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【トピックス】MLB&日本プロ野球の優勝決定戦を視聴ランキングで振り返る!2024/11/15

今回のトピックス

ワールドシリーズ&日本シリーズを大検証

大谷翔平選手の活躍を筆頭に、多くの話題で大いに盛り上がった2024年の野球界だが、10月26日~11月3日はまさにそんな1年の総決算。MLBのワールドシリーズと日本のプロ野球日本シリーズが全く同じ日程で行われ、テレビでも朝から晩まで野球の話題で満載のまさに“ベースボールウィーク”となった。そんな1週間のMLBワールドシリーズ&プロ野球日本シリーズ関連のリアルタイム視聴ランキングベスト20を見てみよう。

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※対象期間:2024年10月26日(土)~11月3日(日)
順位 番組タイトル 放送局 ポイント (%)
1 MLB2024 ワールドシリーズ第2戦 ドジャースvsヤンキース(10/27) フジテレビ 100.0
2 SMBC日本シリーズ2024 第6戦「DeNA×ソフトバンク」(11/3) TBS 91.6
3 MLB2024 ワールドシリーズ開幕戦「ドジャースvsヤンキース」(10/26) フジテレビ 88.7
4 SMBC日本シリーズ2024 第4戦「ソフトバンク×DeNA」(10/30) TBS 68.0
5 SMBC日本シリーズ2024 第1戦「DeNA×ソフトバンク」(10/26) TBS 64.9
6 SMBC日本シリーズ2024 第5戦「ソフトバンク×DeNA」(10/31) テレビ朝日 63.5
7 MLB2024 ワールドシリーズ 頂上決戦「ヤンキースvsドジャース」(10/31) フジテレビ 62.1
8 MLB2024 ワールドシリーズ 頂上決戦 ドジャースvsヤンキース(10/26) フジテレビ 56.5
9 MLB2024 ワールドシリーズ第4戦「ヤンキースvsドジャース」(10/30) フジテレビ 55.8
10 MLB2024 ワールドシリーズ第5戦「ヤンキースvsドジャース」(10/31) フジテレビ 55.1
11 SMBC日本シリーズ2024 第3戦「ソフトバンク×DeNA」(10/29) フジテレビ 54.9
12 MLB2024 ワールドシリーズ第2戦「ヤンキース×ドジャース」山本由伸先発(10/27 9:30~) NHK BS 51.2
13 MLB2024 ワールドシリーズ第3戦「ヤンキースvsドジャース」(10/29) フジテレビ 50.7
14 MLB2024「ワールドシリーズ第1戦「ヤンキース×ドジャース」(10/26) NHK BS 48.5
15 MLB2024 ワールドシリーズ 頂上決戦 ドジャースvsヤンキース(10/27) フジテレビ 44.1
16 MLB2024 ワールドシリーズ 頂上決戦「ヤンキースvsドジャース」(10/29) フジテレビ 34.9
17 MLB2024「ワールドシリーズ第3戦「ドジャース×ヤンキース」(10/29) NHK BS 34.8
18 MLB2024「ワールドシリーズ第4戦「ドジャース×ヤンキース」(10/30) NHK BS 34.5
19 MLB2024「ワールドシリーズ第5戦「ドジャース×ヤンキース」(10/31) NHK BS 34.3
20 MLB2024 ワールドシリーズ第2戦「ヤンキース×ドジャース」山本由伸先発(10/27 8:50~) NHK BS(サブ) 29.9

今回はワールドシリーズの地上波放送権をフジテレビが取得。この権利は持ち回りなのでまさにツイていたということになるのだが、フジテレビはこの権利を最大限に利用して、午前中から昼過ぎまで通常番組を外して試合を生放送したほか、ゴールデンタイムにもダイジェストを放送。結果的に日本シリーズと同時間帯で競合することになった。

トップに立ったのは、日曜日の「MLBワールドシリーズ第2戦 ドジャース×ヤンキース」の生放送。日曜日の午前中という絶好の時間帯だったこともあり、今回のすべての試合の中で最高の数字を示した。前日土曜日の第1戦も3位に入る高ポイントを稼いでいる。

とはいえ、やはり午前中からお昼にかけてのワールドシリーズは平日は分が悪く、2、4、5、6位は日本のプロ野球が占めている。中でも2位に入ったのが11月3日日曜日の「SMBC日本シリーズ第6戦 DeNA×ソフトバンク」。1戦、2戦とソフトバンクが連勝した時には“このままで決まりかな?”と思われたが、そこからDeNAが見違えるようなプレーで3連勝。逆王手で横浜に戻ってきての逆転日本一である。第6戦自体は大差がついた試合だったが、優勝の瞬間を多くの人が目撃した。

そして7位にはドジャースが優勝を決めたワールドシリーズ第5戦のダイジェスト放送。生放送の第10位を上回る数字だった。8位はワールドシリーズ初戦のダイジェスト。フレディ・フリーマン選手の逆転満塁サヨナラホームランが飛び出した試合である。結果的にこれがシリーズのクライマックスだったと言えるかもしれない。12位以下にはNHK BSでのワールドシリーズ生放送もランクイン。15位(27日)、16位(29日)のフジテレビのダイジェストは約1時間のショートバージョンで、27日は午後8:00から開票速報を、29日は午後6:30から日本シリーズ「ソフトバンク×DeNA」を放送した。

結果的にフジテレビは、朝昼の時間帯はもちろん、ゴールデンタイムでも通常番組より高い視聴ポイントを稼いだが、ダイジェストを日本シリーズにぶつけたことで物議を醸した。両シリーズが同じ日程になったことは偶然による部分もあるし、その影響の是非は一概には語れないが、両シリーズとも見ごたえのある戦いだったこともあり、野球界全体の盛り上がりには効果的だったと思われる。来年も日米ともにいいシーズンとなることを期待したい。

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文/武内朗(たけうちあきら)

TVアナリスト。東京ニュース通信社にて「TVガイド」「TV Bros.」編集長ほかを歴任。TVガイドアーカイブチーム代表。好きな言葉は博覧強記。3大フェイバリットコンテンツは、ビートルズ・ナイアガラ・魔法少女まどか☆マギカ。

 【ランキングデータについて】

ランキングデータは、関東140万台(公開日現在)を超えるREGZAの視聴データを基に、テレビの利用状況(家族での視聴や個人の視聴など)やユーザーの性別・年齢などの属性に、政府統計による世代別人口やテレビ保有率を加味した番組ごとの「推計視聴人数」を算出し、TVガイドWebが独自にランキング化したものです。
※各ランキングデータは、地上波放送とBS放送を合わせて集計したものです。
※ランキング集計期間には、集計日当日の翌日AM5:00までの番組を含みます。
※録画視聴は、放送日当日を含めた7日間のうちに再生視聴されたデータです。
※数値は1位を100とした場合の比率となります。

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出典元:TVS REGZA株式会社 テレビ視聴データ“TimeOn Analytics”

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