映画「おっパン」かわいいもの好きな高校生を演じる城桧吏が好きを追求しているものとは!?2025/07/04 17:00

2024年1月からフジテレビ系の土曜ドラマで放送され人気を博した「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」(通称:おっパン)が映画化。本日、7月4日から「映画 おっさんのパンツがなんだっていいんじゃないか!」として絶賛公開中。
練馬ジムさんの同名漫画が原作の本作は、原田泰造演じる世間の古い常識や偏見で凝り固まった昭和の“おっさん”がLGBTQ+、推し活、二次元LOVE、メンズブラ……といった新しい“常識”に出会ったことで、少しずつアップデートしていくロールプレイング・ドラマ。
ゲイの大学生・五十嵐大地(中島颯太/FANTASTICS)との偶然の出会いによって、時代遅れの“昭和脳”から令和の価値観にアップデートしつつあった沖田誠(原田)。オタ活のため、お弁当チェーンの店舗パートから本社勤務の正社員になった妻・美香(富田靖子)。メークやかわいいモノ好きである自分を解放し、不登校から復帰した高校生の息子・翔(城桧吏)。そして二次創作のBL同人活動をしている、大学生の娘・萌(大原梓)。誠にだけ懐かない飼い犬のコーギー・カルロス(こまち)。そんなそれぞれの「好き」を謳歌する4人の家族関係が順調に見えていたが、アップデート以前の彼の直属の部下だった佐藤(曽田陵介)が誠の取引先相手として現れ…。
今回は、かわいいもの好きな翔を演じる城さんにインタビュー! 役作りや撮影の裏話について聞いた。
――映画化が決まった時の率直な感想を教えてください。
「ドラマの撮影が終わった時に、映画も作りたいねという話をしているのを聞いて。本当に作れたらいいなと思っていたので、決まった時はめちゃくちゃうれしかったです。またこのメンバーと、スタッフの皆さんと一緒にお仕事ができるのが何よりも幸せだなって思いました」
――ドラマ放送の時に周りの人からどんな反響をもらいましたか?
「友達からはたくさん『かわいい』と言ってもらいました。写真を見て、『本当に桧吏なの?』と驚かれたりもしました。映画の公開が発表された時も、『絶対に見に行くね』と言ってもらったり、周りからの反響はすごくよかったです」
――かわいいと言われることに関してどうですか。ちょっと恥ずかしい気持ちもありますか?
「恥ずかしい気持ちもありますが、かわいいものが好きな役なので、きれいに、かわいく見えていてよかったなって思います」
――かわいいものを追求する役ですが、共感できる部分はありましたか?
「好きなものを追求する気持ちは僕もあって、昔から縫いぐるみがとても好きなんです。全く同じペンギンの縫いぐるみをずっと集めていて、今は12体います」

――ドラマと映画で演じる上で変えてみたところや、意識していたことを教えてください。
「台本を見た時に、『支えられる側から支える側に変わった』と思ったんです。翔の繊細さは残しつつ、監督と『大地さんのような存在にしたい』という話をして、そのシーンにいるだけで、見ている人に安心感を与えられるようなキャラクターにしたいと思って演じました」
――意識的に変えていたのですね。
「学年も変わったので、ドラマと映画の空白の時間の中でどれぐらい成長したのかを考えていました。根の強さを残しつつ、周りのみんなのことをきちんと見ることができて、安心感のあるキャラクターにできたらなって」
――翔の魅力はどこだと思っていますか?
「誰とでも分け隔てなく話せるところや、相手の気持ちを感じ取って、同じ立場で考えることができるところです。翔から、勇気をもらう部分もあって。元々同い年に話しかけるのが苦手だったのですが、変わった翔を見て、自分も変わらなきゃと思って、自分から話しかけることができるようになりました」
――沖田家の皆さんとも久しぶりに再会して、どんな感じでしたか。
「他の現場ではないぐらいメーク室が盛り上がっていました。みんなの仲が良いので話していて楽しいですし、すごく安心感があって、のびのびお芝居ができるので、改めて再会できてよかったです。キャストとスタッフの皆さん含めて、家族のような一体感があって、明るい現場です」
――沖田家のセットも久しぶりだったんですよね。
「翔の部屋が変わっていたんです! あまり細かくは映っていないのですが、翔の部屋にかわいいものがたくさん増えていて。前は男の子っぽいものが多かったのですが、好きを表に出すようになって、それが部屋の雰囲気にも出ているのかな」
――愛犬・カルロスはいかがでした。
「僕を覚えていてくれて、再会した時に寄ってきてくれた時は、めちゃくちゃうれしかったしかわいかったです。ドラマの時も、今回もカルロスの演技のタイミングを合図する役目を託されていて、『お手』や『ふせ』のコマンドを出していました」

――撮影の合間に印象に残っていることはありますか?
「休憩時間に、コンギというゲームをみんなでやりたくて買って持って行ったんです。家族のみんなや、野球部とギャルのメンバーともやっていました。長谷川(坂上翔麻)くんがどハマりしていて、やったその日に『僕も買っちゃった』と連絡が来ました」
――主演の原田さんのすごいと思ったところを教えてください。
「出来上がった映画を見て、くすっと笑っちゃう部分が本当にたくさんあって、間の取り方などが、ほんとにすごいなと思って見ていました」
――沖田家はみんな好きを謳歌(おうか)していますが、城さんが今、好きなものは何でしょうか?
「好きなものが多くて。絵を描くのが好きだったり、写真を撮るのが好きだったり、映画を見るのが好きだったり、ゲームするのが好きだったりとか、縫いぐるみが好きだったり…」
――いっぱいありますね。その中でも、今日帰って一番にやりたいことは何でしょうか?
「ゲームですね。携帯だったらパズルゲーム、ゲーム機だったら武器を持って戦う系のゲームが好きです」
――かわいい衣装をまとったご自身を見た時の感想はいかがでしたか。
「ドラマの時に友達からかわいいと言ってもらって安心していたのですが、そこから時間がたって映画の撮影に入る前は、以前とはまた違う髪型や服装だったので、『もう1回戻れるのかな』と少し心配でした。でも、衣装を着て、ヘアメークをしてもらったらちゃんと翔になれたので、安心しました」
――プライベートでもかわいいアイテムを取り入れてみたりしましたか?
「仲のいい友達グループで、みんなで同じクマのストラップを携帯に付けていました。でも、この前に撮影中に、気付いたらいなくなっちゃいました…」

――今回撮影でかわいいアイテムいろいろあったと思うのですが、特にお気に入りのものがあったら教えてください。
「家でのシーンでは、前髪を上げているのですが、その時に付けている目玉焼きのピンがかわいかったです。撮影のあと、もらってお家に飾っています」
――大地を演じた中島さんと恋人・砂川円役の東啓介さんの印象を教えてください。
「お二人は本当に仲が良くて、ご飯を食べに行った話などを聞いていました!」
――お二人とはどんな話をしましたか?
「今回は一緒のシーンが少なかったのですが、僕がボケると颯太さんが突っ込んでくれるんです。本当にしょうもない小ボケなのですが、トイレに『人間以外立ち入り禁止』と張り紙があったので、僕が『じゃあ僕違うか』と言ってトイレに入らずに戻ったら突っ込んでくれました(笑)」
――最後に視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。
「引き続き“好き”をテーマにしながらも、好きだけじゃ続けられなかったこともあり、好きだからこそ頑張れることもあります。この作品が、少しでも皆さんの支えとなる作品になれたらうれしいです」
――ありがとうございました!
【プロフィール】
城桧吏(じょう かいり)
2006年生まれ。東京都出身。18年、出演した映画「万引き家族」が第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で最高賞パルム・ドールを受賞し注目を集める。映画「都会のトム&ソーヤ」(21年)、「ゴーストブック おばけずかん」(22年)では主演を務めた。さらにNHK大河ドラマ「べらぼう」に出演が決定、11月よりNetflixシリーズ「イクサガミ」が配信開始。ほか中国映画「ベストフレンド」へのトリプル主演も決定している。
【映画情報】
「映画 おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」
7月4日全国ロードショー
出演/原田泰造
中島颯太(FANTASTICS) 城桧吏 大原梓 東啓介 渡辺哲 曽田陵介
井上拓哉 芦原優愛 堀丞 ゆうたろう 工藤綾乃
山崎紘菜 池田朱那 赤ペン瀧川 鳥居みゆき 徳重聡 雛形あきこ
トータス松本 松下由樹 富田靖子
原作/「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」練馬ジム(「LINEマンガ」連載)
監督/二宮崇
脚本/藤井清美
音楽/鈴木ヤスヨシ
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取材・撮影/TVガイドWeb編集部
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