「ミッドナイト屋台」謎の常連役・津田寛治が神山智洋と中村海人に感謝「2人が役を動かしてくれた」2025/05/30

フジテレビ系では5月31日に、神山智洋(WEST.)が主演を務める土ドラ「ミッドナイト屋台~ラ・ボンノォ~」(土曜午後11:40=東海テレビ制作)の第8話を放送。常連客・岡部則夫を演じる津田寛治からコメントが到着。謎の多い岡部を演じる上での難しさや、屋台の思い出などを語った。
「ミッドナイト屋台~」は、味覚を失ったすご腕フレンチシェフ・遠海翔太(神山)と、味覚の鋭い落ちこぼれ僧侶・方丈輝元(中村海人/Travis Japan)がコンビを組んで、平日の夜のみ、寺の境内でおしゃれな屋台をオープン。客にとってのオンリーワンメニューの注文を受けることで、客のおなかと心を優しく包み込む2人が、客との交流を通じて一歩踏み出していく様子を描いたオリジナルドラマ。
第8話では、常連客・岡部則夫のささいなひと言でバディ解散の危機に…。さらに岡部の意外な過去もついに判明する!?

そんな岡部について津田は「自分でもなかなか岡部役をつかみづらかったですね。物語のメインストリームに絡むわけでもないし、台本のト書きにも『岡部が飲んでいる』くらいしか書かれていないし…。役作りについて監督に相談したところ、『そうですね…。幽霊みたいな感じで。いわゆる屋台の“妖精”ですかね』みたいな(笑)。すごくフワッとした説明だったんですよ」と説明した。
続けて「当初は探り探りでスタートしましたし、普通に『津田寛治が屋台で白ワインを飲んでいる』だけでしたね。そんな岡部に肉付けをしてくれたのは、神山くんと中村くんです。あの2人がしっかりと僕に絡んでくれたことで、岡部という役が動き出したと思っています。何より、彼らが真摯(しんし)に撮影に取り組み現場を盛り上げてくれたことで、僕自身も彼らのために何かしてあげたいという気持ちになりました。その思いが、岡部という役にも反映されたのかなと感じています」と、神山と中村に感謝した。

思い出深い屋台のエピソードについて聞かれると「故郷の福井県では、“ヤタチュー”という文化があるんです。『屋台の中華そば』という意味なんですが、夜が更けてくると街のあちこちにラーメンの屋台が出るんです。お客さんを呼び込みたいと、どの屋台も切磋琢磨して味を競い合うので、どこもおいしいんですよね。特に福井の冬は寒いので、子どもの頃は家族で車に乗って屋台へ行きました。混んでいると車の中で待つのですが、そうすると車までラーメンを持って来てくれて…。懐かしい思い出ですね」と明かした。
さらに「僕自身は、グルメとか有名店を食べ歩くといったことには、あまり興味がないんです。むしろ、屋台や立ち食いそばといった庶民的なものへの愛情は深い方だと思っています。だから、子どもの頃に食べたあのラーメンの味は、たぶん一生忘れないでしょうね」としみじみ語った。

岡部のことがフィーチャーされる第8話の見どころに関しては「毎回、屋台の片隅でワインを飲んでいた岡部ですが、彼がなぜ翔太たちの屋台に通い詰めるのかが判明します。翔太の一番のバディは輝元、そして翔太の一番のファンは岡部だということがよく分かる回です。そして第8話で登場する“真鯛のポワレ”も見どころの一つ。ドラマのフードコーディネーター・藤代太一さんは、役者でもあるので、どのように撮られるかを想定して調理してくれます。柔らかなポワレは、崩れやすく食べるのが難しいのですが、上手に仕上げてくれました。しかも味も絶品。だから僕が食べているシーンは演技というよりも、津田寛治がおいしい料理を堪能しているドキュメントになっていると思います」と話した。
最後に「このドラマは、神山くんと中村くんの奮闘ぶりが魅力的なのですが、毎回登場する料理も主役級の活躍をしてくれています。食をテーマにしたドラマは数あれど、調理する過程をここまで丁寧に描いた作品はなかったんじゃないかな。『もしこんな屋台が実際にあるのなら、ぜひ行ってみたい』と、皆さんに思ってもらえるような作品になっていると思います。そして第8話から物語が大きく動き出すので、ここから最終回までをぜひ楽しんでください」とアピールしている。

今週の屋台めしは、「真鯛のポワレ」。ポワレとは、油を熱したフライパンで鯛やスズキ、マスなど魚を焼く調理法のこと。表面をカリッと、中身をフワッと焼き上げるのがポイントだ。ちなみにフレンチには、同じく魚を焼くムニエルという調理法もある。
今回も自宅でポワレを作ってみたという神山。「強火で焼くのではなく、弱火でじっくりと焼いていくからこそ、表面と中身で異なる食感が出せるのだと思います。もちろん簡単ではないのですが、『自分でも、自宅でフレンチが作れるんだ』と気付かせてくれた、思い出深い一品ですね」とコメント。焼き加減と同時にシェフの腕の見せ所となるのが、ソース作り。今回、翔太はある調味料をソースに加えることで岡部をうならせるのだが、それはどんな調味料なのか? ポワレとの違いは、ムニエルが小麦粉をまぶしてバターで焼くのに対し、ポワレは粉をつけずに油で焼く点にある。

第8話。父・岳志(寺島進)との関係が修復したことで、翔太の味覚が回復した。翔太はそのことを周囲に話し祝福してもらうが、「俺は、お前の舌になる」と翔太を支えてくれていた輝元にはなかなか言い出せず、彼の前では感覚が戻らないフリをしていた。「自分たちの関係が壊れそうで怖い」という翔太に対し、「輝元だったら大丈夫」と、輝元の母の真耶(石田ひかり)は背中を押す。しかしある夜、常連客の岡部が翔太の変化に気付いてしまい…。

関連リンク
この記事をシェアする
ドラマガイド(最新シーズン)Drama Guide Season
【2025年夏】TVドラマガイド

2025年7月・8月・9月にスタートする夏ドラマを曜日別の一覧で見やすく紹介!
松本潤主演の日曜劇場「19番目のカルテ」、人気漫画の実写化「北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。」、木村文乃×ラウール共演「愛の、がっこう。」のほか、深夜ドラマやBS放送の新ドラマを含め、出演者、主題歌、あらすじ、記者会見リポートなどの連続ドラマの最新情報を随時更新☆
【2025年春】TVドラマガイド

2025年の春(4月・5月・6月)にスタートした連続ドラマを曜日別の一覧で見やすく紹介!
今田美桜&北村匠海共演の朝ドラ「あんぱん」、月9「続・続・最後から二番目の恋」、北川景子主演「あなたを奪ったその日から」や日曜劇場「キャスター」、芳根京子&本田響矢「波うららかに、めおと日和」のほか、深夜ドラマやBS放送の新ドラマを含め、出演者、主題歌、あらすじ、記者会見リポートなどの最新情報やドラマ視聴ランキングも☆