丸山隆平、声優初挑戦。映画「アズワン/AS ONE」で新境地へ 父・ルロワ役に込めた思い2025/08/08 12:00
丸山隆平（SUPER EIGHT）が、8月22日に公開される映画「アズワン/AS ONE」で声優に挑戦することが分かった。
本作は、アーケードゲーム「星と翼のパラドクス」を原作に、「名探偵コナン」シリーズなどで知られる静野孔文氏が監督を務め、長編アニメーション映画。キャラクターデザインを「新世紀エヴァンゲリオン」の貞本義行氏、メカニックデザインを「ガンダム Gのレコンギスタ」の形部一平氏が担当する、まさに“新たな時代のSFアニメーション映画”と呼ぶにふさわしい作品だ。
主人公の高校生・ヨウの声を担当するのは白岩瑠姫（JO1）で、ヨウが出会う宇宙に浮かぶ星＜巡星（めぐりぼし）＞でロボット整備士として暮らす少女・ラコの声は声優の白石晴香が担当。そんなラコが兄のように慕うプルガード隊のヴィーゴ役には武内駿輔。さらに、物語の鍵を握る謎の研究員・キザナ役には日笠陽子が務める。
このたび、ラコの父で研究者・ルロワの声を担当する丸山からのコメントと、新たな場面写真が届いた。
声優初挑戦となる丸山は、今年に入って、2月は主演舞台「浪人街」で本格時代劇に初挑戦し、5月には主演映画「金子差入店」が公開。現在は連続ドラマ「FOGDOG」（読売テレビほか、月曜深夜1：29）で武闘派の刑事を演じ、8月21日からは舞台「震度3」に出演するなど、役者としての活躍の場を広げている。そんな中、「アズワン/AS ONE」では、“声”という表現で新たな扉を開くこととなった。
「アニメが好きで、昔から声優さんの物まねをするほど興味がありました。いつか挑戦してみたい気持ちもあったので、声優の方々やアニメファンの皆さまにも失礼のないよう、覚悟を持って引き受けさせていただきました」と、オファーを受けた時の心境を振り返る丸山。収録では緊張もあったと言うが、静野監督が雑談を交えながら温かく迎えてくれたと言い、リラックスして演技に臨めたとも語る。
演じるルロワは、兵器開発から生活テクノロジーまで、巡星のほぼすべての技術を支えている企業、ボナ・ソキウス社の研究員。「冷たいイメージを持って収録に臨んだのですが、監督から『少し口角を上げてそのセリフを言ってみてください』と指示をいただいたことが印象に残っています」といった役作りがあったと語り、「僕自身はまだ親になったことはないですが、“全てを伝えることが正解じゃない”と思いました。ラコは血を分けた娘でも“別の生命体”。研究者としてはラコに非情な命令も下しますが、父としての愛情は隠しきれない。そのような葛藤が表現できていたらと思います」と、キャラクターを分析。
また、本作のテーマでもある「信じることの大切さ」について、「ラコは“信じる力“を軸に育てられた少女で、対照的にヨウは親から理解されず孤立している。ある意味で思春期の状態だと思うのですが、ヨウが住む世界も違うラコの意識の中に入って、別の視点で自分を見つめ直す。二人の関係性を通して、身近な気付きが世界規模の問いへと広がっていく物語だと感じました」と、作品が持つメッセージ性に心を寄せる。
丸山が声を吹き込むルロワの姿を映した写真のほか、今回解禁されたのは、物語の鍵を握る「星血（ほしのち）」の輝きを捉えた場面写真など。ラコの手の中でキラキラと輝く「星血」は世界各地の採掘口から産出される巡星のエネルギー源で、物語に波乱を巻き起こしていく。
あらすじ
現代の地球。ミュージシャンを目指す高校生のヨウは、反対する親とバンド仲間の人間関係に悩み、自らの将来を決めかねていた。ある日、交差点を歩くヨウの脳内に「助けて！」という声が響き、白い光に包まれる。
一方、宇宙に浮かぶ巡星は、エネルギー源の「星血」をめぐる長い戦争状態にあった「ヴ・レード惺王国」と「轟ア・スレッガ」との休戦の調停式が行われようとしているまさにその時、巨大軌道デブリが落下。プルガード隊のヴィーゴが必死に対処していた。ヴィーゴを援護するため、ロボット整備士・ラコは整備途中の機で飛び立つが、危機一髪の状況に陥っていた。一瞬の閃光の後、破損が激しいラコの機はデブリを海面まで移動させ事なきを得るが、ラコは意識を失い、昏睡状態の意識の中でヨウと出会う──。
ヨウとラコの出会いの意味とは。そして、2人で一つ、のヨウとラコに待ち受ける運命とは？
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