を見いだそうとする姿勢を知って、現代においてもそんなリーダーがいたらなぁと思いながら演じています。自分自身も秀長に教えられることがたくさんあります」
池松 「戦国時代というと、理解が及ばないことが多いです。ただ、その地続きに今があるっていうこと決して忘れず、自分たちは今どういう世の中を望んでいるのかという思いを物語に乗せながら秀長を中心にチームで撮影しています。撮影が始まって1年ほどたちましたが、秀吉という人にはまだまだ到底及ばない。本当にこの人はとんでもない人だったのだなと、発見の毎日です。自分がそういう人にどれぐらい追いつけるのか、1年半では足りないなと思っているくらいです。秀吉がどういう思いでその選択をしたのかということを、あと半年しっかり毎日探していきたいなと思っています」
――どんたくパレードをきっかけに、これから大河を見始める方がいるかもしれません。この作品の魅力を一言で教えてください
仲野 「一言で言い表すのは難しそうです(笑)。『豊臣兄弟!』チームは、制作段階から大河ドラマを見慣れていない若い世代をはじめ、より多くの人に見ていただけるよう、青春活劇としても楽しめる側面をしっかり描いていくことを目指しています。どんな人が見ても心躍るような時代劇。豊臣秀吉という有名な歴史上の人物の弟・秀長は、なかなか知られてない側面がいっぱいあるんですけど、実はこんなことしていたんだ、とか、豊臣秀吉を見る上でも発見のあるドラマにもなっています。われわれも、日々大きな声を出しながら汗かきながら頑張って撮影しているんですけど、自分たちの熱量が見てくださる方々に届けばいいなという一心で演じているので、興味持っていただけるとうれしいですね」
池松 「一言だとちょっと難しいですが……。戦国時代の人間が全力で生きる姿を見てもらって、見ている人に元気を与えたい。毎週見て『自分も頑張ろう』と、単純に思ってもらいたいっていうことが一つ。決して混じり合わない戦国時代と令和の時代を、秀吉には無理かもしれないけど、双方円満を流儀とする豊臣秀長だったら、交わらない時代をきっと結び付けてくれる。そういうところで、秀長にスポットが当たったんじゃないかなと思っています。秀吉を描いた以前の大河ドラマ『秀吉』(1996年)は、時代的にも少し暗い低迷期の中でしたが社会現象となって、みんなが秀吉の出世街道にワクワクしていたはずです。この暗くなってきている今の世の中も、この兄弟が少しでも明るくすることができればそんなに幸せなことはないかなと思っています。そんなことを目指して1年走ってきましたし、あと半年走り切りたいなと思っています」
取材会終了後、制作統括の松川博敬チーフプロデューサーにも話を聞いた。
――松川さんから見た主演のお二人の魅力はどんなところですか
「もちろん演技力は抜群ですし、何より作り手側のことをよく分かって、一緒に作品を作り上げる一員となってくれてとても心強いです。書かれた台本をただ演じるだけでなく、少しでもいいものにしようとされているところはお二人とも共通する魅力です」
――現場でのお二人はどのように感じられますか
「撮影中もあの二人の空気感のままです。そこに何もうそはないですし、お互いフォローし合って二人だけのシーンじゃないときにもアイデアを出してくれます。監督も含めてディスカッションをしてシーンのクオリティーを上げていってくれていて、予想を超えたものを毎回生み出してくれているなと感じます」
――これまでの手応えはどのように感じられていますか
「今日も沿道の皆さんにこんな雨の中、迎えていただいて『ファンです』『毎週見ています』という声を聞けました。お子さんも熱中して見ていますという声を聞くことも多くて、俳優のお子さんや親戚の小さい子が見ていて鼻が高いというようなこともおっしゃっていました。当初の狙い通りだったので、うれしいですね。大河ドラマの敷居を下げて分かりやすく王道の戦国時代をやるというのがテーマだったので、そこに手応えを感じています」
――ドラマも折り返しが近づいています、後半の見どころを教えてください
「たくさんありますが、皆さんご存じ『本能寺の変』など、天下取りというところに入っていきます。『豊臣兄弟!』というタイトルに違わない、いよいよ天下取りに向かっていく熱い部分はやはり魅力です。ドラマならではのシーンも入ってくる予定です。脚本の八津弘幸さんは、史実を逆手に取った創意工夫をした描き方をされる方なので、みんなが知っている史実をどうひっくり返すのか。本能寺の変にはあらゆる説がある中で、八津さんがどのように描くかは大変注目されているところかと思います。ぜひ楽しみにしていてください」
――ありがとうございました。

仲野、池松は同日に行われたNHK福岡のトーク&音楽ライブ番組「六サテ!〜九州沖縄サテライブ〜」の公開収録にもゲスト出演した。その模様は5月30日(土曜午後6:05、九州沖縄ブロック)に放送。NHK ONEでの配信も予定されている。
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