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東京オリンピックの競技を解説【ソフトボール】エース・上野由岐子は健在! 再び表彰台の中央を目指す2021/07/15

「ソフトボール/上野由岐子」写真:アフロスポーツ

 野球から派生したスポーツであるソフトボールは、オリンピックでは女子のみが1996年アトランタ大会から正式種目に採用され、2008年北京大会まで実施。今大会は野球と同じく追加種目の一つとして行われる。9人同士で対戦し、3アウトで攻守交替するなど試合の進め方は野球とほぼ同じだが、投球方法、競技場の規定、使用球などが異なる。投手と捕手の間や各塁間、本塁から外野フェンスまでの距離のいずれも野球より短く、フィールドはコンパクト。しかし、野球より大きなボールを細くて短いバットで打つため打球はあまり遠くへ飛ばず、ロースコアの試合になることが多い。また、7回終了時点で得点の多いチームが勝利し、同点の場合は延長戦へ突入するが、延長戦は無死二塁の状態から始まるタイブレーカーを用いて進める。その際、二塁走者は前のイニングで最後に打撃を終えた選手が入る。野球におけるDH=指名打者制を発展させたDP=指名選手というルールがあるのも特徴。各チームは任意で打撃を専門に行うDPと、DPの守備だけを代わりに行う選手をステーティングメンバーに入れることができ、その場合、10人で試合を行う。

 今大会には、6チームが出場。総当たり戦を行った後、1位と2位による決勝戦と、3位と4位による3位決定戦でメダルの行方が決まる。

 過去4大会でメダル争いの中心にいたのは、競技発祥国のアメリカ。アトランタ大会から3連覇を果たし、王座に君臨してきた。だが、北京大会決勝で日本がついにアメリカの牙城を崩し、金メダル。エース・上野由岐子が、2日間で準決勝、決勝進出決定戦、決勝戦の3試合に完投し、チームを悲願の世界一に導いた。上野の3日間の投球数は合計413球。「上野の413球」は日本オリンピック史の伝説として語り草になっている。その上野は今大会も代表メンバー入り。開会式前日に39歳になるが、速球と多彩な変化球は健在で、豊富な経験も心強い。藤田倭も、上野と並ぶ二枚看板と期待されている。コントロールに定評があり、2016年の日本リーグでは投手として最多勝、打者として本塁打王と打点王に輝いた“二刀流”だ。上野と同じく北京大会優勝を知るベテラン・山田恵里もチームの浮沈の鍵を握る。日本の最大のライバルは、やはりアメリカだ。2016、2018年の世界選手権では、いずれも日本を破って優勝している。過去4大会すべてでメダルを獲得しているオーストラリアも強敵だ。金メダルへの道は険しいものになりそうだが、持ち前の投手力と守備力で粘り強く戦い、再び表彰台の中央で歓喜の声を上げてほしい。

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