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東京オリンピックの競技を解説【空手】日本の武道が初めてオリンピックで実施。喜友名諒ら各種目でメダルラッシュなるか2021/07/22

空手(喜友名諒)写真:森田直樹/アフロスポーツ

 今大会の追加種目として、日本の武道・空手が初めてオリンピックで実施される。空手は琉球王朝時代の沖縄で確立され、1920年代に日本全国に伝えられた。第2次世界大戦後に世界に広まり、現在は世界中に愛好者、競技者がいる。大きく分けて、仮想の相手に対する攻撃技と防御技を組み合わせた演武を行う「形」と、8m四方の競技場で1対1で対戦する「組手」があり、今大会で行われるのは男女の型と、男女各3階級の組手、計8種目。各種目に10人、計80人が出場する。なお、世界空手連盟(WKF)が主催する世界選手権などでは、男女各5階級が行われているが、今大会では3階級に統合して実施される。

 形は1人ずつ演武を行い、7人の審判による採点で勝敗が決まる。審判は、立ち方、技の正確性。タイミングなどを「技術点」、力強さやスピードを「競技点」で評価する。各審判が両項目をそれぞれ5~10点の間で0.2点刻みに採点。項目ごとに得点の上位2人と下位2人を除いた審判3人の点数を採用し、得点の高い選手が勝ちとなる。

 予選は5人ずつ2組に分かれて2回ずつ演武し、各組上位3人が準決勝へ。準決勝は予選と同組の3人で争い、各組1位選手が決勝に進み、金メダルを争う。演舞する形は毎回、WKFが認定している102種類から選択するが、同じ大会で同じ形を2度使うことはできない。どの段階で自分が最も得意とする形を披露するか、先を見据えた戦略も順位に関わってくる。

 組手で攻撃に使える技は「突き」「蹴り」「打ち」。得点は「有効」が中段(腹部、胸部、背部、脇腹)への突きと、上段(頭部、顔面、首)への突きや打ちで1点。「技あり」は中段への蹴りで2点。「一本」は上段への蹴り、倒した相手への突きで3点。攻撃は相手の体に接触する直前で止めなければいけない。

 試合時間は男女とも3分。試合中に8点差、または試合終了時に得点の多い方が勝ち。同点の場合は先に得点して「先取」を獲得した選手が勝ちとなる。1次リーグは階級ごとに10人が5人ずつ2組に分かれて総当たり戦を行い、各組上位2人が準決勝へ進出。準決勝の勝者が決勝に進み、敗者は3位となる。

 日本は各種目にメダル候補を擁し、メダルラッシュが期待される。形の男子は世界選手権3連覇中の喜友名諒が大本命。女子の清水希容も世界選手権優勝2回、準優勝1回の実績を持ち、金メダル争いの軸になる。組手では女子61kg超級の植草歩、女子55kgの宮原美穂の前評判が高い。それぞれ2016年、2018年の世界選手権で優勝している。男子75kg超級の荒賀龍太郎、75kg級の西村拳も有力なメダル候補だ。

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