「リベンジ・スパイ」大橋和也＆渋谷凪咲、水族館ロケでも抜群の掛け合い！　元気の素はアイス!?2025/06/30 05:00

　テレビ朝日系オシドラサタデー枠で7月5日にスタートする「リベンジ・スパイ」（土曜午後11：00）の撮影が好調に進んでいる。

　大橋和也（なにわ男子）が演じる主人公・菅原優我が、何者かの策略によってこの世を去った兄・尚之（溝端淳平）の復讐（ふくしゅう）を果たすためスパイとして暗躍していくさまを描く本作は、クールなスパイストーリーでありながら、渋谷凪咲が務める社長令嬢・藺牟田花を優我が好きになってしまうという展開も待っており、ラブコメ要素も楽しめる作品だ。

　優我と花には“シャチ推し”という趣味があり、第1話で2人はシャチパフォーマンスを見に訪れた水族館で偶然出会う。お互いの印象はイマイチの2人が今後どのように距離を縮めていくのか、重要なそのシーンの撮影に潜入することができた。

　6月のある日、場所は千葉・鴨川市の鴨川シーワールド。ダイナミックなシャチのパフォーマンスで有名なこの施設で、撮影は朝早くから行われた。

大橋・渋谷のほかに、大勢のエキストラも参加しての撮影の舞台は、シャチパフォーマンスが日々行われている「オーシャンスタジアム」。スタンド客席まで水しぶきが飛ぶとのことで、客席に座るエキストラはポンチョを着用。そんな客席に大橋と渋谷はそれぞれ離れたポジションで座り、撮影が始まる。

　パフォーマンスはぶっつけ本番となるため、まず、シャチの動きをスタッフが身振り手振りで再現し、それに合わせて歓声を上げるタイミングをつかむ。そしていよいよシャチの登場。トレーナーとともに水中を自在に泳ぎ、息の合ったパフォーマンスを見せる姿にスタジアムは大熱狂！　大橋は推しのシャチに「リリ、頑張れ！」と優我として声援を送り、周りの観客に笑われて照れる……という演技を披露。対する渋谷は、表情を変えずにシャチを見守る花を演じる。

　本物のシャチパフォーマンスが終了すると、再び、スタッフの誘導による撮影に。さまざまな角度や位置からのカットを撮り、無事、シャチパフォーマンスシーンの楽しくも迫力のある場面は撮影を完了した。

　この度、撮影を終えた大橋と渋谷の囲み取材会が行われた。撮影に入る前から「水族館での撮影が楽しみ！」と言っていた2人に、シャチを間近で見ながらの撮影を振り返ってもらった。

──楽しみにしていたシャチパフォーマンスの撮影、いかがでしたか？

大橋　「僕は今日の撮影がホンマに楽しみで仕方なかったんですけど、実際に見て、『迫力すごいな』『賢いな』と感じて。トレーナーさんとのコンビネーションもすごくて、ずっと見とれていました。実は、このシーンには、パフォーマンスを見ながらお兄ちゃんのことを思い出して“無”になる瞬間があるんです。でも、目の前にシャチがいると大橋和也としてはシャチの姿を目で追いたい。リハーサルではちょっと目が動いてしまいました（笑）」

──大声でシャチを応援する場面もありましたが、とても臨場感がありました。

大橋　「普通に声が出た感じですね。セリフとして『リリ、頑張れ！』って言うんですけど、あのパフォーマンスを見ていたら演技を離れて応援したくなるし、何を見ても『ウェ～イ！』って言っちゃうぐらい。素の大橋和也として見ていた部分はありましたね（笑）」

──花はつねに“無”の表情でしたが、表情を抑えるのは大変ではありませんでしたか？

渋谷　「花の無表情には理由があって。今まで、シャチに救われて勇気をもらって……という経緯があったからこそ、初出勤の前にシャチに会って勇気をもらおうと思って水族館に行っているんですよね。だから、『わぁ～っ！』と楽しく盛り上がって見るのではなく、シャチのパワーをもらって自分の力にする。そんな受け取り方ができて良かったなと思いました。プライベートで見に行ったら、『すご～い！』『シャチ、大き～い！』って盛り上がるんでしょうけど（笑）」

──今日の撮影の合間にセリフの練習をしているように見受けられましたが。

渋谷　「明日、シャチ愛を熱く語るシーンの撮影があるんです。シャチの特徴的な魅力を語るんですけど、今日実際にシャチを見ることができて、より気持ちを乗せてセリフが言えるなと。それで、シャチを見ながら練習していたんです（笑）」

──それぞれ、“男性版渋谷凪咲”“女性版大橋和也”とファンやメンバーから言われているとクランクイン前のコメントで明かしていましたが、実際に一緒に現場に入った感想はいかがですか？

大橋　「コンビネーションはすごくいいですね。撮影の合間も常にしゃべっているんですけど、僕と渋谷さんはずっと掛け合いをしています。僕、周りからしたらボケ担当に見えるかもしれませんけど、渋谷さんと2人だとめっちゃツッコむんですよ」

渋谷　「誘われるんですよね、ボケを（笑）」

大橋　「誘っていない！　渋谷さんが勝手に動き出すんです（笑）」

渋谷　「私がボケたくなるようなツッコミをするんです！」

大橋　「自然とツッコめるぐらいのマイルドなボケをされるんですよ。やっぱりお笑いを知っているな～って」

渋谷　「“師匠”とか言うの、やめてくださいね！」

大橋　「なにわ男子の中では、渋谷さんのことを“師匠”って呼んでいるんですけどね。こうやって自分から言うんですよ。偉大です。拝んでいます（笑）」

渋谷　「実はこの間……。腕が見える衣装を着る時に、潤いを持たせようと思ってヘアメークさんに借りたハンドクリームを塗ったんです。そうしたら意外と香りが強くて、みんなからちょっと離れたところで腕を振っていたんですね。そうしたら大橋さんが、『オナラしたん？』って聞いてきて」

大橋　「わざわざ遠くに行って体の周りを腕で払っているしぐさをしていたから。女性にオナラなんてツッコむのはさすがにな……と思いつつ、一応言おうと思って言いました（笑）」

渋谷　「でも、オナラだって思っていた人はほかにもいたかもしれないし。大橋さんにツッコんでもらって誤解が解けたので、よかったのかも（笑）」

──劇中に、“シャチのおなら”というWi-Fi名が出てきますよね。

大橋　「あ！　それにかけてのツッコみでした！（笑）」

──とても和気あいあいとした楽しい現場のようですが、現場の士気を高めるためにしていることはありますか？

大橋　「僕はアイスが大好きなので、すでに現場に2、3回アイスを差し入れしています」

渋谷　「アイスもですし、高級なうなぎも！」

大橋　「ちょっと高級でしたね。値段を見てびっくりしました（笑）」

渋谷　「その日、メイクルームで『今日も朝早かったね』という話をしていたんです。そうしたら大橋さんが、『近くにうなぎのお店があるから差し入れようかな』って言っていて。私はいつも、差し入れをする時は、マネジャーさんと相談しながら事前に準備するんですよ。でも、大橋さんはその場の機転で差し入れをしてくれたので、すごいなって。私は食べてばっかりです（笑）」

大橋　「うなぎを食べたら元気が出るかなと思ったんですよね。現場にはお弁当があるから、それと一緒に食べられるおかずとしてのうなぎを差し入れました」

渋谷　「ロケ先でも、アイスやジュースを見つけると買ってくれるんですよ。この前の撮影の時も、アイスの自動販売機を見ながら『食べたいね～』と言っていたら……」

大橋　「『いいよ～』って。だって、暑い日のロケはアイスが必須ですからね！」

渋谷　「こんな感じで、いつも楽しませていただいています！」

大橋　「キャスト同士に限らず、スタッフさんも巻き込んでいつも笑っている現場です。明るく楽しく撮影しています！」