草彅剛主演「終幕のロンド」最終回。塩野瑛久、八木莉可子らレギュラー陣クランクアップ2025/12/20 19:00

フジテレビ系では12月22日に、草彅剛が主演を務める連続ドラマ「終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―」(月曜午後10:00=カンテレ制作)の最終話を放送。塩野瑛久、八木莉可子、中村雅俊、風吹ジュンらレギュラーキャスト陣がクランクアップし、コメントが到着した。
「終幕のロンド」は、妻を亡くし、幼い息子を男手一つで育てるシングルファーザーの遺品整理人・鳥飼樹(草彅)が、遺品整理会社の仲間たちと共に、孤独死した方の特殊清掃や遺品整理から、依頼主と直接向き合う生前整理まで、さまざまな事情を抱えた家族に寄り添っていく、心温まるヒューマンドラマ。遺品に隠された真実を知って、思わず心揺さぶられる登場人物たちの様子は必見だ。そんな感動的な人間ドラマの裏では、切ない大人の恋も描かれ、先の展開が気になるオリジナルストーリーとなっている。

中村ゆりが演じる御厨真琴の母・鮎川こはる役を担った風吹は「とうとうこの日が来てしまいました」としみじみしながら、「最初に台本を読んだ時、草彅さんと公園でおにぎりを一緒に食べるシーンがとても印象的で……。これはぜひやりたいと思ったんです。とてもいい経験をさせていただいたなと思います。ギクシャクした娘との関係が、鳥飼さんと出会ったことで、運命が変わっていく。ドラマを見てくださる方、大切なひとをこれから見送る、また見送られる方々にとっても、何かとっても大きな希望になるような、あったかいものを感じて、励みになるようないいドラマだなと思います。すてきなセリフもたくさんいただきました。本当にありがとうございました!」と、作品への思いを語った。

「Heaven’s messenger」の社長・磯部豊春を演じた中村雅俊は、「若い人たちと一緒にすごく楽しい時間を過ごすことができて、いい思い出ができました」と現場での日々を振り返った。

塩野は、自身が演じた「Heaven’s messenger」の社員・矢作海斗について「海斗はとても心優しくて、人のことを思うことができて、どこか不器用で……。そんな真っすぐな海斗がとてもいとおしかったです。最後、“こんなこと”になりましたけど……」と苦笑しながら、SNSでもたびたび話題になった、後輩の遺品整理人・久米ゆずは(八木)との関係に言及。「最初は、ゆずはと“こんな”関係になるなんて、本当に思ってもいませんでした。だからこそ、ゆずはという存在がいてくれて、心強かったです」と心境を吐露。

その、ゆずはを演じた八木も「私も、最初に台本を読んだ時は、海斗とまさか“こんなこと”になるとは思っていなかったので、びっくりしました(笑)」と語りつつ、「支えてもらう立場だったゆずはが支える立場にもなったからこそ、ゆずはも強くなった気がします」と、全話を通して成長した自身の役に思いをはせた。そして「ただ撮影をするだけじゃなくて、撮影の裏で皆さんとお話するのもすごく楽しくて。それはきっと、毎日大変な中、皆さんがすごく明るく現場を盛り上げてくださったおかげだと思います。ありがとうございました!」と感謝した。

また、そんな2人の同僚・小澤碧を演じた小澤竜心は、「あっという間の撮影でした。ちょっと寂しいです。たくさんのことを学ばせていただきました」と、撮影が終わってしまうことへの寂しさを吐露。加えて「皆さん、温かくいろいろ教えてくださってありがとうございました。また、ご一緒できるように、僕も頑張ります!」と、次の段階へ向けて意欲的な姿勢を示した。

真琴の夫・御厨利人役を務めた要潤は、今作の憎まれ役の一人である利人のことを、「とても演じがいのある役で、最初のほうは、真琴にもすごく辛辣(しんらつ)な言葉を浴びせて、どうなっちゃうんだろうと(笑)。ただ、利人はやっぱり利人なりの人生や考え方があり、すごく考えさせられる役でした」と説明した。そして「ドラマ自体も、社会性、メッセージ性のあるドラマで、参加させていただいて感謝しております。大変な撮影もありましたけども、皆さんがワンカットワンカット、思いを込めながら撮影している姿に僕も感化されて大変勉強になりました」とあいさつした。


その利人の妹・御厨彩芽役で出演し、複雑な役柄を演じきった月城かなとは、「素晴らしい方々とご一緒できて、とても幸せでした。暑い中、スタッフの皆さまが、日々撮影を支えてくださって、日焼けをした姿を見るたびに感謝の気持ちでいっぱいでした。また、皆さんとご一緒できるように精いっぱい頑張りたいと思います」と約束した。

御厨家の隠蔽(いんぺい)を暴く波多野祐輔役の古川雄大は、「役柄として、説明するシーンが多くて、かなり緊張感に包まれながらの撮影だったのですが、草彅さんの作る現場の空気がとても温かくて、すごく救われました」と撮影の舞台裏を明かした。


波多野に接触し、10年越しに御厨家に復讐(ふくしゅう)を果たそうと暗躍した森山静音を演じた国仲涼子は、「連ドラの現場はすごく久しぶりだったので、みんなで一つの作品を作るっていいものだなと、改めて感じました」と笑顔を見せた。


第10話では、冷徹と思われた利人の家族を思う本音や、静音が10年間胸に秘めてきた思い、彩芽の真琴への恋心など、登場人物たちの胸の内が次々に明らかに。一方で、彩芽の秘書が身分を偽って集団訴訟の原告団に近づいたり、樹と真琴の関係がスキャンダルとして報じられるなど、残り1話とは思えない急展開になった。
最終話では、樹と真琴の関係が明るみに出たことで、準備を進めてきた集団訴訟にも暗雲が。さらに、新社長として剛腕を振るう彩芽によって、樹と息子の陸(永瀬矢紘)の穏やかな生活も、真琴の絵本作家としての未来も、そして死者の尊厳も、すべてが踏みにじられようとしていた…。

あらすじ
彩芽のリークによって関係が表沙汰になってしまった樹と真琴。しかも、それぞれが集団訴訟の原告側と被告側の人間とあって、マスコミは2人の関係を禁断の愛だと騒ぎ立てる。騒動のせいで陸は学校へ行けなくなり、「Heaven’s messenger」にも次々とキャンセルの電話が。対応に追われる仲間の姿を目の当たりにした樹は、申し訳なさでいっぱいになる。
さらに悪い知らせは続き、波多野の話では、裁判で「御厨ホームズ」の実態を証言するはずだった藤崎壮太(矢野聖人)が、やはり証言はできないと考えを翻してしまったという。樹が真意を聞きに行くと、壮太は彩芽に呼び出されたことを明かし、情報が御厨側に漏れている可能性を示唆する。
一方、真琴も騒動の影響で進めていた新作絵本が頓挫してしまい、ほとぼりが冷めるまで、かつて両親が暮らした下田の家に避難することに。樹も、陸を連れて一緒に行かないかと誘われるが…。
シングルファーザーとして生きる一方で、遺品整理人としてさまざまな事情を抱える家族に寄り添ってきた樹。真琴と出会い、ささやかな幸せを感じるようになった矢先に、長年にわたって死者の尊厳を踏みにじってきた巨大企業と対峙(たいじ)することに。周囲を巻き込む大騒動の結末や、切なくも温かな大人の恋の行方は――。
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