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東京オリンピックの競技を解説【水球】日本女子は初出場。男女ともにまずは初勝利へ2021/07/15

「水球」写真:ロイター/アフロ

 水深2m以上のプール内に設けられたコートで、2チームが泳ぎながらボールをつなぎ、相手ゴールに投げ入れて得点を競う水球。コートの大きさは男子30m×20m、女子25m×20mのコートで、1チームの出場選手はゴールキーパーを含め7人で、試合時間は1ピリオド・8分の4ピリオド制。選手たちはプールの底に足をつけずにプレーする。1チーム7人でボールを手で投げてゴールを狙う競技形式から「水中のハンドボール」や、ボールを持っている選手に対して激しいコンタクトプレーが許されていることから「水中の格闘技」とも呼ばれる。

 競技発祥国はイギリス。19世紀半ばにボールを決められた水上のポイントまで運び合うゲームが行われ、激しいボール争奪戦が繰り広げられた。このゲームにルールを制定し、競技として整備したのが水球の起源とされる。オリンピックでは1900年パリ大会から正式競技に採用(男子のみ)。ちなみに、サッカー、ラグビー、クリケットなどと並び、オリンピックで初めて行われた団体球技の一つだ。女子は2000年シドニー大会から採用された。

 男子は12チーム、女子は前回2016年リオデジャネイロ大会から2チーム増えて10チームが出場。男子は6チームずつ、女子5チームずつそれぞれ2組に分かれて総当り戦を行い、各組の上位4チームが準々決勝に進出する。準々決勝で敗退した4チームは5-8位決定戦に回り、9-12位(女子は9位と10位)はグループステージの成績によって決まる。

 男子で伝統的に強いのはハンガリー。1932年アムステルダム大会で銀メダルに輝いて以来、ほとんどの大会でメダルを獲得し、近年でも2000年シドニー大会から2008年北京大会まで3連覇している。旧ユーゴスラビア諸国も強く、前回2016年リオデジャネイロ大会の決勝はセルビアとクロアチアの旧ユーゴ対決になり、セルビアが優勝した。イタリアも安定した実力を持ち、1992年バルセロナ大会以降の7大会で、金1、銀2、銅2個のメダルを獲得。2019年世界選手権でも優勝した。女子は初採用されたシドニー大会から5大会連続でメダルを獲得し、2012年ロンドン大会から2連覇中のアメリカが頭一つ抜けている。世界選手権も3連覇中で、今大会もメダル争いの軸になる。

 日本男子は前回リオ大会で32年ぶりにオリンピックに出場。新たに導入した、相手がシュートを打つ前にボールを奪い、守備が整うまでに攻め込むスピーディーな戦術で閉ざされていた扉を開いた。リオ大会では未勝利に終わったものの、強豪国の高さ、パワーに対抗するためには独自の道を行くしかない。今大会では、さらに練度を上げた戦術と泳ぎの速さ、持久力で勝利を目指す。日本女子は初出場。まずは初勝利が目標だ。

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