岡田将生×染谷将太、20年来の絆で挑む兄弟刑事ドラマ! TBS系4月期「田鎖ブラザーズ」制作発表2026/01/20 06:00

TBS系では、4月クールの金曜ドラマとして、岡田将生が主演を務め、染谷将太が共演する「田鎖ブラザーズ」(金曜午後10:00、開始日未定)を放送することが決定した。その制作発表会見に岡田と染谷が登場し、約20年にわたる交流と深い信頼関係、そして作品への熱い思いを語った。
本作は、30年以上前に両親を何者かに殺害された兄弟が、大人になって警察官となり、時効を迎えた事件の真相を追うクライムサスペンス。岡田が神奈川県警強行犯係の刑事・田鎖真を、染谷が神奈川県警捜査一課の検視官・田鎖稔を演じる。

兄の真について岡田は、「やる気がなくて面倒くさがり屋。少し弟に面倒を見てもらっている駄目なお兄ちゃんなんですけど、男気があって、人を見る目が優しい。そういう駄目なところがまたいとおしい役」と説明。一方、弟の稔について染谷は、「人と視線を合わせられず、捜査現場でも一人で角にいて誰とも目を合わせない。ただ兄のことを頼っていて、頭の切れるやり手」と紹介した。
2人が警察官になった理由について、岡田は「警察内部にいた方が未解決事件の情報が手に入りやすい。両親を殺害された時の気持ちをずっと抱えながら、この仕事を全うしている」と語る。物語の軸となるのは、時効撤廃のわずか2日前に起きたため、捜査が打ち切られた両親殺害事件だ。
染谷は、「もし犯行が2日遅れていれば時効撤廃に含まれて捜査を続けられた。それに含まれなかったことで、時効を迎えたまま時間が止まっている兄弟。現在進行形の事件も追いながら、縦軸と横軸で進んでいくミステリー」と作品の構造を解説した。
台本を初めて読んだ感想について、岡田は「『田鎖ブラザーズ』というタイトルから、コメディなのかなと思ったんですが、全然そんなことはなかった」と意外性に触れる。「事件ものの刑事ドラマでありながら、兄弟の物語がしっかりと描かれていて見応えがある。重い重責を背負った兄弟の物語ですが、ずっと重たいだけではなく、ささやかな日常のシーンが幸福に包まれる瞬間が、この兄弟の空間にだけ現れる。それを染谷くんと一緒に表現できたら、面白いドラマになると思った」と期待を込めた。
染谷も、「台本を開いた瞬間、とてもいとおしい兄弟が描かれていた」と共感。「時効という呪縛から解かれずに戦い続ける兄弟の姿が、感情豊かに描かれていて、心を動かされた」と語り、「少年時代のパートも含め、過去と現在を行き来しながら読む中で、心が温かくなったし、グッときました」と振り返った。

今回のキャスティングには、岡田の強い希望があったという。プロデューサーの新井順子氏から弟役の相談を受けた際、真っ先に染谷の名前を挙げたそう。岡田は、「彼は本当に忙しくて、すごい数の企画書が届く。埋もれてしまうのが嫌で、ちょっとズルをして『見逃さないでほしい』『あなたと兄弟役をやりたい』という思いを込めたメールを送った」と、新井氏からの正式オファーより先に直接連絡したことを明かす。「兄弟の話だからこそ、気心の知れた関係性でなければできない芝居がある。信頼し合っているからこそ、現場でも濃密な会話ができる」と力を込めた。
染谷は、「岡田くんから『ぜひ兄弟で一緒にやらないか』というメールが来て、すごくうれしかった」と当時を回顧。「本当に気を使わずにいられて、現場でも自然と本当の兄弟のような距離感で過ごせている」と笑顔を見せた。
役柄との共通点を聞かれると、岡田は「基本、面倒くさがり屋なんですよ。何もやりたくないし、朝も起きたくない。ずっとボーッとしていたい」と笑い、「そこは真とちょっと共通している」と明かした。「僕の役は事件に対して最初から前向きではなくて、『これは事件ではなく事故だ』と断定するキャラクター。事件になると動かないといけないから、それがただただ面倒くさい。でも弟が『これは事件だ』と言うと、兄弟ゲンカが始まる」と、劇中での掛け合いを紹介した。
染谷も「稔は人見知りなんですけど、自分も人見知り」とうなずくと、岡田は「染谷くんは10代の頃、本当に人見知りで全然目を合わせなかった。それが30代になってからは、しっかり人の目を見て話すようになった。変わったなと思う」と長年の変化を指摘。「逆に僕は、大人になってから人見知りになってきたかもしれない」と笑いを誘った。

2人の出会いは、2007年のテレビ朝日系ドラマ「生徒諸君!」。当時、岡田は高校生、染谷は中学生だった。その後、2015年の映画「ストレイヤーズ・クロニクル」などで共演を重ね、交流を続けてきた。
岡田は「こうして今も2人でドラマをやれるとは、当時は考えてもいなかった。何事も継続は力なりだなと思う」としみじみ。互いの印象の変化について「よくしゃべるようになったよね。昔は本当にしゃべらなかった」と振り返ると、染谷は「マーくんは変わらない。気さくなお兄ちゃんみたいな存在で、現場でも周囲に気を配ってくれる。一緒にいると安心する。その感じは田鎖の兄弟にも通じるところがある」と語った。
普段は、染谷が岡田を「マーくん」、岡田が染谷を「将太」と呼び合う関係。岡田は「プライベートとごちゃごちゃになってきて、『染谷の兄です』って言いそうになる」と冗談交じりに話し、会場を和ませた。
俳優としての互いの魅力を尋ねられると、岡田は「彼が出ているドラマや映画は、存在しているだけで成立する説得力がある。作品の質を確実に引き上げる俳優」と染谷を絶賛。染谷も「心の底から出てくる熱意や悲しみに嘘がない。それをきちんと表現として作品に乗せられるのは本当に難しい。マーくんはそれをずっとやってきた方。映像を通して感情が伝わってくるのがすごい」と賛辞を送った。
本作のプロデューサーは、2024年の大ヒット映画「ラストマイル」などを手がけた新井順子氏。岡田は新井作品への出演が2度目となる。「今この時代に起きていることをテーマに作品を作られている印象があって、この兄弟がどう今を生き、どう世界を見ているのかという点も大切にされていると感じた。お話をいただいた時点で、二つ返事でお受けした」と出演の経緯を明かした。
初参加となる染谷は「もともと新井さんの作品が好きで、感情が熟していく過程を丁寧に描かれている印象があった。その積み重ねに説得力があって、最後に着地する瞬間が心に響く。『田鎖ブラザーズ』もまさにそういう作品だと思っている」と信頼を寄せた。

作品の注目ポイントを聞かれると、岡田は「弟ですね」と即答。「稔は外側は低温だけど、内側は高温で熱を持っているキャラクター。その思いが伝わった瞬間、確実にグッとくるポイントがこのドラマにはちりばめられている。それを兄として見ているだけで、僕自身もちょっと救われる」と稔のキャラクターの魅力に言及。
一方の染谷は「兄がいい」と応じる。「真は、これまでの警察ドラマではあまり見たことがないタイプ。事件が起きても動かないのに、『絶対に捕まえてやる』という矛盾を抱えながら突破口を見つけていく。この作品では警察官である前に、一人の人間としての姿がしっかり描かれている」と、その魅力を熱弁した。
また、「犯人を知っているのか」と問われると、岡田は「僕たちだけは知っている。他のキャストには、自分が出演するシーンの台本しか渡されていない」と回答。最終話まで台本は完成しているものの、犯人を知っているのは主演2人と犯人役の俳優のみだという。
ただし岡田は「監督と結構会話しちゃっていて、多分みんな気付いていると思う。『僕たち兄弟がさ』って大きな声で話しているので、絶対バレている」と苦笑し、「終盤はちょっとしたシーンで、その人物が怪しくなってくる。考察しがいのあるドラマになる」と見どころを語った。
2025年10月期に他局でヒール役を演じていた2人だが、今回は警察官という正義側の役どころ。岡田は「撮影が重なって頭が混乱していたけど、衣装とメークでスイッチが切り替わった。台本も早い段階で完成していたので、戸惑いはなかった」と振り返る。染谷も「初日から、以前にもこのチームでやっていたような感覚があった。マーくんがいたのも大きくて、自然に作品世界に入れた」と語り、「田鎖は警察官だけど、とても複雑な存在。何が正義で何が悪なのかを自分の中で確かめながら演じている」と役への向き合い方を明かした。
TBSドラマ単独初主演となる岡田は、「気負わずに、いいものを作ろうという気持ちで現場に立っている。主役かどうかよりも、この物語がどう伝わるかを大切にしている。撮影も3カ月ほど経ち、毎日充実している」と語る。
座長としての岡田について、染谷は「昔からずっと優しくて、その優しさに嘘がない。スタッフの皆さんにも本当に丁寧で、ちゃんと周囲を見ている。その空気が現場に伝わっていて、とても安心感がある」と感謝を口にした。

ドラマのテーマにちなみ「時効だから言える話」を求められると、岡田は学園ドラマ撮影時のエピソードを披露。「隣のスタジオのお弁当が豪華で、うちのチームとは雲泥の差だった。余っているのを見て、どうしても手が伸びてしまった。制作部が片付ける前だったので、『もう食べていいやろ』と思って。それから毎週食べていた。制作部の皆さん、本当にすいません」と告白。
染谷は年末の撮影休みに起きたアクシデントを明かす。「運動不足で腕立てをしたら背中を痛めてしまい、いわゆる“ギックリ背中”になった。寝返りも打てず、『撮影に戻れないかも』と思った」と苦笑い。「今も少し痛みはあるけど、こらえながらやっています」と現状を伝えた。
2026年の目標について、岡田は「『田鎖ブラザーズ』が4月から始まるので、たくさんの方に見てもらいたい。ドラマが終わった後は、少し休んで体と心を整える年にしたい」と語る。染谷も「健康第一。自分の体をいたわりながら、ストレッチを続けたい」と笑顔で応じた。
最後に視聴者へのメッセージとして、染谷は「時間が止まってしまった兄弟が、どうやって自分たちの時間を動かしていくのか。さまざまな人の感情や業が描かれる、エモーショナルなドラマ。皆さんの心に刺さればうれしい」と呼びかけた。
岡田も「兄弟の関係性や、ドラマ全体に流れる空気感から痛みや温度が伝わる作品。時間が止まった兄弟が真相にたどり着いた先に何があるのか。僕たちは希望を目指して撮影しているので、皆さんもその希望を感じながら見ていただけたら」と締めくくった。


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