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小林虎之介が第1話ゲストに!「テミスの不確かな法廷」山田真歩、葉山奨之ら新キャスト発表2025/12/12 07:00

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小林虎之介が第1話ゲストに!「テミスの不確かな法廷」山田真歩、葉山奨之ら新キャスト発表

 小林虎之介山田真歩葉山奨之入山法子小木茂光が、NHK総合で2026年1月6日にスタートするドラマ10「テミスの不確かな法廷」(火曜午後10:00、全8話)に出演することが分かった。

 「テミスの不確かな法廷」の原作は、新聞記者である直島翔氏が描く異色のリーガルミステリー。発達障害を抱える裁判官をはじめ、裁判所職員、検事、弁護士。それぞれが真実を求めてぶつかり合う緊迫した法廷の攻防と、時にかみ合わない会話をコミカルに描いた作品で、“普通”とは何か、“正義”とは何かを問いかける。

 脚本は「イチケイのカラス」シリーズ、「ブルーモーメント」「絶対零度」シリーズ(ともにフジテレビ系)など、緻密な構成とダイナミックな展開で見る者をひき付けてきたヒットメーカー・浜田秀哉氏が担当。松山は、ASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如多動症)を同僚にも隠しながら、裁判官の職務に必死に向き合おうとする特例判事補・安堂清春役を演じる。

 小林は第1話にゲスト出演。松山扮(ふん)する安堂が担当する刑事裁判で被告人・江沢卓郎として登場し、再び視聴者の心を揺さぶる迫真の演技を披露する。江沢は、ガソリンスタンドでアルバイトをする青年。市長に対する傷害および詐欺未遂の容疑で検察に起訴され、被告人として安堂が担当する裁判に出廷する。しかし、自分を弁護する弁護人への協力を拒み…。

小林虎之介が第1話ゲストに!「テミスの不確かな法廷」山田真歩、葉山奨之ら新キャスト発表

 小林は、「脚本をいただいて最初にパラパラと速読した時、『法廷物か、難しそうだな』と思ったのですが、再度しっかり読み進めていくと面白くて、堅い職業の作品に『ウッ』となりやすい僕でもページをめくる手が止まりませんでした。昨年『宙わたる教室』を共に作ったチームと再びドラマを作れるということで、少しでも成長した姿をと思いアクセル全開で挑ませていただきました。すてきな作品を届けてくださるチームなので、放送を期待してお待ちください」とアピールした。

 前橋地方裁判所第一支部の主任書記官・八雲恭子役を担当するのは山田。書類作成や判決文のチェックなど、裁判官が円滑に裁判を進められるよう幅広い業務を担う。裁判官室では、ベテランらしく場の空気を読みながら、行き過ぎた発言には時に的確な“ツッコミ”を入れる役どころだ。

小林虎之介が第1話ゲストに!「テミスの不確かな法廷」山田真歩、葉山奨之ら新キャスト発表

 山田は、「法廷で目にするテミス像は、物事の善悪を判断する『天秤』を左手に持っているそうです。でも、何が『正しい』のかは時代と共に変わっていくこともあると思います。当時は価値観を信じ続けていたのに、それが間違っていたことに気付いて、がくぜんとしたり…。皆が『正しい』と思ってきたことに、『本当にそうだろうか?』と疑問の声を投げかけられるのは、もしかしたら安堂裁判官のように、“宇宙人”のような透明な目を持っている人なのかもしれません。私は八雲書記官を演じながら、揺れ動く真実の行方をしっかり見届け、書き記していきたいと思います」と役への思いを明かした。

 葉山は、前橋地方裁判所第一支部の書記官・荻原朝陽役で登場。高い情報収集力を持ち、うわさ話にも精通した“人なつっこい”タイプ。持ち前の情報力と気さくさで裁判官を支える一方、予測不能な安堂の言動に日々、翻弄(ほんろう)されている。

小林虎之介が第1話ゲストに!「テミスの不確かな法廷」山田真歩、葉山奨之ら新キャスト発表

 葉山は、「書記官・荻原朝陽役を務めます。葉山奨之です。書記官という役を演じるのは初めてで、裁判の場をそっと支える存在としての丁寧さや落ち着きに、とても魅力を感じながら向き合っています。専門用語や難しいセリフに悩むこともありますが、主演の松山さんをはじめ、裁判官キャストの方々、スタッフの皆さんが温かい雰囲気を作ってくださり、毎回新鮮な気持ちで“書記官”という役を演じられています。本作には、これまでの法廷ドラマとは少し違う視点や優しさがあります。人がどのように寄り添い、支え合っていくのか。その温度を感じていただける作品になっていると思います」と撮影への思いを語った。

 さらに入山は、安堂清春の母・安堂朋子役を務める。専業主婦として息子を育てるなか、周囲の子どもと違う点や、うまくコミュニケーションが取れない理由が分からず苦悩してきた。清春が13歳の時に発達障害の診断を受けたことで、ようやくその“理由”にたどり着き、長年の戸惑いに答えが与えられるが…。

小林虎之介が第1話ゲストに!「テミスの不確かな法廷」山田真歩、葉山奨之ら新キャスト発表

 入山は、「普通じゃ嫌だとつっぱねたり、普通でいたいと涙したり、普通の幸せがほしいと願ったり、普通って何なのでしょう。優しい気持ちで清春を見守りながら、皆さんと一緒に考え、感じていけたらと思っています」とコメントを寄せる。

 小木は、最高検察庁の次長検事・結城英俊役。若手時代から重要な供述を引き出す“割り屋”の能力に優れ、数々の重大事件で結果を残してきた。冷酷かつ的確な判断力も組織内で高く評価され、検察ナンバー3にあたる次長検事の地位に上り詰める。かつて起訴し、供述を引き出して死刑判決に導いた元死刑囚の遺族から再審の動きがあると知り、警戒心を募らせる。

小林虎之介が第1話ゲストに!「テミスの不確かな法廷」山田真歩、葉山奨之ら新キャスト発表

 小木は、「この人物のあるセリフの中で『真実とは時に強い思い込みにすぎませんよ』と言っています。この役柄を与えていただいた私としては、人間の心の底に潜んでいる本当のことを防衛本能で隠して日常を生活し、自分の理想や願望が現実の目の前で繰り広げられているのだと思い込んでいるだけかもしれない。ただそれもーつの真実なのではないかと考えるに至りました。検事としてさまざまな一つ一つの真実と向き合って、この地位にたどり着き、過去の取り返しのつかない現実に向き合うことになる結城英俊という人物に、俳優として命を授けるために全力で向き合います。お楽しみに」と意気込みを示した。

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