小池栄子、片岡愛之助、松平健、佐藤二朗が2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に出演決定2020/11/16
三谷幸喜氏が脚本を担当、小栗旬主演を務める、2022年放送のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日時未定)に、小池栄子、片岡愛之助、松平健、佐藤二朗が出演することが発表された。
本作は、源頼朝の妻となる北条政子の弟・北条義時(小栗旬)を主人公に、地方の豪族から頼朝の第一の側近となった義時が、その後いかにして頂点に上り詰めたのかを、鎌倉幕府を支えた武士たちの姿を絡めて描くもの。
小池が演じるのは、義時の姉にして源頼朝の妻で女将軍として君臨した北条政子。「北条政子を演じさせていただけるとは…」と切り出した小池は、「女として、母として、強く、愛に生きた政子は、いちずという言葉がぴったりな最高にカッコイイ女性だと思います」と印象を語り、「1年半、政子を誰よりも愛し、政子と心中する気持ちで演じさせていただきたいと思います。『猛女』とよく例えられますが、そうではない、それだけではない魅力的な政子として視聴者の皆様の記憶に残れるよう気合を入れて頑張りたいですね!」と意欲満々。
義時の兄で、平家打倒を訴える熱き夢想家・北条宗時を演じる片岡は「また三谷幸喜さんの大河ドラマに出演させていただけると伺った時は、素直にとてもうれしかったです」と出演が決まった際の心境を明かし、「北条宗時は私とは真逆の人間。夢に生き、夢に散った男だったと知りました。打倒平家に燃えたその夢想家の熱意は相当なものだったと想像がつきますし、今回はその熱量をいかに表現できるかに懸かっていると感じています。自分とは正反対の生き方をした武将を演じられることに今からワクワクが止まりません!」と胸を躍らせる。その上で「とはいえ、宗時は歴史文献にもあまり記録が残っていない人物。その宗時が三谷さんの脚本でどう描かれるのか、非常に楽しみです!」と期待を寄せている。
また、源氏の宿敵で、日本を支配する平家の総帥・平清盛役には松平が決定。「平清盛は、700年続く武家政権の祖です。地下人から太政大臣まで上り詰めながら、貴族化していく姿は源氏への戒めの姿でもあると思います。源氏の遺児たちの命を奪わなかった情が、自らを窮地へ導く──清盛の激しい生きざま、抑揚をつけてしっかりと演じたいですね。諸行無常、盛者必衰(じょうしゃひっすい)をもって、時代のバトンを鎌倉へと渡したいと思います」と意気込みを伝える。
そして、佐藤が演じるのは“13人”の1人で、北条と火花散る権力闘争を繰り広げる比企能員(よしかず)。佐藤は「一歩間違っていたら、執権は北条でなく比企だったかもしれません。歴史の裏には必ず、涙を飲んだ悲運の敗北者がいます。そうした歴史の表舞台に立てなかった人物を演じるのは、ある意味役者冥利(みょうり)に尽きます。精いっぱい、歴史の裏側、影を輝かせたいと思います」と抱負を述べている。
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