鈴木福が“ウジウジした自分”を新発見!? あの「大きくなれた」と「惡の華」記者会見で激白!2026/04/03 18:00

テレ東ほかで4月9日にスタートする連続ドラマ「惡の華」(毎週木曜深夜0:00)が記者会見を行い、ダブル主演を務める鈴木福とあの、共演の中西アルノ(乃木坂46)、井頭愛海が登壇した。
鈴木は胸ポケットに紫の花を挿したスーツスタイル、女性陣はドレスやワンピース姿といった華やかな装いで登壇。そんな姿とは裏腹に、作品の内容は衝撃続きの“壮絶な青春物語”だ。壇上の4人は終始にこやかな表情を見せつつも、人生に影響を及ぼしたとまで語る壮絶な撮影体験をたっぷりと明かした。
冒頭のあいさつで「春日は仲村と出会って、さまざまな自分に出会いますが、僕自身も春日と出会って、さまざまな自分に出会いました」と語ったのは、主人公・春日高男を演じた鈴木。ボードレールの詩集「惡の華」を愛読する春日を演じたことで、人格にまで影響が出たという鈴木のエピソードも語られることに。周囲を怖がらせるトラブルメーカー・仲村佐和役のあのも、「仲村さんの役を務めさせていただいて、僕自身もとても成長させていただきました」と、自身に起きた変化を告白した。
春日の憧れのクラスメート・佐伯奈々子役の井頭も、「私も佐伯さんと共に悩み苦しみながら、この作品と向き合いました。皆さんが本当に素晴らしいお芝居をされているので、早く見ていただきたいという気持ちでいっぱいです」と、全身全霊で作品に臨んだ思いを語る。高校編から登場する常磐文役の中西は、そんなキャスト陣の気持ちを受け止め、「今日こうして世の中に出していけることを、とてもうれしく思っています」とメッセージを送った。
本作の原作は、「別冊少年マガジン」(講談社)で連載されていた、奇才・押見修造氏の代表作。電子コミックを含め、全世界累計325万部を突破している伝説的漫画だ。原作を読んだ感想について、「出演のお話をいただいてから原作を読んだのですが、正直“ものすごいものを読んでしまった”という気持ちでした」と、当初の戸惑いを語ったのは鈴木。しかし、「春日は僕とはまったく違う存在だったので、最初は役に対する距離を感じていました。でも、読めば読むほど、役に近づけば近づくほど、演じていけばいくほど、春日の持っている本質的な部分に、自分と近いところがあることに気付いて」と、時間とともに心境が変化していったことを明かした。
本作への出演が決まる前に原作漫画に出会っていたあのは、「自分にとって“どこかに走っている時期”に読んだので、すごく肯定してもらえたというか……救われる部分があったんです」と振り返る。「今回ドラマのお話をいただいてからあらためて読み返して、読めば読むほど登場人物一人一人に重なる感覚になりました。あらためてこの漫画のすごさを感じながら、仲村役を務めさせていただきました」と、原作への深いリスペクトと覚悟を伝えた。
井頭は「誰しもが持っている“心の奥底にある感情”が、繊細かつ丁寧に描かれている漫画だなと感じました」と原作の印象を語る。そんな作品の中で自身が演じる佐伯について、「優等生の佐伯さんは、“いい子”として生きていかなければならない存在。私は人から見られる仕事をしていますし、『自分って何なんだろう』ということをすごく考えさせられました。だからこそ、その苦しさや悩みを体現できたらいいなと思って挑みました」と、本作で表現したかった思いを明かした。
今作が地上波ドラマ初出演となる中西は、原作漫画を以前から知っていたといい、「ドラマへの出演が決まり、全巻読破しました。もし思春期にこの作品に出会っていたら、ヤバかったと思います(笑)。私は影響を受けやすいタイプなので、もっとめちゃくちゃな人生になっていたかもしれないと思うほどの衝撃でした」と、原作が放つインパクトの大きさに言及した。
そんな衝撃作の撮影も、衝撃の連続だったことが、この後の質疑応答で明かされていく。
予告映像にも見られるが、鈴木は女子の体操服(ブルマ)を履くシーンを体当たりで演じている。ほかにも、「原作もそうですが、台本を読めば読むほど山場となるシーンがたくさんあって。僕は上半身裸になったり、全裸になったり、パンツ一丁だったり……。撮影は秋から冬にかけてだったので、本当に寒くて凍え死にそうになりながらでした」と振り返る。さらに、「高校編になると設定が冬になるので、布が増えてよかったんですけど(笑)、最終的には海に入るという」と、壮絶な“試練”があったことを明かした。なお、この“海のシーン”を巡るエピソードの真相は、会見終盤に中西の口から語られることとなる。
そんな過酷な撮影の中で、ほっこり温まる瞬間もあったという。撮影が行われた群馬県は温泉大国。中西は「せっかくなので群馬を満喫しようと思って、地元のスーパー銭湯に行って、満喫しました。ほかにも無料の動物園があると聞いて行ってみたんですが、お休みで……。機会があったら、ぜひ行ってみたいです!」と、オフの楽しみも教えてくれた。
続いて、撮影の様子やドラマの見どころをさらに深掘りするフリップ企画が展開。
1問目は「撮影のケータリングメニューで好きだったものは?」。鈴木は「チキンオーバーライス」、あのは「どしゃ降りの後の……ラーメン」、井頭は「キムチラーメン」、中西は「キムチ汁」と回答。実は、あの・井頭・中西が挙げたのは同じメニューで、「どしゃ降りのシーンがあって、夏なのにすごく寒くて、震えが止まらないほどだったんです。そんな中、ケータリングでキムチラーメンが出てきた時は、本当に染みて……忘れられません」と、あのが当時を振り返った。
現場ではロケ弁ではなく、毎食温かい“ケータリング”が用意されていたそうで、「冬の寒い中での撮影でしたが、温かいご飯が食べられる毎日でした」と感謝を口にしたのは、脱ぐシーンも多かった鈴木。「このメンバーの中で、僕が一番ケータリングを食べていると思います。焼きそばやチャーハンなど、リクエストもさせていただいて、本当に楽しい現場でした」と、現場の雰囲気を伝えた。
2問目は「生まれ変わるなら『惡の華』のどのキャラクターがいいですか?」。鈴木は「常磐さん」、あのは「春日さん」、井頭は「仲村さん」、中西は「藤原晃司」と、全員が異なる回答に。
自身が演じた常磐を挙げた鈴木に対し、中西は「いいチョイスだと思います。明るさもあって、人には言えない秘密やネガティブな部分も持ち合わせている、すごく人間臭いキャラクターなので。私も常磐が大好きです」と評価しつつ、自身は物語後半に登場する、常磐の元恋人・藤原をセレクト。その理由について、「常磐にしても仲村さんにしても、春日や佐伯も、みんな生きづらそうですよね。でも晃司は、何があってもハッピーエンドを迎えるだろうという確信があって。なので、私は晃司になりたいです!」と語った。
仲村を選んだ井頭は、「『クソムシが!』って言ってみたい(笑)」と、あの演じる仲村の“決めゼリフ”に言及。「人に対して、なかなかそんな言葉は言えないじゃないですか。私は思っていることを胸の内にしまい込んでしまうタイプなので、自由な生き方をする仲村さんに1日だけなって、『クソムシが!』と言って1日を終えたいです」と理由を説明すると、あのが「プライベートで言ってください」とツッコミを入れ、会場を笑わせた。
3問目は「視聴者に注目してほしいのはどのシーンですか?」。ここで中西が「仲村さんによる春日への“魂の拳”」とおすすめシーンを挙げ、例の“海のシーン”について言及する。「12月に、3人(鈴木、あの、井頭)が海に飛び込んでもみくちゃになるシーンを撮影したんですが、その中で仲村さんが春日を思い切り殴るんです。私は監督さんたちと一緒にモニター越しで見ていたのですが、歓声が上がるほどのパンチだったので、ぜひ注目してほしいです!」と力説した。
このシーンを振り返ってあのは「感情を込めて殴りました。(鈴木は)殴られるのがうまいので」と、鈴木の“受け”を絶賛。鈴木は「1話からたくさんやられているので。最終形態が海のシーンに詰まっていると思います」と、自信をのぞかせた。
そんな鈴木は、春日役の役作りについても言及。「原作の春日に近づくために、髪型はもちろんですが、大人っぽい体つきに見えないように、『筋トレはしないように』とも話し合いました」と明かす。「僕はこれまでポジティブに生きてきた方だと思いますし、長所を伸ばすことの方が得意でした。でも今回、春日を通して“自分が見たくない自分”を見ているような感覚になったんです。そこから春日への共感が生まれて、自分の中にネガティブな要素が増えましたね。『自分って、こんなにウジウジした人間だったのかな』って思いました(笑)。とはいえ、それをいい方向にしていきたいとも思っています」と、自身の変化と向き合う姿勢を語った。
また、役作りトークの中で“初体験”を明かしたのは中西。「乃木坂46に加入してから、髪は染めないと思っていたのですが、このドラマの撮影に入ることになって初めて髪を染めました。明るい茶髪で、やんちゃな高校生を演じさせていただきました」と、原作に沿ったビジュアル作りについて語った。
さまざまなエピソードが披露され、会見は終了。最後に、ダブル主演の鈴木とあのが、あらためて本作にかける思いを語った。
「スタッフ、キャスト、みんなで魂を注いだ、血を注いだと言ってもおかしくないくらい、一丸となって作り上げた作品です」と語り始めた鈴木。「テレ東の“攻めたドラマ”の中でも、特に攻めています。地上波ドラマがどんどん厳しくなっている今の時代だからこそ、その背徳感を楽しんでほしいです。一気見もできるので(※)、地上波放送と合わせて楽しんでいただけたら。原作も一緒に愛していただけるようにドラマを作りましたので、最後の最後まで見逃さず、しっかり見つめて、皆さんの中に取り込んでいただきたいです」と、熱いメッセージを送った。(※ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」でのアジア見放題独占配信も決定)
あのは、「仲村役を演じることに、最初はすごく荷が重い気持ちになりました。でも、狂気的な面だけでなく、その裏にある孤独とも、すごく向き合った時間だったなと思います。そのおかげで、自分自身、少しは大きくなれたかなと感じています」と、本作を通して得たものを語る。
そして、「原作を愛している人たちが集まり、熱量を持って作られた作品だと思いますし、そこに携われたことが、すごく光栄でうれしかったです。1話ごとにグラデーションがあって、それもまた不思議な感覚の作品です。ぜひ、たくさんの人に広めてほしいです。きっとそこに、衝撃があると思います」と、原作に衝撃を受けた読者の一人としての思いを込めて締めくくった。

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