桜田ひより&佐野勇斗「ESCAPE」クランクアップ。「役者辞める時、絶対思い出す作品」2025/12/09 18:00

桜田ひよりと佐野勇斗(M!LK)がダブル主演を務める日本テレビ系連続ドラマ「ESCAPE それは誘拐のはずだった」(水曜午後10:00)が、12月10日に最終回を迎える。このたび、桜田と佐野がクランクアップを迎えた。
本作は、大企業・八神製薬の社長令嬢が誘拐されるも、なぜか人質が犯人と手を組み逃亡するという、完全オリジナル脚本による予測不能な逃亡劇。社長令嬢・八神結以(桜田)と、前科持ちの青年・林田大介(佐野)が織り成す、心揺さぶるノンストップ・ヒューマンサスペンスだ。
育った環境も性格もまったく異なる2人が誘拐事件をきっかけに出会い、逃避行の中でたくさんの人との出会いと別れを経験し、影響を与え合ってきた。「それは誘拐のはずだった」のサブタイトルが示すように、最初は誘拐犯と人質だった2人の関係性は“ハチとリンダ”となり、お互いにとってかけがえのない存在に。
結以は誘拐事件をきっかけに父の慶志(北村一輝)から逃走したが、その過程で父への誤解の可能性に気付き、向き合う決心をした。一方、林田は現実から逃げ続けた人生だったが、逃亡の中で一人前の自動車整備士になる目標を見定め、自首して人生をやり直す決心を固めた。最後に2人はどこにたどり着くのか? クランクアップの写真では、ハチはエプロンを、リンダは黒髪になりスーツを着ているが、この衣装が意味することとは? すべては最終回で明かされる。

桜田は、「ゴールデン・プライム帯の初主演ということで、始まる前には緊張もありましたが、皆さんと楽しくこの日を迎えられたらいいなとずっと思って撮影をしてきました。初めて私が日本テレビのドラマにレギュラーで出演させていただいた時のことは鮮明に覚えています。当時から一緒にお仕事をしてきた方々や、今までお世話になった方々とも今回またご一緒できて、少しでも自分が成長した姿を感じていただけていたらうれしいです。そしてこのスタッフ・キャストの皆さんとでしか作り上げることができなかった“ESCAPE”の空気感は私にとって宝物です。今後、役者を続ける上で自分の核となるものが生まれた瞬間がたくさんありました。皆さん本当にありがとうございました!」と初主演作への思いを語った。

佐野は、「今回初めてゴールデン・プライム帯で主演を務めさせていただいて、役者を始めて10年くらいになりますが、この日を目標に頑張ってきました。現場で“お芝居って何だろう”とずっと考えてきた中、今回すごく自由に芝居をさせてもらえて、“現場行くのが楽しみだな”という日々が続いて、とても幸せな時間でした。何より桜田さんと毎日お芝居するのが楽しくて、今後もお芝居を頑張っていこうと思えるきっかけになりましたし、たぶん自分が役者を辞める時に印象に残っている作品をあげるとしたら『ESCAPE』っていうだろうなというくらいすごく気持ちの入った作品になりました。このハチとリンダのお芝居がもうできないのは悲しいですが、また皆さんとお会いできるように頑張っていきたいと思います!」と共演者への感謝と作品への愛を明かした。
最終回放送後には、「ESCAPE それは誘拐のはずだった」の世界がさらに広がる・楽しめるHuluオリジナルストーリー「ハチとリンダ」第3弾(10.5話)が配信される。タイトル「ハチとリンダ」そのままに、桜田演じる“ハチ(八神)”と、佐野扮(ふん)する“リンダ(林田)”、2人の掛け合い。逃走劇を繰り広げる中で、本編では描かれない、描ききれない2人の逃走中の日常を、オリジナルストーリーにてたっぷり届ける。
ドラマの中で表現しきれなかった空白の時間を描くことで、エピソードの間を補完して、より本編が楽しめる仕掛けに。ドラマでは見られなかった過去の秘話、本編とつながるエピソード、そして登場人物の秘密に関わる衝撃の新事実も。まるで、“2人の逃走劇ののぞき見”をするような内容に注目だ。
最終回あらすじ(12月10日放送)
「私だって信じていないよ、パパのこと…でも、会う」。八神製薬の社長令嬢・八神結以(桜田)と、誘拐犯・林田大介(佐野)。結以を捕まえて懸賞金3億円を手に入れようとする山口健二(結木滉星)のもとから命からがら逃げ出した2人は、ついに別れの時を迎える。結以は4年前から信じることができなくなり逃げてきた父・八神慶志(北村)と会う決心をし、大介も人生をやり直すために逃げ続けてきた現実と向き合い自首する決意を固めた。大介は自首する前に、今まで結以を連れ回したことを慶志にきちんと謝罪しようと思い、2人は覚悟を決めて慶志のもとへ向かった。
一方、八神製薬はアメリカのフーバー製薬に買収され、慶志は社長の座を追われてしまう。失意の中、結以を保護したという男からの連絡を待ち続ける慶志のもとに、週刊誌記者・白木広太(山口馬木也)が現れ、「あなたにかけられた呪いを解いてあげようと思ってやってきた」と話し出す。慶志と白木、ともに八神製薬創業者・八神恭一(間宮啓行)に出会ったことで、人生を狂わされた2人。白木が調べてきた事実を基に、2人は“さとり”とは何か、その能力の本質を解き明かす対話を始める。
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