山田涼介「この夏一番ホットに」主演ドラマ「一次元の挿し木」会見に白石聖・木戸大聖ら集結2026/06/25

山田涼介(Hey! Say! JUMP)が主演を務める、新日曜ドラマ「一次元の挿し木」(日曜午後10:30)が読売テレビ・日本テレビ系で7月5日にスタートする。放送に先駆けて行われた制作発表記者会見には山田に加え、白石聖、木戸大聖、土居志央梨、堀田真由、小手伸也、鈴木保奈美、佐々木蔵之介ら豪華キャストが登壇。複雑に絡み合う人間関係を描くヒューマンミステリーの魅力や撮影秘話を語った。
原作は、2025年「このミステリーがすごい!」大賞文庫グランプリを受賞した松下龍之介氏の同名小説「一次元の挿し木」(宝島社刊)。遺伝子学を研究する大学院生・七瀬悠(山田)がヒマラヤ山中で発掘された200年前の人骨をDNA鑑定にかけると、失踪し行方不明になった義理の妹・七瀬紫陽(堀田)と完全に一致するという不可解な出来事から始まる本格ヒューマンミステリー。関係者の不審な死、盗まれた人骨、消えた過去の記憶。そのすべてが1本の線でつながっていく中、主人公は予測不能な陰謀へと巻き込まれていく。

8人が勢ぞろいする中、冒頭で山田は「この夏、一番ホットなドラマになるんじゃないかなと思っています」と力強くアピールし、会見はスタート。自身の役については「危うさやはかなさを持った人物」と表現し、「その原作の中で悠が美男子だと書かれているので、それをどう出したらいいか自分の中でテーマとしてある」と明かした。さらに、「ミステリーの中に色気のようなものが感じられたら」と役作りに触れ、日々キャラクターを模索しながら撮影に臨んでいるという。
悠と行動を共にし、DNA一致の謎を追っていく石見崎唯役の白石は、「セリフの裏で唯が何を考えているのか、本心はどこなのかを探りながら演じています」とコメント。登場人物の多さゆえに、「自分が描かれていない場面でも、そのとき何をしていたかを常に考えている」と作品の難しさを口にする。それについて、鈴木も「台本を全部読まないと流れが分からない」と共感し、キャスト同士が盛り上がる場面も見られた。
悠の義理の妹で行方不明になった紫陽を演じる堀田は、「つかみどころのない人物で、物語の中心にいる存在」と説明し、「回想シーンが多いので、その中だけでも多幸感のあるものにしたい」と意気込む。特に役作りについては「顔のほくろを消すなど、ビジュアル面でも変化をつけています」と細部までこだわっていることを告白しながらも、「いい大人ですが10代を演じるシーンが多く……」と苦笑いを見せる。すると、同じ10代を演じる山田も「きついよな(笑)」と深くうなずく。堀田は、それに同意しつつ、「皆さんと話し合いながら撮影しています」と相談しながら役に向き合っていることを話した。

一方、“大人”側のキャストは、若者たちと対峙(たいじ)する役割について触れる。発生生物学者を演じる鈴木は「この作品は若者たちが真相に迫るのを、大人たちがそれぞれの思惑で阻止していく構図」と言い表し、「かなり利己的な人物として演じる必要があるので、自分に鞭(むち)を打って厳しく頑張っています」と打ち明ける。
悠の義父・七瀬京一役の佐々木は「登場人物それぞれが人生の大きな選択と向き合っているので、セリフはほぼ駆け引き」と自身の考えを述べ、作品の緊張感をうかがわせた。続けて、「山田さん、堀田さん演じる2人の“親”という立場でもあるので、その関係性の中での感情もしっかり出していきたい」と述べ、人物関係の見どころについても言及した。
京一役の右腕的な存在・前原幹夫役を演じる木戸は、自身の役柄について「感情を前に出すタイプではないので、そこは抑えつつ演じています。物語が進む中で、前原という人物の背景や考え方を少しずつ見せていければいいな」と思いをにじませる。加えて、「悠と同世代という設定でもあるので、2人の関係性や距離感にも注目していただけたらうれしいです」と視聴者に呼びかけた。
警察官の黛良子を演じる土居は「ある意味、視聴者の目線に近い立場」と自身の役割を捉え、「事件を追っていく中で新しい情報が次々に出てきて、そこからまた新たな謎が生まれていく。そうした流れをシンプルに追っていくパートになっています。心理描写を深く見せるというよりは、反射的に動くような、“行くぞ”という感覚で演じていて、スピード感や勢いを意識しています」と語気を強めた。
ジャーナリスト・平間孝之役の小手は「一度、熱が冷めてしまった人物だが、あるきっかけで事件の核心に切り込んでいくポジションです。警察と同じく事件を追う立場ではあるんですが、視聴者の方と一緒に謎を解いていくような存在でもあるので、その視点は大事にしたい」と見解を示し、物語の“導き手”としての存在意義にも触れる。一方で、「シリアスなドラマなので、“小手伸也でいいのか?”っていう気持ちもあるんですけど(笑)」といい、笑いも誘っていた。

撮影現場について問われた山田は「1話から10話まで台本が最初からそろっていて、順番じゃなく撮影しているので、常に台本と向き合っていないといけない」と明かし、「かなり大変な作品だけど、みんな真剣に向き合っています」と語る。
そんな中でも、小手は現場に和やかな一面があると発言。「河口湖でのロケの時に、堀田さんが湖を“池”だと思っていた」というエピソードを披露し、これには堀田も「琵琶湖育ちで……(笑)」と応じ、会場は笑いに包まれた。その流れで白石は「シリアスなシーンが多いんですが、小手さんが七瀬悠を『綾瀬はるか』と言い間違えて、ツボに入ってしまいました。ピリッとした場面だったのに、すごく和んでいました」と現場の穏やかな一面を垣間見せた。小手は「台本の順番通りに撮っていないので、どのタイミングの情報を持っているのかを逆算しながら演じるのが大変で……」と苦笑しつつ、「説明ゼリフも多いので、ちょっと混乱することもあります(笑)」と本音をこぼす。
そして、鈴木は「住宅街で撮影していた際、通行されていた方への対応に迷っていたとき、山田さんが“そのまま通ってもらいましょう”と判断してくださって。本当に優しい人だなと思いました」と称賛し、これに山田は「大きく見出しにしてください(笑)」と返し、会場の笑いを誘った。
ほかにも、木戸は山田とのシーンについて触れ、「朝一で一緒に走るシーンがあって、車と並走しながら100m以上走るカットがあったんですが、自分の方が先に走りすぎてしまってやり直しになり……。山田さんがちょっとニヤっとしていたという話を聞きました」とエピソードを披露。その後、「結局3回くらい走ることになって、後日2人とも下半身が筋肉痛になりました」とオチをつけると、山田も「朝一で全力疾走はきついですよ。2人とも30代なので(笑)」と応じ、軽妙なやりとりで会場を沸かせた。
盛り上がりを見せた会見後半、記者から撮影の手応えについて質問されると、山田は「今日の会見の雰囲気を見ていただけたら、『現場もこんな空気感なんだろうな』と伝わっていると思います。原作がある中で、オリジナルの部分も大切にしながら、キャストだけでなくスタッフも含めて、全員がものすごい熱量で作品に向き合って、この作品をどう届けるかを皆で考えています。その熱量はきっと画面にも表れると思います」と自信をのぞかせた。
最後に山田は「決して明るいだけの作品ではないですが、毎週“来るぞ来るぞ”と思ってもらえるようなワクワクとドキドキが詰まっています」と作品の魅力をアピールし、「7月5日スタートなので、ぜひ初回からご覧ください」と呼びかけ、会見を締めくくった。
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