西畑大吾×福本莉子「時給三〇〇円の死神」渋谷凪咲、齋藤潤ら新キャスト決定 公開日は10.22026/05/05 07:00

西畑大吾(なにわ男子)と福本莉子がダブル主演を務める映画「時給三〇〇円の死神」の公開日が10月2日に決定。さらに、渋谷凪咲、齋藤潤、泉谷星奈、佐津川愛美、山口馬木也、小澤征悦ら実力派のキャスト情報と特報映像が公開された。
本作は、「“生きる今”が、どれほど尊いものか教えてくれる」と共感を呼び、コミカライズもされ累計発行部数36万部を突破した、作家・藤まる氏による同名小説を実写映画化。ドラマ「美しい彼」(TBSほか)シリーズや「劇場版 美しい彼〜eternal〜」(2023年)、「ストロベリームーン 余命半年の恋」を手がけた酒井麻衣氏が監督を務め、映画「366日」(いづれも25年)の製作陣とともに、切なくも美しいヒューマンストーリーを紡ぎ出していく。
描かれるのは、未練を残したまま死んだ者に与えられる人生の“ロスタイム”。死の事実がなかったことにされた世界で、もう一度だけ日常を生きられるというものだ。父が起こした事件をきっかけに希望を失って暮らす大学生の佐倉真司(西畑)を、天真らんまんな同級生・花森雪希(福本)が死神のアルバイトに勧誘。2人は“死神バディ”として、死者たちの心残りに寄り添いながら、あの世に導いていく。
渋谷が演じるのは、佐倉の父親が起こした事件をきっかけに別れることになってしまった元恋人・朝月静香。渋谷は「何げない日常の幸せや大好きな人との時間を大切にしていた」と朝月について語ると、撮影現場で「私自身もそれを深く感じることができ、まさに『青春を味わった』という感覚です」と振り返っている。
「じっくりお話しするのは今回が初めてでした」という西畑との共演を「公園で遊ぶシーンなどでは自然体で過ごすことができました」と回想。また、「すごく周りを見ている優しい方で、私が足を滑らせたり、スタッフさんが物を落としたりした時も、すぐに『大丈夫ですか?』と声を掛けてくださる姿を何度も目にしました」と西畑が見せていた気遣いが印象的だったようだ。一方、福本のことは「『お人形さんのようにきれい』だと思っていました」というイメージだったといい、「死神というキャラクター性の強い役を、本読みの段階から一瞬で自分のものにされていて、その軽やかで自然な演技に、たくさんの刺激と学びをいただきました」と語った。
齋藤は、川辺に座り続ける訳ありの死者の少年に扮(ふん)する。「これまで『死者』という役柄を演じた経験がなかったため、非常に新鮮な体験でした」と撮影を振り返る。2回目となる酒井監督作品への参加に、「以前お世話になったスタッフの方々と再会できたことが、個人的にとてもうれしかったです。『またこの場所に帰ってこられた』という喜びをかみ締めることができました」とコメント。
さらに、齋藤は「クランクインは、終盤の重要な舞台となる交差点で西畑さんと対面するシーンでした。その時から、僕の話を優しく聞いてくださる、とても柔らかい雰囲気を持った方で、撮影中もそうでない時も、お芝居のことについてお話しできたことがうれしくて。短い時間でしたが、ご一緒できて幸せでした。福本さんとは以前、別の映画で共演させていただいたことがあり、今回、再び同じ現場でお会いして、じっくりお話しできたことはとても光栄でした」とダブル主演の2人とのエピソードを口にした。
物語の鍵を握る無邪気な小学2年生の死者の少女役を担うのは、泉谷。役作りの一環として「初めて爪を長く伸ばしたり、いつもとは違った気持ちで撮影の準備をしました」と臨んだ現場で、「『どうやってやったら良いのかな?』とすごく悩み、共演したことのある俳優さんに相談したこともあるくらい、実はちょっと不安な気持ちもありました」と試行錯誤を重ねていたという。それでも、「できあがりを試写で見た時に、酒井監督に『良かったよ』と言ってもらえて『頑張って良かったな』と感動しました」と胸を張っている。
そんな泉谷は、西畑を「本読みの時から優しくて、撮影中も話しかけてくれたり、優しさの塊のような人」と表現し、2回目の共演となった福本については「かわいくて優しくて、私はお姉ちゃんがほしかったので福本さんにお姉ちゃんになってほしいぐらい大好きです」と称賛。そして、「お二人のとあるやりとりを私演じる夕が楽しく見ているシーンがあるのですが、本当に楽しくてとってもドキドキしながら見たので、皆さんにも早く見てもらいたいです!」と見どころとして明かしてくれた。
佐津川は不幸にも出産時に亡くなってしまった広岡加奈を熱演。「苦しいシーンもありましたが、途中で『彼女は、やはり幸せだったんじゃないか』と思える瞬間もありました」と、難しい役どころだったと振り返る。その上で、「とても悩んでいる人物ではありますが、彼女の気持ちを丁寧に描けた部分もあったので、最終的には良い終わり方ができた気がしています」と手応えを明かした。
加えて。佐津川は、西畑と福本を「お二人とも落ち着いていながらとても明るくて、かもし出す空気感がすごくすてきだなと思って見ていました」と評すと、「その中で一緒にお芝居をさせていただきましたが、作り込みすぎないリアルさと、ファンタジックな世界観が両立する監督の演出を、お二人がしっかり体現されていたのがとても印象的でした」とたたえている。
佐倉の父で逮捕歴を持つ佐倉鷹矢役の山口は、「撮影期間は短かったですが、監督の演出、そして西畑さんとの共演は心に残るものとなりました」と打ち明けると、「死神と聞くと物騒ですが、この作品の死神とは、生きている人を過去から解放してあげるのが仕事。そして今を生きることの大切さをそっと教えてくれる、そんな温かい余韻が残る作品となっていると思いますのでぜひご覧ください!」とアピール。
続けて小澤は、自身が演じる夕と仲の良い謎めいたホームレス・雨野を「善人なのか悪人なのか、優しいのか非情なのか、つかみどころのない一風変わったキャラクターです」と紹介し、「死神と死者が共存するファンタジックな世界観のなかで、私なりに『泥臭い男』として存在できればと考えながら演じました」と役をまっとうしたことを回顧した。小澤は「大吾とは今回で4回目の共演なので、もうお互い勝手知ったる仲。『また共演できて楽しいね』なんて話しながら、現場でも終始和気あいあいと過ごせました。莉子とも以前、親子役で共演した縁があります」とダブル主演の2人について触れると、「もちろん台本が素晴らしかったのもありますが、何より大吾と莉子が出ている作品なら『これはぜひやるべきだ』と出演を決めました」と出演の決め手であったことも明かしている。
また、特報映像では、個性豊かな新キャストの劇中での姿を捉え、不思議な“死神”のアルバイトの内容が次第に明らかに。佐倉を勧誘した花森から語られるのは、「バイト期間は半年限定」「時給は三〇〇円」という驚きの条件で、気になる仕事内容は「死者の心残りに寄り添い、あの世へ導くこと」。このアルバイトを最後までやり遂げると、「どんな願いでも一つだけかなえられる」という特別賞与が与えられるのだという。
佐倉と花森は、さまざまな“死者”たちとの出会いを経て、「本当の報酬」としてどんなものを手繰り寄せるのか。酒井監督と「366日」の制作陣が描く美しい映像が印象的で、続報にさらなる期待を寄せるような仕上がりになっている。

そして、このほど、ティザーポスタービジュアルも披露された。佐倉と花森が、郵便受けに届いた手紙のようなものをのぞき込み手に取ろうとする写真の上に、「雇用期間:六か月」「交通費:なし」「依頼方法:郵便受けに投函」「特別賞与:願いが一つかなえられる」などといった“死神”のアルバイトの雇用条件が、求人広告のように躍るインパクトあるビジュアルだ。わずか“三〇〇円”の時給で“死者”の心残りに寄り添い、あの世へと導くこの不思議なアルバイト。そこからどんな感動の物語が紡がれていくのか?
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