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ドキュメンタリー「佐賀豪雨 私の選択 ~ふるさとで生きる理由~」 被災しても故郷で再起を目指す人々に迫る2020/05/30

 STSサガテレビは5月31日(午後3:00)にドキュメンタリー「佐賀豪雨 私の選択 ~ふるさとで生きる理由~」を放送する。

 2019年8月に佐賀県を襲った記録的大雨は、鉄工所から流出した油の影響もあって被害が拡大。思い出が詰まった家や、代々続く店、職人の作業場など、住民はさまざまなものを奪われた。その豪雨から約1年。長年住みなれた自宅が油まみれになった女性は家の再建に頭を悩ませ、3代続く弁当店を営む男性は営業再開に複雑な思いが交錯する。一度は引退を決意した畳職人は、豪雨を機に人生を変えることに。それでも共通する思いは「これからも故郷で過ごしたい」。再び同じ災害に襲われるかもしれない不安と向き合いながらも、懸命に前を向いて生きる3人の姿を追う。

 同番組は、第29回となる「FNSドキュメンタリー大賞」への応募作品。FNN系列28局それぞれがドキュメンタリー番組を制作して大賞などを競うコンテストで、1992年から毎年実施されている。同局の広報担当者によると、今回は佐賀豪雨をテーマとすることが即決され、その最前線で取材、リポートにあたった川野優也アナウンサーをディレクターにと、白羽の矢が立ったという。

【川野優也アナウンサー(サガテレビ報道部) コメント】

 昨年8月28日。朝5時半に異常な音量の雨音に目覚めた私は、アパートの2階の窓から外を見てぞっとしました。あたり一面は完全に水に浸かり、用水路から水があふれ出している状態です。ほぼ同時刻、報道部のSNSで上司から「会社に行ける人、全員出社」の指示。アパートを出ると、すでに膝上まで水が来ていて、車を諦め、徒歩で局へ。到着すると報道部内はやはり混乱していました。「川野は中継しろ!」言われるがまま、15分後にサガテレビ前で「めざましテレビ」(フジテレビ系 月~金曜午前5:25)の全国中継。その後、徒歩でJR佐賀駅へ移動しながら全国放送やローカル番組を含めて合計13回の中継を担当しました。中継を終えると、今度は鉄工所から油の流出が発覚。この日からしばらくの間、佐賀のニュースは豪雨関連一色に。私自身、何度も被災された現場へ足を運び、さまざまな人を取材しました。

 ただ、豪雨から3カ月、半年…と経過するにつれ報道も減り、徐々に話題にのぼることが少なくなくなりましたね。しかし、あの豪雨の記憶は私の報道部員としての経験の中で、今も全く色褪せていません。あの日を風化させないためにも、ドキュメンタリーで「佐賀豪雨」関連をやりたいと思っていました。

 その一方で取材は難航しました。「当時から取材していたところを再取材しよう」。そう考えてアポイントを取ろうとするも「当時のOAの反響が大き過ぎた。これ以上は…」と断られることばかり。そんな中、大町町と武雄市に暮らす3人の住民から、ほぼ同時に取材OKをいただいたのです。せっかくなら1人を選ぶのではなく3人全員の生きる姿を描きたい…。そんな思いで取材がスタートしました。取材時期は新型コロナウイルスの感染拡大がピークを迎えているタイミング。撮影対象全員が常時マスクを着用しているという、少し異例な映像になっています。

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