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「リブート」圧勝の中、竹内涼真、藤井流星主演作が見逃し視聴で大健闘【冬ドラマ初回ランキング】2026/02/06

今回のトピックス

冬ドラマの第1回放送を徹底分析!

今回は趣向を変えて、1月にスタートした冬ドラマの第1回(初回放送)の視聴データを集計、それぞれのドラマの見られ方を比較分析してみた。あなたの好きなドラマはどのような見られ方をしているだろうか?

データは、「リアルタイム視聴」と「見逃し視聴」を合わせた総合ポイントから、プライムタイム(午後7時~11時)で放送中の作品と、深夜(午後11時以降)に放送されている作品を分けたランキングを発表する。

まずはプライムタイムに放送された新ドラマの第1回。ポイントは1位を100とした時の割合である(「リアルタイム視聴」と「見逃し視聴」それぞれの順位を表の右側に示してあるので参照してほしい)。

順位 番組タイトル 放送局 ポイント (%) リアタイ 見逃し
1位 日曜劇場「リブート」第一話(1/18) TBS 100.0 1位 1位
2位 豊臣兄弟! (1)(1/4) NHK総合 72.1 2位 4位
3位 おコメの女-国税局資料調査課・雑国室- #1(1/8) テレビ朝日 64.9 4位 2位
4位 ヤンドク! #01(1/12) フジテレビ 59.3 3位 6位
5位 再会~Silent Truth~ #1(1/13) テレビ朝日 52.9 6位 3位
6位 〈木曜劇場〉プロフェッショナル 保険調査員・天音蓮 #01(1/8) フジテレビ 49.3 9位 5位
7位 夫に間違いありません #01(1/5) フジテレビ 46.7 7位 7位
8位 火曜ドラマ「未来のムスコ」第1話(1/13) TBS 45.8 5位 9位
9位 ラムネモンキー #01(1/14) フジテレビ 41.9 12位 8位
10位 パンダより恋が苦手な私たち #1(1/10) 日本テレビ 41.9 8位 13位
11位 東京P.D.警視庁広報2係 #01(1/13) フジテレビ 41.2 10位 11位
12位 冬のなんかさ、春のなんかね 第1話(1/14) 日本テレビ 39.2 11位 10位
13位 パンチドランク・ウーマン 脱獄まで×日 #1(1/11) 日本テレビ 35.1 14位 12位
14位 金曜ドラマ「DREAM STAGE」①(1/16) TBS 35.1 13位 14位
15位 ドラマ10「テミスの不確かな法廷」 (1)(1/6) NHK総合 34.1 16位 18位
16位 ドラマ9「元科捜研の主婦」第1話(1/16) テレ東 29.6 15位 15位
17位 50分間の恋人 #1(1/18) テレビ朝日 18.6 17位 16位
18位 夜ドラ「替え玉ブラヴォー!」(1)(1/5) NHK総合 14.2 18位 17位

鈴木亮平主演のTBS日曜劇場「リブート」が、リアルタイム、見逃し視聴とも、2位以下に大きな差をつけて第1位の座をゲットした。総合2位はNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」なので、民放ドラマ同士で考えれば、他作品のほぼ1.5~2倍以上の視聴者に見られているということであり、文句なしの完全勝利と言っていい。2話以降もこの傾向はあまり変わっておらず(週間ランキングで毎週公開中)、今クールは「リブート」の独り勝ちで推移することは間違いないだろう。

「リブート」が大きな支持を得ている原因を挙げるなら、物語の構成と人物配置の巧みさだろう。早い話やっぱり面白い。

脚本は黒岩勉のオリジナル。これまでも多くの傑作をものにしている大ベテランで、映画の「キングダム」や「ゴールデンカムイ」、ドラマでも「グランメゾン東京」や「消えた初恋」など多彩なタイプの作品を執筆しているが、やはり得意とするのはミステリー&サスペンス分野のドラマである。日曜劇場でも「マイファミリー」や「ラストマン-全盲の捜査官-」などを手がけ、近作の「全領域異常解決室」でもその綿密に編まれた全貌には唖然とさせられた。

「リブート」でもそうした黒岩の緻密な構成の妙は健在。しかも展開が早いので、うっかりしていると第1話だけで既に置いてけぼりになる。視聴者にもそれ相応の向き合いを要求する姿勢が逆に興味を集める結果となっているし、確認や考察のための見逃し視聴を促進してもいるだろう。2話、3話と進むにつれ物語はさらに複雑怪奇に展開、二重三重の“リブート”の嵐が待っている。今後も人気は続きそうだ。

さて、ランキングを見て気づくのは、ベスト5がすべて午後9時スタートのドラマだということ(大河は8時)。これはリアルタイムだけの傾向ではない(リアルタイムではTBS火曜10時の「未来のムスコ」が5位に入るなど、逆転現象が起こっている)。

今クールは実は連ドラ企画として新味を感じさせる冒険作、実験作が多いという一面があり、結果として、松嶋菜々子主演「おコメの女」(テレビ朝日、木曜午後9時)や、橋本環奈主演の月9「ヤンドク!」(フジテレビ、月曜午後9時)など、スタイルが明快なドラマ枠が支持されたという部分もありそうだ。また5位「再会~Silent Truth~」は、「じゃあ、あんたが作ってみろよ」で注目を集めた竹内涼真が主演のヒューマンミステリーで、こちらも納得の上位ランクインだ。

冒険作ということでは、同じ水曜10時に並んだ今泉力哉脚本・監督「冬のなんかさ、春のなんかね」(日本テレビ)と古沢良太脚本「ラムネモンキー」(フジテレビ)の争いに注目していたが、リアルタイムでは「冬のなんかね~」が上位に立ち、見逃し視聴では「ラムネモンキー」が上に来て、一応すみ分けているというのが面白かった。そのほか、「東京P.D. 警視庁広報2係」といった意欲作にも注目だ。

 続いて午後11時以降に放送している深夜ドラマの第1回ランキングを見てみよう。

順位 番組タイトル 放送局 ポイント (%) リアタイ 見逃し
1位 探偵さん、リュック開いてますよ #1(1/9) テレビ朝日 100.0 2位 1位
2位 嘘が嘘で嘘は嘘だ #01(1/11) フジテレビ 72.5 1位 6位
3位 ぜんぶ、あなたのためだから #1(1/10) テレビ朝日 64.3 6位 2位
4位 上田と女DEEP「子離れできない親」/黒崎さんの一途な愛がとまらない #1(1/6) 日本テレビ 63.8 3位 8位
5位 横浜ネイバーズ #01(1/10) フジテレビ 62.3 5位 4位
6位 身代金は誘拐です 第1話(1/8) 日本テレビ 60.3 7位 3位
7位 MCニホンザル!人間研究所/こちら予備自衛英雄補?! 第1話(1/7) 日本テレビ 43.4 4位 18位
8位 キンパとおにぎり 1話(1/12) テレ東 42.1 9位 5位
9位 おとなになっても #01(1/9) 日本テレビ 31.3 8位 14位
10位 ドラマ24「婚活バトルフィールド37」第1戦(1/9) テレ東 29.8 11位 9位
11位 略奪奪婚 第1話(1/6) テレ東 22.2 19位 7位
12位 顔のない患者 #01(1/8) フジテレビ 20.2 13位 15位
13位 俺たちバッドバーバーズ 第1話(1/9) テレ東 20.1 14位 12位
14位 人は見た目じゃないと思ってた。 第1話(1/8) テレ東 19.5 18位 10位
15位 AKIBA LOST #01(1/13) 日本テレビ 17.7 10位 20位
16位 聖ラブサバイバーズ 第1話(1/7) テレ東 17.3 20位 11位
17位 ドラマストリーム「終のひと」#1(1/13) TBS 16.7 15位 16位
18位 あなたを殺す旅 Episode1(1/13) フジテレビ 15.3 12位 19位
19位 この愛は間違いですか~不倫の贖罪 第1話(1/7) テレ東 15.0 21位 13位
20位 マトリと狂犬 第1話(1/20) TBS 14.7 17位 17位
21位 コスメティック・プレイラバー Season2 #01(1/15) フジテレビ 10.8 16位 21位
22位 DARK13 踊るゾンビ学校 #1(1/10) テレビ朝日 4.4 22位 22位

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トップに立ったのはテレビ朝日伝統の深夜ドラマ枠「金曜ドラマナイト」の「探偵さん、リュック開いてますよ」。主演・松田龍平と脚本・監督の沖田修一が仕かける一風変わった探偵コメディー。期待を裏切らないオフビート感はさすがである。

そしてリアルタイムで首位に立ち、総合でも2位に入ったのがフジテレビで日曜午後11:15放送の「嘘が嘘で嘘は嘘だ」。「silent」や「海のはじまり」を書いた生方美久脚本の掌編サスペンス。クリスマスの夜に居酒屋で出会った4人の会話劇で、全4話という短さが一幕芝居の趣きを感じさせる。タイトル通り、初回からサスペンスフルな会話劇が繰り広げられスリル満点。生方脚本の新境地が感じられた。こういうの書きたかったんですね。

3位以降は深夜らしいサスペンス・ミステリーやラブストーリーが並ぶが、異彩を放つのが7位の「こちら予備自衛英雄補?!」(中京テレビ制作)。原作・脚本・監督を加藤浩次が手がける“クセつよ”ヒーロードラマで、主演は菊池風磨、共演、のんほか。今後の可能性を探る今のドラマ界を象徴する多くの冒険の中の一つであることは間違いないだろう。

ということで、「リブート」の独り勝ちと多くの野心作に彩られた冬ドラマ戦線はまだ始まったばかりで、毎週順位の入れ替わりも発生中。今後もあなたのお気に入りを見つけて楽しんでいってほしい。

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文/武内朗(たけうちあきら)

TVアナリスト。東京ニュース通信社にて「TVガイド」「TV Bros.」編集長ほかを歴任。TVガイドアーカイブチーム代表。好きな言葉は博覧強記。3大フェイバリットコンテンツは、ビートルズ・ナイアガラ・魔法少女まどか☆マギカ。

◆視聴データとは?(ランキングのポイント表記について)

TVガイドWebのランキングデータは、関東 166万台(公開日現在)を超えるREGZAの視聴データを基に、テレビの利用状況(家族での視聴や個人の視聴など)やユーザーの性別・年齢などの属性に、政府統計による世代別人口やテレビ保有率を加味した番組ごとの「推計視聴人数」を算出し、TVガイドWebが独自にランキング化したものです。
※ポイント表記の数値は1位を100とした場合の比率(%)です。
※各ランキングデータは、地上波放送番組とBS放送番組を合わせて集計したものです。
※ランキング集計期間には、集計日当日の翌日AM5:00までの番組を含みます。
※録画視聴は、タイムシフトマシンや指定録画などによる見逃し視聴・後日視聴を利用し、放送日当日を含めた7日間で再生視聴されたデータです。

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※地上波、BSで放送されたドラマとバラエティー番組を、「リアルタイム視聴」と、タイムシフトマシンや指定録画などによる見逃し視聴・後日視聴の「録画視聴」を合算した上で、合計推計視聴人数の多い順に各20位分を掲載。 多様な視聴形態を加味したうえで、本当に多くの人に見られている番組が分かるランキング。

出典元:TVS REGZA株式会社 テレビ視聴データ“TimeOn Analytics”

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