天海祐希はおじさん化? おじさんたちはおばさん化!?「キントリ」感謝イベントで裏話続出!2025/09/26 20:34

10月16日にスタートするドラマ「緊急取調室」(木曜午後9:00、初回拡大スペシャル)と、12月26日に公開される劇場版「緊急取調室 THE FINAL」をもって有終の美を飾る「緊急取調室」シリーズ。本作では現在、12年にわたる感謝の気持ちを込めて「大感謝プロジェクト!」を開催中。その一環として、本日9月26日、“キントリ”ファンが大集結しての「ファン大感謝イベント」が都内ホテルにて開催された。
真壁有希子役を務める主演の天海祐希を筆頭に、梶山勝利役の田中哲司、玉垣松夫役の塚地武雅、菱本進役のでんでん、小石川春夫役の小日向文世ら“キントリ”メンバーに加え、警視庁捜査一課殺人捜査第一係の名コンビ“もつなべ”こと、渡辺鉄次役・速水もこみち&監物大二郎役の鈴木浩介、総勢7名の豪華キャストが登壇。「ここにいる心強い皆さんと一緒に12年走ってきました。ラストシーズンになりますけれど、皆さんとぜひ楽しんでいただけるよう、頑張って撮影しております。どうぞ楽しみに待っていてください」と話す天海を始め、キャスト陣のあいさつからイベントはスタート。

最初のプログラムは、このイベントに参加している視聴者から事前に募集した質問をキャストにぶつけていく質問コーナー。全10問、ファンならではの鋭い質問にキャストが熟考したり一喜一憂する場面が会場の笑いを誘った。
ここで話題になったのは、座長・天海の“怖さ”。「たくさんのおじさんを束ねるコツは?」という質問に、天海は「束ねる秘訣(ひけつ)なんてないです。皆さんがこんな私についてきてくださっているだけ。時に優しく、時に厳しく。厳しく、厳しく、厳しく…が大事かなと思います」と答えていたが、別の質問に答えた男性キャスト陣からも天海の“厳しさ”が浮き彫りに。

「天海さんのかわいいエピソードをお願いします」という質問に、「ないです!」と即答したのは田中で、「控室でくつろいでいた天海さんが、上着だけキリッとして下はジャージだったことがあって。その時はかわいいなと思いました。唯一それぐらいですかね」とのエピソードも披露。続いて小日向も「基本的にはものすごくこわいんです」と証言し、でんでんも「天海さんは怖いです。本当にね」と断言。これに対して「(マスコミに)怖いって書かれるじゃないですか!」と天海が抗議すると、でんでんが「でも、本当にすてきな方です」とフォロー。これがまた火に油を注ぎ(!?)、天海は「全然、すてきじゃないですか! 不満ばかりでよく12年もやっていましたね(笑)」とあきれ顔に。


さらにエピソードは続く。「『キントリ』ならではの現場の魅力を教えてください」という質問に答えたのは小日向。「高齢者が多い現場なので、ものすごくホッとします。ここのおじさんたちがとてもおしゃべりでね、ほとんどおばさん化してるんです。それがものすごく楽しい。ベラベラしゃべっていても怒られないで。唯一おじさんのように叱ってくれるのが天海さん。その関係性がずっと続いていて、それがとても心地いいですね。そういう現場は『キントリ』だけです」と、チームワークの良さを自慢する。これに天海は「一回しゃべり出すと止まらなくなるんです。『はい、いくよ!』と言っても皆さん立ち上がらない。だから怖くなるの!」と、現場での立ち居振る舞いのワケを明かした。また、塚地は「こういう話を天海さんにぶつけることができるのって、天海さんがちゃんと隙を見せてくれるからなんですよね」と、天海の懐の広さに言及した。

その塚地は、第1シーズンから参加していた故・大杉漣さんからバトンを受ける形で第3シーズンから玉垣松夫として登場。出演が決まった時の心境を聞かれ、「漣さんがご存命だったら、次の作品で上司と部下としてドラマを一緒にやる予定だったんです」というエピソードを明かした。「そのドラマは別の方が出られることになったんですが、僕が『キントリ』に出ることになって…。バトンを渡されたんじゃないかと感じました。プレッシャーもありましたけど、皆さんが温かく迎え入れてくれたんです。天海さんからは『ありがとうね』という言葉いただきましたが、キャスティングされて現場行って、『ありがとう』と言われることなんてなかったので。これはもう全力で挑もうと思って、今に至っています」と、このチームで全力を尽くすに至った経緯をしみじみと語った。
また、速水と鈴木の“もつなべコンビ”からは、一緒にランチに行ったりスーパーに買い物に出たりという仲むつまじいエピソードが語られ、場内はほっこり。



続いて、登壇者も知らされていなかったある人物からのサプライズメッセージを司会の下平さやかテレビ朝日アナウンサーが読みあげる。
その人物とは…2021年に革命家・大國塔子役で本作に登場した桃井かおりだ。「公開おめでとうございます。本当にうれしいです。影ながら気をもんでおりました。1話たりにも闇に埋もれるには惜しすぎる、終わるには惜しすぎるドラマです。天海率いるキャストとスタッフの見事な姿勢を考えると、どこかで、終わりになんかする必要があるんだろうかとつくづく思うのです」というメッセージを、神妙な面持ちで聞いていた天海。全文を聞き終わり「選ばれる言葉が素敵ですよね。思いが溢れているというか。ピリピリした時間を思い出します。私たち、素晴らしいお芝居を最前列で体験しましたから。本当に大事なメッセージ。これを胸に最後まで走り抜きたいと思います。ありがとうございます」と、感謝を伝えた。

ここからは、初回拡大スペシャルのゲスト・山本耕史と若村麻由美も登場する最新PR映像の上映や、豪華景品が当たる抽選会を開催。PR映像では緑黄色社会が歌う主題歌「My Answer」が初公開され、天海からは「ドラマの世界観をくんだ、どんなシーンにも沿ってくださる曲。ドラマのために楽曲を書き下ろしていただけるなんて、出ている側からするとこんなご褒美はないんです。本当にありがたいです」と感謝の気持ちが語られた。
抽選会では、2人の来場者にキャスト全員のサインが入った特製“感謝状クリアファイル”と、「キントリ」メンバーを取り調べができる権利をプレゼント。「シリーズの途中で有希子さんと梶山に恋の匂わせがありましたが…」と取り調べを受けた田中は、天海のツッコミにあいながらも「ありましたね。今回もちょびっとありますよ」とニヤリ。


そして最後は、座長・天海のあいさつで締めくくられる。「今日はありがとうございました。ご近所の方、職場の友達など、皆さまからご発信をお願いしたいです。『緊急取調室』、映画もありますが、これで最後なんですよということをどんどん広めていただけたら、たくさんの皆さんに見ていただけるかなと思います。頑張って、機嫌が悪くなりながらも、たくさんのセリフと戦っております。皆さんに少しでも楽しんでいただけるようにという日々を過ごしています。この強力メンバーで皆さまにお届けします!」という力強いメッセージが、本作へのラストランへとつながっていく。


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