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東京オリンピックの競技を解説【自転車競技/トラック】ケイリン発祥の地で日本人選手は金メダル獲得なるか2021/07/17

自転車・トラック 写真:砂田弓弦/アフロ

 すり鉢状の傾斜のついた競技場を舞台に行われる自転車競技トラック種目は、1896年第1回アテネ大会以来、1912年ストックホルム大会以外のすべての大会で実施されてきた歴史ある種目だ。歴史を重ねて種目数が増えていき、1988年ソウル大会で女子種目も採用。1996年アトランタ大会からはプロ選手の出場が解禁され、2000年シドニー大会からは、日本で発祥したケイリンが種目として加わった。今大会は、2008年北京大会で男子のみが初採用され、その後、正式競技から外れたマディソンが女子を加えて復活。その結果、自転車競技22種目の半分以上の12種目がトラックを舞台に行われる。

 1周250m、最大傾斜45°の競技場で、男女のスプリント、チームスプリント、ケイリン、チームパーシュート、オムニアム、マディソンが行われる。スプリントはトラックを3周し、1対1で対戦する。ただし、予選はラスト200mのタイムトライアルで、準々決勝からは2レース先勝方式。レース中は風圧を受ける先頭を避けようと、さまざまな駆け引きが展開される。チームスプリントは男子が1チーム・3人、女子が1チーム・2人で行う。1周ごとに先頭で風よけとなっていた選手が隊列から外れ、最後の選手がゴールしたタイムを競う。ケイリンは7人までの選手により6周で競われる。スタートから残り3周までは先頭誘導車が選手たちの風よけをしながら段階的に速度をアップ。誘導車が離れると、本格的な勝負が始まり、デッドヒートが繰り広げられる。チームパーシュートは、4人1組の2チームがトラックの両側からスタートして4000m(16周)を走り、相手チームに追いつくか、タイムで上回ったチームが勝者に。

 オムニアムは複合種目。一斉スタートで順位を争うスクラッチ、5周目以降の1周ごとに先頭の選手が得点するテンポレース、2周ごとに最下位の選手が脱落するエリミネーションレース、中間ポイントを獲得しながら走るポイントレースの4種目を1日で走り、合計得点で順位を決定する。マディソンは2人1組で交代しながら男子は50km、女子は30kmを走り、獲得ポイントを競う。

 伝統的にヨーロッパ勢が強いが、日本にもメダル候補がいる。女子の梶原悠未は2020年世界選手権オムニアムで日本人女子初のチャンピオンとなり、今大会でも金メダルを目指す。また男子ケイリンは、2019年世界選手権2位の新田祐大、2020年2位の脇本雄太と、実力者がそろっている。日本が獲得したケイリンのメダルは2008年北京大会の男子銅メダル1個だけ。発祥国で開催される今大会で初の金メダル獲得なるか、期待が膨らむ。

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