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阿部サダヲ“不適切”と呼ばれることも!?「ふてほど」SP放送を前にキャスト陣が集結2025/12/23 04:00

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阿部サダヲ“不適切”と呼ばれることも!?「ふてほど」SP放送を前にキャスト陣が集結

 TBS系で、1月4日に放送されるスペシャルドラマ「新年早々 不適切にもほどがある! 真面目な話、しちゃダメですか?~」(午後9:00)。放送に先駆けて行われた事前会見に、小川市郎役の阿部サダヲ、犬島渚役の仲里依紗、秋津睦実・真彦役の磯村勇斗、小川純子役の河合優実、向坂キヨシ役の坂元、向坂サカエ役の吉田羊、脚本を手がけた宮藤官九郎が登壇した。

 「 不適切にもほどがある!」は、昭和から令和へとタイムスリップした中学校体育教師・小川市郎(阿部)が、令和の“コンプラ時代”に波風を立てながらも、人々に大切な気付きを残していく意識低い系タイムスリップコメディー。

 2年ぶりとなる今回のスペシャルドラマでは、タイムトンネルで好きな時代へ行けるようになった市郎が純子(河合)の未来を変えるため再び立ち上がる。一方、報道局へ異動になった渚(仲)は都議会議員・平じゅん子(江口のりこ)に出会う。過去、そして未来を駆け巡る市郎と周りの人々の姿に注目だ。

 会見では作中に登場する喫茶「SCANDAL」のセットに合わせ、キャスト陣が1980年代風ファッションを着て登場。ファッションポイントについて聞かれた阿部は「80年代に喫茶店にいそうな感じ。みんなに“まじか”って言われましたけど着てきました(笑)」と照れた表情を見せた。磯村、河合、坂元の衣装はそれぞれ80年代のアイドルをイメージ。服装について河合は「作中で純子が着ていなかったものを着させようと思いました」と語った。

阿部サダヲ“不適切”と呼ばれることも!?「ふてほど」SP放送を前にキャスト陣が集結

 本作ではおよそ2年ぶりに市郎を演じた阿部。司会から演じた感想を聞かれ、「楽しかったです。撮影自体は1年ぶりだけど、近所歩いていても“あ、不適切”と呼ばれたり(笑)。作品の大きさを感じます」とニヤリと笑う。なお、大きな話題を呼んだ「ふてほど」という略称については「自分たちでは言ったことがない」という。なお、市郎は野球部の顧問というキャラクターでもあるが、阿部自身も学生時代は野球部に所属していたそうで……。昭和の野球部を振り返り、「しごかれ過ぎて、ニキビがたくさんできました。ずっとビンタされていたので。今でも許していないです、その人のこと(笑)」と冗談(?)を飛ばした。

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 仲演じる渚は連続ドラマではバラエティー番組のAP、今回は報道局へ異動となり、これが物語の大きなカギになるという。前回と今回の撮影における変化を問われると、「いろんな変化がありました。言えない変化もありますし」と前置きしつつ、「まちゃと(息子)が大きくなっています。子どもの成長がね。でも、ちゃんとまちゃとなんです」と愛息の成長に声を弾ませた。スペシャルゲストである江口との共演シーンも待ち受けるが、「初共演だったのですごくうれしかったです。ただ、お互い人見知りで“私が出演した『情熱大陸』見てください”としかしゃべることができなくて…」と現場でのエピソードを披露した。

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 昭和のムッチ先輩と令和を生きる真彦の二役を演じた磯村は、「ムッチといろんな方に言っていただけてとてもうれしかったですし、子どもたちからもなぜかムッチを認識されていて。ただ、ムッチとうまく発音できないようで、『ウンチ!』と言われることも(笑)」と喜びを明かす。「戻って来たなという感じで、ドラマの時以上に気合を入れて演じさせてもらいました。今回は以前よりパートも増えて、『ラ・ラ・ランド』をイメージしてやっていました」と期待を高めるコメントを残した。

阿部サダヲ“不適切”と呼ばれることも!?「ふてほど」SP放送を前にキャスト陣が集結

 市郎の一人娘であり、愛されキャラの純子を演じた河合は、「本当にいろんな方に愛していただいてありがたいなとずっと思ってました。撮影の期間が少し空いたので、特殊な純子というキャラクターを呼び起こせるかなという不安はあったんですけど、お父さん(市郎)と会ったらすぐ戻ってきました」と撮影当初を振り返る。市郎と純子の運命がどうなるのか? 気になる今回の見どころにも触れ、「前作より純子が核心に触れるか触れないかというところがあり、自分の未来や過去について知っていく中で、純子がそれをどう受け入れていくのか注目していただけたら」と力を込めた。

阿部サダヲ“不適切”と呼ばれることも!?「ふてほど」SP放送を前にキャスト陣が集結
阿部サダヲ“不適切”と呼ばれることも!?「ふてほど」SP放送を前にキャスト陣が集結

 純粋な高校生・キヨシを演じた坂元は、なんとドラマ放送時は中学生。現在は高校に入学し、「階段や廊下を歩いていると『キヨシだ!』と言ってくれる方々がいらっしゃって。すごくうれしかったんですけど、すかして歩いていました(笑)」と告白。「皆さんのようなぶっ飛んだ、コメディシーンを楽しくできたことに成長を感じました」と現役高校生らしいフレッシュな感想を述べた。

阿部サダヲ“不適切”と呼ばれることも!?「ふてほど」SP放送を前にキャスト陣が集結

 キヨシの母で社会学者のサカエを演じた吉田は「すごく楽しかったですし、厳しく突っ込みながら、『あ、そうそうこの感じ!』と懐かしく思いつつ」と語りつつ、「連ドラを経て、もはや市郎さんはかたきというより同志のような気持ちで、純子ちゃんに至っては一人娘という、家族のような気持ちで2人と接していました」と演じる上での心境の変化を明かす。続けて、「このドラマ以来、優実ちゃんをいろいろなところで拝見していて、見るたびに『忙しそうだな、ご飯食べているかな』とお母さんのような気持ちになっています」と河合をいとおしそうに見つめた。

 会見後半では「意見言っちゃだめですか? ふてほどご意見箱」と題し、キャストやスタッフが相手へ思っていることを伝えるコーナーが展開。ここでは、宮藤から阿部に「同い年で、劇団員で、バンドメンバーなのですが、主演作品の現場にいる時が一番男前だなと思います。頼もしい。座長感がある。どんな無理難題でも文句を言わずにやってくれるから助かっている。驚いたことは、よその俳優さん、スタッフさんから“阿部さんはとにかく現場で椅子に座らない”という話をよく聞くのですが、俺の現場では普通に座っています(笑)」という意見が。

阿部サダヲ“不適切”と呼ばれることも!?「ふてほど」SP放送を前にキャスト陣が集結

 これに対して、阿部は「宮藤さんがいる現場はもう実家みたいな感じなので。本当は椅子どころか床に寝たいくらいなんです(笑)」と弁解。別現場では意図して立っているわけではなく、「用意していただくと座りにくい」のだという。

 二つ目は、磯村から宮藤へ「毎回試されているようで、ムッチをどう演じようか考えるのが楽しかったです。あと、僕を脱がせるのが好きですか?」というユニークな問いかけが。これに対し、宮藤は「なんだか実写じゃないみたいな感じがしますよね。裸が2.5次元みたいで、生々しくないんです」と磯村の体を称賛しつつ、「何の脈絡もなく、裸になるシーンを書いてしまってすみません」と謝罪も。

 続けて、「ムッチ先輩のバカさ加減は磯村くんの真面目さがベースになっているので、こちらとしてはのびのび書いていますが、もっとこういう役がやりたいとかあったら言ってください」とリクエストを贈ると、磯村は「僕は宮藤さんの脚本の中で脱ぐことは全然大丈夫なので……プロレスラーとかどうですかね?(笑) 体つくりしていきますので、よろしくお願いします!」と意外な提案をしていた。

阿部サダヲ“不適切”と呼ばれることも!?「ふてほど」SP放送を前にキャスト陣が集結

 最後に、阿部が本作の見どころをアピール。「お正月、三が日終わってから、皆さんほっとして家族で集まっている時に見られると思います。ただ、家族で見ていると、ちょっとドキドキする『これ見ていいのかな?』と思うようなシーンもあり……昭和の懐かしい感じですね(笑)。またこのメンバーで楽しくやっていますのでぜひ見てください。その前に連続ドラマを見返していただくとまた分かりやすいかもしれませんので、よろしくお願いします」と視聴者に呼びかけ、会見を締めくくった。

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