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sumikaが楽曲で「高校サッカー」を応援!「2020年、あるべきだったはずの出会いを取り戻せるよう、力になりたい」2020/10/19

sumikaが楽曲で「高校サッカー」を応援!「2020年、あるべきだったはずの出会いを取り戻せるよう、力になりたい」

 日本テレビで随時放送される、12月31日に開幕する「第99回全国高校サッカー選手権大会」の応援アーティストに、4人組バンドのsumikaが決定した。

 コブクロ(第84回)、絢香(第85回)、いきものがかり(第87回)、GReeeeN(第92回)、Little Glee Monster(第96回)と数々の人気アーティストが担当してきた応援歌。今回楽曲を担当するsumikaは、片岡健太(Vo./Gt.)、荒井智之(Dr./Cho.)、黒田隼之介(Gt./Cho.)、小川貴之(Key./Cho.)からなる4人組バンド。さまざな人にとっての“sumika(住処)”のような場所になってほしいとの願いを込めて、2013年に結成。これまでに2枚のフルアルバム「Familia」(2017年)、「Chime」(19年)。ミニアルバム、e.p、シングル等を発売。ツアーでは日本武道館、横浜アリーナ、大阪城ホール等の公演を完売させる、今最も目が離せないバンドだ。

 そんな彼らが手掛けた、大会を彩る応援歌のタイトルは「本音(ほんね)」。応援歌アーティストに選ばれた時の心境を聞くと「とても光栄で、聞いた時は信じられませんでした。自分たちが選ばれたことをとてもうれしく思います(小川)、毎年の風物詩である大会ですし、光栄に思うと同時にプレッシャーも感じています(荒井)、本当に僕たちで大丈夫ですか?と思うくらいびっくりしました。僕の両親も喜んでいます(片岡)、誰もが知っている大きな大会なので、すぐに両親に報告しました(黒田)」と、それぞれ振り返る。

 また、高校サッカーのイメージについて「絵に描いたような『青春』のイメージです。筋書きのないドラマですよね。今を夢中になっている姿に、青春だなと感じます。僕たちも頑張るぞ!と思えます」と話す片岡は、「今年は、人に会えない時間が長かったので、人の本音が見えづらい部分があったかと思います。この高校サッカーを通して、みんなが本音で言い合えるような時間や瞬間が訪れてくれたらいいなという思いを込めて作りました。『ありがとう 本音だから』という歌詞は、面と向かっては照れくさくて言いづらいけど、曲なら言える。音楽だからこそ、素直になれる特別なフレーズです。それから、以前、ロッカールームの映像を見た時に、監督が選手に対して、『ありがとう』と言っていたのが印象的でした。今回はさらに、『開催してくれてありがとう』と思う方もいるかと思いますので、たくさんの『ありがとう』という感謝の言葉を伝えていきたいです」と楽曲に込めた思いを熱く語る。

 楽曲には片岡自身の経験も加味されているそうで「2015年、僕の声が出なくなり、活動休止をしてしまいました。その時にメンバーが心配し、声をかけてくれて、『声、戻らなくてもいいから一緒にバンドやろうよ!』と言ってくれたことがうれしかったんです。辞めるしかないかな?と思っていたけれど、『大丈夫だよ! 今までいろいろ頑張ってくれて、ありがとう!』というメンバーの“本音”に気づくことができ、当時の経験が今回の曲に生きていると思います」と明かした。

 そして、コロナ禍の中、大会に挑む高校生に向け、「僕は、高校1年生の時に軽音楽部に入って、その時のご縁がつながり、このメンバーに出会えました。当時の時間がなければ、僕は今の人生を歩んではいないと思います」と自身の高校時代を振り返り、「その大切な時間を奪われてしまった2020年、あるべきだったはずの出会いを取り戻せるように、力になりたいです。僕たちも春から予定していたアリーナツアー全公演が見合わせになり、絶望していたのですが、高校生たちの諦めずに前を向いている姿勢、監督やマネジャー、選手を支えるご家族の方の願いを力に変えて、前に進んでいこうとする選手たちが、僕たちの力にもなっています。夢中になっている時は気づかないと思うのですが、素直な気持ちで前を向く姿が、人の心を動かします。暗くなってしまった2020年、切り裂く光となるのは、夢を追いかける高校生たちだと思っています」とメッセージを送った。


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