永瀬廉&ミセス・藤澤涼架が「リブート」でバディに! 主人公・鈴木亮平と関わる裏組織の実行役2025/12/09 12:00

鈴木亮平が主演を務める、TBS系で2026年1月スタートの日曜劇場「リブート」(日曜午後9:00、開始日未定)に、永瀬廉(King & Prince)と藤澤涼架(Mrs. GREEN APPLE)の出演が決定した。鈴木が演じる2人の主人公とさまざまな局面で関わる裏組織の実行役を演じる。
「リブート」は、妻殺しの罪を着せられた平凡なパティシエ・早瀬陸(鈴木)が、自らの潔白を証明し真犯人を見つけ出すため“愛する家族と過去を捨て、警視庁の悪徳刑事・儀堂歩の顔に変わる(=リブートする)”という決意をし、うそと真実が入り乱れ、日曜劇場史上類を見ない怒涛(どとう)のスピードで展開していく“エクストリームファミリーサスペンス”。妻を亡くした善良なパティシエと悪徳刑事の2人の主人公を鈴木が演じ、主人公に手を貸す謎の公認会計士役で日曜劇場初出演となる戸田恵梨香が共演する。
このたび出演が発表された永瀬と藤澤が演じるのは、鈴木演じる2人の主人公と北村有起哉演じる合六亘の闇組織をつなぐ連絡役であり、バディなる冬橋航と霧矢直斗。永瀬演じる冬橋は、NPO法人「しぇるたー」職員で合六の部下。子どもを支援するMPO法人の職員は表の顔で、裏では合六の直属の部下として合六の仕事の実行役を担う。儀堂への連絡係も担当していて、合六の命令に背いていないか、監視も行う。
その冬橋と表と裏のどちらでもバディを組む霧矢役を担うのが藤澤。霧矢は並外れたコミュニケーション能力を持つ明るいキャラクターで、言葉遣いが悪く軽薄だが、冬橋の命令には忠実に従う男だ。2人は合六の命令で儀堂を監視することになり、儀堂にリブートした早瀬に密接に関わっていく。それは同時に、早瀬の違和感に近づいていくことになるのだが、果たして2人は味方なのか敵なのか。リブートした早瀬は彼らを利用して真実にたどり着くことができるのか、手に汗握る極限のやりとりが展開される。

永瀬は「また日曜劇場に呼んでいただけて本当にうれしく、身が引き締まる思いでした」と出演の喜びを語り、脚本の黒岩勉が書いた台本について「とても面白く、全体的にダークな雰囲気が漂い、複雑に絡み合ったストーリー展開なので、最初は『自分の役をどう演じようか』と考えることも忘れるほど夢中になってしまい、読み進めるうちに自然と物語の世界へ入り込んでいました」と作品への没入感を明かす。
自身の役柄である冬橋については「今まで演じた役の中で一番バイオレンスな部分を持っています。しかし、ただ暴力を振るうだけでなく、そこには内に秘めた悲しい気持ちや、ある目的があり、ただの悪ではない、葛藤を持った人間として描かれています」と分析。「彼だけではなく、登場人物それぞれに正義があるのがこの『リブート』という作品です。自分なりの正義を貫き通す冬橋という役に出会えたこと、とても光栄でしたし、プロデューサーの東仲(恵吾)さんと黒岩さんに感謝をしています」と新たな役柄に挑んでいる。
主演の鈴木を「とても頼りになる方」と言う永瀬は「一つ一つのシーンに一切の妥協をしない姿勢が本当に魅力的でした。尊敬できる部分ばかりで、共演を通して多くのことを、その大きな背中を見ながら学ばせていただきました」と敬意を表した。加えて「体格差がある分、亮平さんの持つ圧倒的なオーラや威圧感に負けないよう、冬橋としてしっかり面と向かってひるまずにいられるよう、気持ちの強さを大事にしながらお芝居をさせていただいていますので、見守っていただければ幸いです」と胸を借りながら全力で向き合う。
視聴者へ向けて「物語は怒涛の展開が続き、毎回思わず息をのむ瞬間があります。何度見ても楽しめる作品になっているので、1回目は推理しながら見ていただいて、次はすべての真相を分かった上で、このときの行動はこういうことだったんだ! と登場人物一人一人にフォーカスを当てて見ていただけると、より深く楽しめる作品になっています」と見どころを語り、「個人的に注目していただきたいのは、冬橋と早瀬との関係性の変化です。回を重ねるごとに、2人の関係性や冬橋のスタンスが変化していく様子は、僕自身も演じていて非常にやりがいを感じました。1秒たりとも見逃せない『リブート』をどうぞお楽しみに!」とアピールした。

TBS連続ドラマ初出演の藤澤は「初めての連続ドラマ出演が日曜劇場でとても光栄です。台本の読み方から学びつつ、お話を読み進めていきました」と初挑戦を振り返る。作品については「全体的にシリアスで、誰が味方で誰が敵なのか疑い深く考察したりと、ページをめくるごとに息をのむシーンばかりでひき込まれる一方でした」と感想を述べ、「そんなダークな空気感の中でも僕が演じる霧矢は他の登場人物に比べて少し抜けているというか、力みがない感じがどこか安心するような…。でもそれすらも、何か裏を持っているような…。僕自身読み進めていく中で、霧矢の内側に迫っていくのが、終盤まで非常に難しかったです」と複雑なキャラクターであることを示唆した。続けて「不器用ながらも霧矢には霧矢なりの愛情が強くあり、そんな心情が垣間見えるところにグッと来ます。そんなことを大切にしながら、霧矢を精いっぱい演じさせていただきました。あたたかく見守っていただけると幸いです」と役への思いを明かした。
また、主演の鈴木に対して「右も左も分からず体当たりで臨んでいた僕にいつも親身にアドバイスをくださり、本当にありがたかったです。演技に対しての情熱、そして現場の空気感を大切にされている亮平さんのもとで初の連続ドラマに出演できたことに、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」とサポートに感謝を示し、最後に「シリアスなシーンがたくさんありますが、何よりもこの作品の大事なテーマは『家族愛』です。この物語にもさまざまなかたちの家族があります。それぞれの愛と信念が交差していき、時にぶつかり、時に混ざり合う。そういった部分での、駆け引きの緊張感を楽しんでいただけるのではないかと思います」と作品の深いテーマに言及した。
本作を手がける東仲恵吾プロデューサーは「新たに、主人公の運命に深く関わる2人のキャストが発表されました。彼らが演じるのは“等身大の若者”。苦悩し、葛藤しながらも、今を必死に生き抜く存在です。性格は対照的でありながら、互いが欠けると成立しない。そんな唯一無二のバディでもあります」と2人の関係性を説明。
永瀬には「胸の奥に秘めた野望と信念を抱え、感情を押し殺しながらもがき続ける役」をお願いしたと言い、「静と動が交錯する複雑な人物であり、その内側の感情があふれ出し、やがて爆発していくとても難しい役ですが、以前ご一緒した永瀬さんなら必ず表現できると確信して、彼をイメージして作り上げたキャラクターです」と期待を寄せた。藤澤については「持ち前の空気を明るく照らす力をそのままに、裏の仕事に身を置きながらも不思議と陰に沈まない役を演じていただきました。リアリティーと軽やかさを併せ持つそのキャラクターは、まさに藤澤さんにしか到達できないものです」と評価する。
最後に「この2人が加わったことで、物語の中に新たな躍動と温度が立ち上がり、バディとしての存在感が一気に輪郭を持ちはじめました。いとおしくも切ない2人の関係性。そして、彼らが主人公の“敵”となるのか、“味方”となるのか。ぜひご期待ください」と締めくくった。
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